日光三名瀑の一つ霧降ノ滝の紅葉見物にたくさんの観光客が訪れ、落ち着いて写真を撮ることができなかった。
今朝起きて地元の新聞(下野新聞)を読んでいると、日光霧降ノ滝の紅葉が見ごろとの記事が掲載されていました。
食事をしながら、「行こうか、行くまいか」考える。
というのも、先月26日の休みに中禅寺湖に出かけた時に、混雑で撮影を諦めた、明智平からの中禅寺湖といろは坂の紅葉を撮りに行こうかなとも思ったからです。
でも中禅寺湖はすでにピークを過ぎてると考えて霧降ノ滝に行き先を決定。
昨日は曇り空だったが、今日は雲が多いものの青空ものぞき、暖かな陽射し(気温15℃)に誘われて、8時25分に自宅を出発、9時10分に霧降ノ滝駐車場に到着しました。
まだ、時間的に早いこともあって、大型観光バスの姿もなく、乗用車が数台駐車している程度でがら空きの状態。
すでに観爆台の方から戻ってくる人の姿も。
カメラの準備をし真直ぐに滝正面の観爆台へと脚を向けると数人のカメラマンや観光客とすれ違う。
この観爆台へと向かう道も、いつもだと綺麗に紅葉しているのだが、今年はほとんど枯れてしまっている。
秋雨前線による長雨、台風21号、22号による風で葉が落ちてしまったようだ。
滝の入口にある駐車場や「山のレストラン」の周囲も、昨年に比べると色づきなく鮮やかさがない。
観爆台に到着し、三脚にカメラをセットし撮影を始める。
この時には10名弱のカメラマンと観光客が、カメラやスマホなどを滝に向けて、記念撮影をしたりと、鮮やかに色づいた滝の周囲の紅葉を楽しんでいました。
場所が空くのを待って、高さ100m以上はあろうか、という絶壁の上に設けられた突端の観爆台の右端の一番前に三脚とカメラをセット、高さ75mの滝と紅葉を撮影。
撮影に集中していると、徐々に観光客の姿が増え、いつの間にか私の右後ろのわずかな隙間に三脚をセットし、滝にカメラを向け撮影しているカメラマンの姿が。
後ろの人の撮影の邪魔にならないように配慮しながら、レンズを変えたりして撮影するが、他の観光客などが気になり、撮影に集中できず三脚を撤収し、後ろで撮影していたカメラマンに場所を譲り、「山のレストラン」へ戻りこちらでの紅葉を撮影することにしました。
私の記憶によれば、昨年はこの周辺の紅葉も色鮮やかで綺麗だったのですが。
今年はくすんでしまっています。
この時には、すでに「山のレストラン」前の駐車場は満杯、定期バスやタクシから降りる観光客があちらこちらに。
やはりこのような観光スポットで、落ち着いて撮影するには、観光客が動き出す朝の早いうちに行動を起こさないとだめですね。
と、わかってはいるのですが、朝の弱い私にはそれができない。
「山のレストラン」周辺には、カメラを向けたくなるような紅葉もなく、撮影を終わり駐車場の車に戻ると、目の前の樹にお猿さんがあらわれ、「これはチャンス」とカメラを向けるも、枝から枝へと素早く移動し、山の斜面を下の方へといってしまいました。
深い樹々の枝や枯れ葉に覆われ、残念ながらお猿さんの姿をハッキリとらえることができず、写真を撮ることができませんでした。
観爆台からの滝と紅葉の全景。後方は日光連山です。
霧降川が高さ75mの霧降の滝へと流れ落ちる。
下段の滝と紅葉を望遠レンズで撮影
霧降川にかかる霧降の滝は、上段が25m、下段が26mです。
山のレストラン展望台からの滝(上段)と紅葉
霧降ノ滝の正面に設けれている観爆台。
高さ100m以上(⁉)ある絶壁の上にあります。
この場所は3段ある一番上の場所、この先に2弾目と、障害物がなく滝を真正面に観られる見晴らしの良い1段目があります。
高所恐怖症の方は絶景を楽しむどころではないかもしれません。
私も高所恐怖症、初めて訪れた時は、谷底が見える恐怖で局部がチジミあがりました。
何度か訪れている間に慣れたのでしょうか、今日は恐怖を感じず、絶壁の谷底が見える観爆台の突端で写真を撮っていました。
でも後から思い出すと思わず恐怖心でチジミあがります。
山のレストランの裏側ここにも滝を見渡せる狭い展望台(数名程度)があります。
展望台よりも「山のレストラン」で食事やお茶を飲みながら、仲間と談笑しながら滝と紅葉を眺めるほうが楽しいかと思います。
この場所(標識の手前)には滝つぼに下りる道があるのですが、今は危険なため立ち入り禁止になっています。
私が写真撮っている脇で、同年代くらいのご夫婦らしき人が、「30年くらい前は滝つぼに下りた」そのような話をしていました。
山のレストランレストラン正面。この右側観爆台への入口があります。
山のレストラン脇の楓が深紅に染まっています。遠方には日光連山が見えます。
駐車場のロータリー中央にある樹。昨年はもっと鮮やかだったのですが。
霧降の滝は、華厳の滝、裏見の滝と並んで日光三名瀑の一つに数えられています。
霧降川にかかるこの滝は、上下2段になっていて、上段が25m、下段が26m、高さ75mの滝あり、下段の滝がまるで霧が振られるように水が岩にあたり、飛び散って流れ落ちる様子から「霧降の滝」と名付けられたようです。
下記のリンクは、昨年の全く同じ日11月2日に撮った「霧降ノ滝」の紅葉です。
よかったらこちらも見比べてみてください。
昨年との違いが判ると思います。
今年の紅葉は色鮮やかさに欠けるので、写真加工ソフトにより若干加工しています。
悪しからず!!