初めてみる蜘蛛のような姿をした「マンサク」に驚き。
河津桜を撮っていると、東口広場の西側に黄色に染まった、高さ5mほどの木が目に入ってきました。
何だろうと思いそばに寄って行くと、そこには何とも奇妙な姿をした黄色い花が、木全体を丸々と包み込んでいました。
その姿は、手足の長いクモが、たくさん木にとりついているように見えました。
木に葉はついておらず、裸木に黄色い奇妙な姿の花がついている。
私は初めてみる花に驚き、魅了されシャッターを切っていました。
この公園には何度も訪れていますが、いつも葉を緑が深まった時期に見ていたので、このような花をつけていることなど知らないでいました。
マンサクは、まるで冬枯れしたような枝に、葉より先に黄色い花を咲かせ、春を告げる低高木の落葉樹です。
黄色に染まったマンサクの木です。
樹高は5、6mでしょうか。
マンサク(満作、万作、金縷梅、学名: Hamamelis japonica)は、マンサク科マンサク属の落葉小高木。
日本の太平洋側から九州に分布し、日本各地の山林に自生している。
マンサクの語源は諸説あり、早春に咲くことから、「まず咲く」「まんずさく」が東北地方で訛ったものともいわれている。
英名:Japanese witch hazel
Wikipediaより
<亜種・変種・品種>
- オオバマンサク H. j. subsp. megalophylla
- マルバマンサク H. j. subsp. obtusata
- 北海道南部から日本海側に分布する亜種。
- ウラジロマルバマンサク H. j. var. discolor
- 北陸地方に分布する変種。
- ウラジロマンサク H. j. var. glauca
- 近畿・中部地方に分布する変種。
- アテツマンサク H. j. var. bitchuensis
- 中国・四国地方(愛媛県)に分布する[2]変種。萼片が黄色(マンサクの萼片は暗紫色)[2]。葉の両面に星状毛がある[2][3]。環境省のレッドデータブックでは、準絶滅危惧(NT)[4]。「アテツ」は岡山県の旧阿哲郡から、種小名の bitchuensis は備中国から。青龍寺に原木がある。
- アカバナマンサク H. j. f. incarnata
- 花弁の赤い品種。
マンサク属(マンサクぞく、学名: Hamamelis)は、マンサク科の属の一つ。東アジアと北米に分布し、4種ほどに分けられている。
- マンサク Hamamelis japonica
- 日本固有種。
- シナマンサク Hamamelis mollis
- 中国原産。花の芳香が強く、冬の枯れ葉が春まで落ちずに残る特徴があり、日本でもよく植栽される。日本のマンサクとの雑種 H. x intermedia には多くの園芸品種が作出され、よく栽培されている。
- ハヤザキマンサク Hamamelis vernalis
- アメリカマンサク (ハマメリス)Hamamelis virginiana
- 北米原産。マンサクによく似るが、花は秋に咲く。葉・樹皮のエキスは収斂薬や化粧水として古くから使われている。