サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

新種か、日光で見つけた真白な蝶!?

新種発見か!?
~真白な身体に真白な翅をもつチョウ~

連日暑さが続く先月、写真撮影を兼ねて涼を求め、奥日光の霧降高原と戦場ヶ原へ行ってきました。

そこで偶然に見つけた真白な身体と翅をもつ蝶(それとも蛾)を見つけました。

翅を広げた大きさは約3cm程度でしょか(実際に測っていません。私の感覚では)。本当に小さなチョウなので、周りをよく観察して歩かないと見落としてしまいます。

私は花の撮影が目的で訪れたので、足元の小さなを見逃さないように歩いていたので、高山植物の中に隠れたこの小さな生き物を派遣することができました。

多くの登山者やハイカーは気づかずに通り過ぎてしまうのでしょうね。

足下に咲く小さな花を探しながら歩いていると、高山植物の中に白いものが目に入ってきました。

何だろうと思い近づいてよく見ると、それは真白な蝶(!?)でした。

私は見たことがないチョウに新種かと思いカメラを向けシャッターを切りました。

かなり接近(約10~20㎝程度)して撮ったのですが、逃げもせずジッと翅を休めていました。

この記事を書くにあたって、インターネット上で調べてみましたが、似たような種類はいるのですがちょと違う感じです。

なのか。

なのか。

変種なのか。

名前もわかりません。

撮影場所は、1枚目が日光霧降高原、2枚目は日光の戦場ヶ原です。

ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。

 

<2018年7月15日 日光霧降高原丸山山頂(標高1689m)付近で撮影>f:id:sabuyan1953:20180808165733j:plain

<2018年7月19日 日光戦場ヶ原泉門池(いずみかどいけ)光徳線歩道(標高1395m)で撮影>

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2枚とも撮影場所、撮影日時はは違いますが同じ種類かと思います。

真白な胴体と翅に、真黒な丸いお目目が何とも可愛らしいです。

背景がわかる程度に目いっぱい拡大トリミングをしました。

 

最後にもう1枚
おまけです。

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こちらは7月9日、同じく霧降高原の「キスゲ平」で撮影した、ヨツバヒヨドリの花で吸蜜(⁉)していた、これも小さく真白な昆虫です。

蝶なのか、バッタのような気もします。

 

 

翅の模様が美しいキアゲハ蝶を撮る

 先月中旬、日光国立公園の戦場ヶ原へホザキシモツケの写真を撮りに行ってきました。

ホザキシモツケの写真を撮りながら木道を歩いていると、ノアザミの中を飛びまわる、翅の模様が美しい1匹のチョウがいました。

アゲハチョウです。

翅を‶パタパタ‶と動かすものの、なかなか翅を広げた状態で静止してくれませんでしたが、翅を閉じた姿も素晴らしく美しいです。

ひときわ美しく鮮やかな色彩で、花々の中にいてもすぐに目につきます。

アゲハの中でも一番色彩が豊ではないでしょうか。

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私は、色が黄色いから「キアゲハ」と思っていましたが、そうではないそうです。

これとそっくりな蝶「アゲハ(ナミアゲハ)」がいます。
キアゲハは名前のとおり黄色みが強い模様をしていますが、個体差があり色で判別するのは難しいようです。

【アゲハ(ナミアゲハ)の写真】

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ずかんづくりさんの「【心の図鑑】 アゲハチョウの仲間13種類」から引用>


判別の方法は翅の付け根にある模様(下の写真の赤丸部分)で判別するそうです。

「アゲハ(ナミアゲハ)」は、上の写真でもわかるように、この部分が縞模様になっています。

一方「キアゲハ」は、この部分が下の写真のように塗りつぶされてハッキリしていません。

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ナミアゲハ(Papilio  xuthus)は日本における代表種で、人家の周辺でもよく見られ、私の家の花壇にも時々訪れますが、写真を撮ろうとカメラを準備している間に立ち去ってしまい撮れないですね。

 

那須塩原ユリパークに広がる紺碧の空

真青な空が広がるユリパーク(ハンターマウンテンスキー場)

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毎年、ここユリパークにユリの花を撮りに来ると突然の雷雨に襲われ、慌てて引き上げるのだが、今年は素晴らしい天気に恵まれて、ゆっくりとユリの花を撮影することができました。

真青な空と真白な雲のコラボレーションに、清々しい気分になりカメラを地上から空に向けました。

 

 

御朱印集めはじめました。

心の平穏と落ち着きを取り戻した御朱印集め

 

私が御朱印に興味を抱き始めたのは4、5年ほど前でしょうか。

私の家系は代々神徒なのですが、「御朱印」なるものが存在することすら知りませんでした。

初めて御朱印の存在を知ったのは、御朱印ガールがマスコミなどで取り上げられ、世の中で脚光を浴びるようになったころです。

興味はあるもののなかなか実行には移せずいました。

今年になり、職場の同僚の女性から「御朱印を集めているよ」と話を聞かされ、LINEで御朱印の写真を見せてもらい、その素晴らしさに心打たれました。

御朱印を眺めていると、何とも言えない心の平穏・落ち着きを取り戻すことができました。

そして御朱印集めを実行に移す決意をしました。

初めて御朱印を頂いたのは、「筑波山梅まつり」が開催されている筑波山に、梅の写真を撮りに行ったときでした。

 この時筑波山神社では、梅まつりの特別御朱印を発行していました。

sabuphoto.hatenablog.jp

 
行く前から今日は御朱印を頂いてくるぞと決意していたものの、いざ頂こうとすると決意が鈍り、更に御朱印受付の社務所前に並んでいるのは女性ばかりで、男の私が入ってはいけないような雰囲気、というか恥ずかしさが先行し列に並ぶのに躊躇してしまい、ほとんどの女性がいなくなった最後尾に並び、ようやく御朱印を頂いてきました。

はじめての御朱印集めで、どのようにお願いしていただいたらよいのか、要領がわからずに受付で戸惑ってしまいました。

その時の戸惑った様子も3月19日の記事で書いています。 

sabuphoto.hatenablog.jp

 

sabuphoto.hatenablog.jp

ということで初めて御朱印を頂いたのは今年の3月15日、「筑波山神社梅まつり」の特別御朱印です。

その後、6月13日に栃木市の「太平山神社あじさい祭」の特別御朱印、6月21日に「太平山神社」の御朱印を頂いてきました。

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現在のところ、2社(筑波山神社と太平山神社)3種類の御朱印保有しています。

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上の写真を見ていただければわかるように、御朱印帳の日付が前後していますが、これは「梅まつり」の特別御朱印と「あじさい祭」の特別御朱印を頂いた時には、御朱印帳がなく御朱印だけを頂いてきて、6月に太平山神社の御朱印を頂いた時に、太平山の御朱印帳を買い求め貼り付けたため、このような状態になってしまいました。

 <6月に太平山神社で頂いた御朱印

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 <太平山神社の御朱印帳>

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当然頂いた日付順にしていくのが正しいのでしょうが、仕方なくこのような状態になってしまいました。

完璧主義者ではないですが、順番が逆になってしまい、ちょとスッキリしないところがあります。

御朱印を集めている皆様はどう思われますか。

日付順にした方がいいですよね。

このような場合どのように保存したらいいのでしょうか。

別々に保存したほうがよいのでしょうか。

このことを、私の御朱印集めの後押しをしてくれた同僚の女性に話すと、うん~と考えた後に「自分が納得できればいいんじゃない」と言ってくれました。

私が御朱印集めを始めることになった一番の理由は、心の平穏」「落ち着き」を求めたかったからです。

この頃は、仕事上の人間関係からのストレスで、ある同僚の仕事の仕方、取り組み方にイライラし、その不満を別の同僚にぶちまけ、「心の健康のためにも気にしない方が良いよ。私も気にしないようにしている」と慰められ(というか諭され)、心は荒み、情緒不安定の状態でした。

でもこの御朱印集めを始めてから「心の平穏・落ち着き」を徐々に取り戻すことができ、今ではイライラすることもなく、毎日楽しく仕事をしています。

これも御朱印のおかげかなと思っています。

御朱印を見ていると、なぜか心が穏やかになっていくのを覚えます。

写経にも興味があり今後やってみたいと思っている一つです。

これからも御朱印集めは「心の平穏・落ち着き」のために継続していくつもりです。

集めるだけでなく、感謝の気持ちを込めしっかりと参拝もしないと。

最後に私に御朱印集め決断の後押しをしてくれた同僚に感謝です。

ありがとう!!

 

 

 

 

渡りをする蝶「アサギマダラ」~Part2~

またまたアサギマダラに出合いました。

7月26日に「ゆり博」が開催されている、那須塩原市ハンターマウンテンユリパークへ百合の花を撮りに行ってきました。

そして思いもかけず、渡りをする不思議な蝶「アサギマダラ」に再会することができました。

ユリを撮りながらパーク内を歩いていると、看板か標識らしきものが立っているのが目に入ってきました。

最初はパークの案内標識か注意標識程度にしか思わず、気にもしていませんでした。

それよりも目の前のショウブとタチアオイに魅かれ、そちらの写真を撮っていました。

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<ショウブ>

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タチアオイ

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<立てられていた看板>

ショウブとタチアオイの写真を撮っているときに、1組のご夫婦(!?)らしき人が、この看板の前に立って話をしている姿があり、その姿を横目で見て気になりはじめました。

「なにがあるのだろう」と。

その看板があるのは、写真のようなパークの外れの野草がたくさん茂っている場所、ほとんどの人が立ち寄ることもなく素通りしています(順路から少し外れている)。

私は気になったので、雑草しか茂っていないその看板のところまで行ってみました。

すると、なんと~ “アサギマダラ飛来中“との案内が。

やった~(^▽^)/

またアサギマダラを見れる(撮れる)と。

しかしアサギマダラの姿が見えません。

ヨツバヒヨドリの花がたくさん咲いている左へ少し移動して探すと、いました雑草の中に隠れ花の蜜を吸っているアサギマダラが。

数は3、4匹ほどでしたか。

夢中で写真を撮っているといつの間にか5,6人ほど人が集まってきていました(私と同年代くらいのお年寄り)。

順路から外れて奥まった、雑草しか茂っていないような場所に。私がカメラを構え写真を撮っているので気になったのかな。

それにしてもお年寄りは賑やかだ。
ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃとしゃべりまくる。

これが野鳥だったら‶アウト‶終わりだ~。

場所を譲り、本来の目的のユリの撮影にシフト。

 

 <ヨツバヒヨドリの花で吸蜜するアサギマダラ>

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撮  影  日:2018年7月26日
撮影場所:栃木県那須塩原市ハンターマウンテンユリパーク

 

アサギマダラは、毒性の強い(アルカロイド)ガガイモ科の植物をを食草とし、雄はフジバカマによく集まるようです。

フジバカマには、ピロリジジンアルカイドという毒性の物質が含まれていて、雄はこの物質を取り込まないと性フェロモンが分泌されず、子孫を残せないようです。

ここユリパークでも、日光キスゲ平でも、ヨツバヒヨドリの花にしか集まっていない理由がわかりました。

周囲にはユリやショウブなどの花がたくさんあるにも関わらず。

アサギマダラは2000㎞以上も長距離移動をします。

初夏から夏にかけ本土で過ごしたアサギマダラは、秋になると暖かい南西諸島や台湾へ長距離移動をします。

なぜ長距離移動をするのかはまだ解明されていないようです。

長い間アサギマダラは、ギジョランを食べて越冬すると考えられていました。ところが沖縄本島で観察をしていた人が4月の中・下旬ころと秋の10~11月のある日、突然ものすごい数のアサギマダラが現れたと思ったら、数日で全く見られなくなったそうです。その後、食草を調べましたが卵も幼虫も発見できなかったそうです。

このことから、沖縄で見られたアサギマダラは、集団で移動する途中に立ち寄っただけではと考えられました。

そこで、1980年から鹿児島をはじめ全国の有志によって、翅に油性ペンでマーク(マーキング)をつけて放し、次にその蝶が見つかったところを結び移動経路を調べようという調査が開始されました。

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<マーキングしたアサギマダラ>
(驚異の飛翔2200㎞アサギマダラの神秘より)

その結果,アサギマダラは春に北へ、秋に南へ移動することが判明しました。

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<分かってきた渡りのルート>
(驚異の飛翔2200㎞アサギマダラの神秘より)

海を越えていく、命を懸けた物凄い旅ですね。

こんな小さなチョウのどこにそのパワーが秘められているのでしょうか。

〇 アサギマダラのマーキングのやり方(マニュアル)は「信州アサギマダラ研究会」のページで詳しく説明されています。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/J-BAT/asagi/asameth.htm

 

〇 「生きもの情報ナビ」さんのページも参考にさせていただきました。こちらには幼虫のことも書かれています。

http://living-creature.com/chestnut-tiger/ 

 

 よかったらこちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。

sabuphoto.hatenablog.jp

 

 

 

渡りをする蝶「アサギマダラ」を撮る

1日に200㎞の長距離を移動する「アサギマダラ(浅葱斑)」の美しさに魅了されシャターを切る。

日光霧降高原のキスゲ平で花の写真を撮っていると、ひときわ鮮やかな美しい翅を羽ばたかせ、花から花へと舞うチョウが目に飛び込んできました。

翅には鮮やかな色彩模様があり一瞬でその虜になり、カメラで追い続け夢中でシャッターを切り続けていました(連写も含め60枚以上)。

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そこへ若い二人ずれの女の子がやってきて、教えられずにはいられず、「そこに綺麗なチョウがいるよ、撮ったら。」と声をかけていました。

女の子たちは、花の中にいるアサギマダラをを見つけ、手にしていたiPADスマホで写真を撮って行きました。

この時、私はまだこの蝶の名前を知りませんでした。

「アゲハチョウ」の1種だと思っていました。

先日行った那須塩原のユリパークの「ゆり博」までは。

そこで初めて「アサギマダラ」という正式の名前を知ることになりました。

そして皆様にも知っていただきたく、「アサギマダラ」単独の記事として投稿することにしました。 

ご存知の方はそのまま写真をご鑑賞いただければ嬉しいです。

アサギマダラ(浅葱斑)とはどのような蝶なのか調べてみました。

分類:チョウ目タデハチョウ科マダラチョウ亜科

学名:parantica sita

Wikipediaから引用

特徴

成虫の前翅長は5 - 6㎝ほど。翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が走る。この白っぽい部分は厳密には半透明の水色で、鱗粉が少ない。和名にある「浅葱」とは青緑色の古称で、この部分の色に由来する。

翅の外側は前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並ぶ。

オスとメスの区別はつけにくいが、オスは腹部先端にフェロモンを分泌するヘアペンシルという器官を持つ。また翅を閉じたときに、尾に当たる部分に濃い褐色斑がある場合があるが、これは性票で雌にはない。これで雌雄の同定が可能である。

アゲハチョウ科の様に細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、また、人をあまり恐れずよく目にするため人気が高い。日本昆虫学会による国蝶選定の際に、ナミアゲハやアオスジアゲハ等と共に候補に選ばれたが結局はオオムラサキが選定された。

夏から秋にかけてはフジバカマヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物の花によく集まり、吸蜜する姿が見られる。

日本の南西諸島から東南アジアにかけて分布するリュウキュウアサギマダラは、「アサギマダラ」の名が付くが、リュウキュウアサギマダラ属に属する別属のチョウである。

幼虫はガガイモ科のギジョラン、イケマなどを食草としています。ガガイモ科の植物はどれも毒性の強いアルカイドを含み、アサギマダラはこれらのアルカイドを取り込むことで自らの身体を毒化し、食べられないよう敵から身を守ているようです。

アサギマダラの幼虫、蛹、成虫ともに鮮やかな体色をしていますが、これは毒をもっていることを敵に知らせるための警戒色と考えられています。

人間の世界においても「綺麗な花には毒がある」とよく言われていますよね(!?)。

(私の記憶では。間違っていたらごめんなさい。)

この意味することは、「綺麗な花や高嶺の花に下手に手を出すな、痛い目に合うよ、分相応にして起きないさ。」というようなことでしょうか。

でもこちらのアサギマダラは無害で手に触っても大丈夫だそうです。

成虫がよく集まるフジバカマにはピロリジジンアルカロイドと呼ばれる毒性のある物質が含まれ、雄は性フェロモン分泌のために、ピロリジジンアルカイドの摂取が必要と考えられています。

アサギマダラは日本全土から朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈まで広く分布(標高1,000m以上の高地に生息)しています。

ちなみにここキスゲ平は標高1,335mです。

移動の研究・調査結果から、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見されています。また少数だが初夏から夏にかけて逆コースで北上してくる個体も発見されているようです。

調査の方法は、捕獲したアサギマダラに捕獲場所、捕獲日時、連絡先などをマーキングし放蝶するという方法で個別識別を行っています。

このようにアサギマダラはチョウの中では特異な長距離移動します。

直線距離で1,500㎞以上移動した固体や、1日あたり200㎞以上の速さで移動した固体も発見されています。

2011年10月10日に和歌山県から放たれたマーキングしたアサギマダラが、83日後の12月31日に約2,500 km離れた香港で捕獲された実例もあるようです。

世界第2位の長距離移動の記録だそうです。

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<マーキングし日本で放たれ香港で捕獲されたアサギマダラ>

 

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翅をバタバタして吸蜜をしている。

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翅を広げた姿、この模様が綺麗ですね。

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翅をビッシと真直ぐに空に向けています。

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いまにも飛びだそうとしている(!?)
そこにハチが飛び込んできました。

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2匹のアサギマダラが、別々の花で並んで吸蜜をしていました。
その間にはハチの姿も。
この場所では、他にも数匹のアサギマダラが舞っていました。

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<浅葱とは>
伝統色のいろは-Toraditional colors of Japan-さんからの引用

 URL:https://irocore.com/asagi-iro/

浅葱とは薄いねぎの葉にちなんだ色で、葱藍 たであいで染めた薄い藍色のことです。平安時代からその名が見られる古くからの伝統色です。

葱」と「黄」の字を混同されて『浅黄』と表記されている古実書もありますが、これは完全に誤用です。江戸時代の有職故実 ゆうそくこじつ研究家の“伊勢貞丈 いせ さだたけ”も、自身の随筆『安斎随筆』に「アサギと云ひて浅黄を用ふるは誤りなり、浅葱の字を用ふるべし」と記しているように、この2色はまったくの別の色になります。ちなみに『浅黄』は「うすき」と読まれる文字通り薄い黄色の伝統色です。

有職故実は、朝廷や公家、武家の行事や法令・制度・風俗・習慣・官職・儀式・装束などの先例、典故。また、それらを研究する学問。

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ーあさぎいろー

 

この記事を書くにあたっては下記を参照させていただきました。

〇 かしばんさんのブログ

http://crepsley.net/sample-page/

〇 My favoriteさんのブログ

http://crepsley.net/post-800-asagimadara/

〇 ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/アサギマダラ

日光キスゲ平へ「ニッコウキスゲ」を撮りに行って豪雨に見舞われる。

ニッコウキスゲの写真撮影、土砂降りの雨に見舞われ、全身ビショビショになって帰ってきた

はじめに、この度の「西日本大雨」で土砂崩れや洪水の被害にあわれた方 、亡くなられた方にお悔やみ申し上げます。

そして1日も早く復興し普段の生活に戻られることを願っています。

7月9日、日光キスゲ平にニッコウキスゲを撮りに行ってきましたが。

ニッコウキスゲ」はほぼピークを過ぎ、咲いていたのは天空回路のC地点からE地点までのう回路にある「補植地」と、ごく一部の場所だけでした。

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ニッコウキスゲに代わってシモツケ、ショウブやギボウシなどが花を咲かせていました。

まずはレストハウス内にある情報センターで、花の開花状況の情報収集を行い、天空回路のゲイトをくぐり園内に入りました。

ニッコウキスゲの姿は全くなく、ギボウシシモツケ、ショウブ、チダケサシなどの花が開花していました。そうした花を撮影しながら情報センターで教えていただいたニッコウキスゲの補植地へと向かいました。

ここでは、まだたくさんのニッコウキスゲが花を咲かせ、クルマユリチダケサシと、その美しさを競っている姿に魅了され、しばらくの間夢中になってシャッターを切り続けている自分の姿がありました。

 

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キスゲ平園地にはこのようにガスがかかり、小丸山の展望台、赤薙山や丸山の山頂を見ることができません。

 

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このレストハウス内にある情報センターで情報取集

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シモツケの花で吸蜜する蜂

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クガイソウ

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チダケサシ

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コバギボシ

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ノバナショウブ

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オオバギボウシ

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ジャノメチョウ

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カラマツソウかな

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イタドリニッコウキスゲ

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セセリ蝶ですかね。

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天空回路からの眺望(日光市内)

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天空回路の階段。まだ半分程度の約700段

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約700段目にある東屋(休憩処)から天空回路を見上げる。
急な階段を天に上っていく感じ、ガスで先は見えません。
小丸山の山頂にある展望台まで一気に上りきる人はいません。
途中にある展望台で景色を眺めながら休憩をしたり、階段途中で脚を止め数回休みながら上り、山頂の展望台に着いた時には汗びっしょり、息はゼイゼイ・ハアハと荒げ、心臓はバクバクと鼓動を打っています。
でも上りきった時の爽やかさと、達成感を忘れることはできません。
これで天気が良く晴れあがっていれば素晴らし眺望に感動します。

階段:1445段
高低差:240m
時間(往復):約90分
距離:約1㎞程度

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天空回路途中にある展望台から。山頂の展望台はまだまだ先です。

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山頂展望台の下で咲いていた「ヒメシャジン」。青紫色した小さく可憐な花です。

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ヒメシャジンの花に隠れバッタがいました。

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ヒメシャジンの群れの中に1輪のクルマユリが咲いていました。

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コメツツジの花の蜜を吸うハチ

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真黒などんよりとした雲が垂れ下がってきました。
階段を上がっている最中にもポツリ・ポツリと雨が落ちてきましたがこの時は止んでいました。
この時に下山をしていればと後から思い知らされました。

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展望台からの眺望の案内
ここには合言葉が書かれていて、見てきた人に「登頂記念証」が発行されるそうです。

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丸山山頂(標高1,689m)
この時点ではまだ山頂が見えていました。
ここで丸山から下山したきたご夫婦としばらく話をし「30分くらいで行けるよ」と。

キスゲ平には何度も訪れているが、まだ丸山山頂に登ったことがないので、山頂からの景色を撮りたく登ることを決断しました。

この時にご夫婦が、「雨がポツ・ポツ落ちてきたので途中で引き返した」とも話していたことが、この後の出来事を物語っていました。

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キスゲ平園地の全景
遠方に大山と大山牧場が見えます。

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小丸山山頂に設けられた鹿進入防止のゲート。
キスゲ平園地は、鹿の食害防止のために柵が設置されています。

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小丸山(標高1,601m)の山頂

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真直ぐに尾根を登っていくと赤薙山、女峰山へ。
私は、丸山山頂を目指し右側の道を行きます。
ここで再び雨がポツリ・ポツリと落ちはじめ本降りの様相を呈してきました。
引き返し下山するか迷いましたが、山頂はすぐ目前諦めきれず、まだ大丈夫と甘い判断をし決行しました。

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雨は弱まったり強く降ったりを繰り返し登山道はこのような状況

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丸山山頂まで約150mの地点

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空はこのような状況で青空も見えます。
この青空が私の判断を狂わせてしまった。
この雲を見ればすぐに下山すべきところを、山頂はすぐそこと脚を山頂へ向かわせてしまった。
ここで2度目の判断ミス

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この階段を上がればそこは山頂

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ようやく丸山山頂に到着しました。
ここまでの所要時間約20分弱、途中で出会った人と話をしたり、写真撮りながら上ったのですが、登山道も急こう配や難所もなく昇りやすいコースだったので、意外と早く着きました。

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登りはじめた時には見えていた山頂も、着いた時には視界は30m~40m程度まで落ち、山頂からの景色を撮ることはできませんでした。

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雨が本降り激しく降りだし雷“も鳴りはじめました。
もうこれ以上山頂にいるのは危険と感じ急いで下山を開始しました。
この先の下山する道の選定を誤り滑って転倒しズボンと右手は泥だけに。
左手に持っていたカメラは無事でした(よかった)。

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約13分で天空回路まで下山。
すでにここには誰もいませんでした。
雨はバケツをひっくり返したような土砂降り、雷は響き渡り全身ビショビショ、階段は雨が流れ落ち、急いで下りる私に階段を踏み外したような錯覚を与える。
途中にある休憩処では数人の人が避難していましたが、すでに全身ずぶ濡れとなっていた私は、素通りしレストハウスまで直行しました。
レストハウスでも多くの人が避難していました。
汗拭きように持って行ったタオルをカメラにかぶせています。

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レストハウスでは多くの人が雨が上がるのを(!?)待っていましたが(たぶん雨は上がることはなかったでしょう)、ずぶ濡れ状態の私は待っていても仕方ないので、用を足し駐車場へ直行し帰宅の途につく。
この写真では雨の状況があまりわかりませんが、向かいのクルマの屋根で跳ね返る雨を見れば雨の状態がわかると思います。
泥だらけでずぶ濡れの私は車のシートを保護すべく、荷物室に敷いていたレジャーシートを引っ張り出し運転席に敷きました。
その間も雨は容赦なく降り注ぎ車の車内も濡らしていきます。
着替えを持ってきていない(たとえ持ってきていたとしても着替えた瞬間にずぶ濡れ)私は、ずぶ濡れの状態で運転席につきエンジンをかけ出発。

 

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市内まで下りてきて、日光市内のだいや川沿いから撮ったその時の日光連山の上空は真っ黒な雲で覆いつくされていました。
日光市内は青空がのぞき道路も乾いています。
レンズが下山するときに雨で濡れ曇ってしまっています。

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こちらは朝の日光連山上空の様子です。

 

西日本や北海道の各地では記録的大雨による被害が続いていましたが、関東地方では早々と梅雨も明け雨が降らず、ダムも渇水状態となり、一部で取水制限も出されいますが、この豪雨で解消されるのではないかと思ったくらいです。

キスゲ平から日光市内へ下る道路は川のようになり、濁流となり激しく道路を流れ下り、クルマが跳ね上げる雨水は滝のように車を覆いつくし、慎重な運転を強いられます。

その豪雨も大江戸温泉まで下りてくると小降りとなり、道路も濡れている程度、先ほどまでの濁流が嘘のようです。

チロリン村まで下ると、雨はピタリと止み(というか降っていない)、道路は乾燥していました。

市内に入ると道路は乾燥し青空がのぞき全く雨の降った様子はありません。

気温は30度ほどありましたが、ずぶ濡れの身体はその熱さを感じることなく、むしろ寒さを感じわずかに震えていました。

家につき着替えカメラバッグの中身を取り出すと、中にいれていたカメラの取説や花図鑑などの本、カメラの手入れ用具など備品が雨で濡れている状態でした。

こういった突然の雨に備えて、カメラのカバー、バッグ用のカバーや収納方法を考えないといけないなと痛感させられました。

この時に気がついたのですが、カメラバッグの中に携帯用の簡易雨衣を入れていたのをすっかり忘れていました。

普段使うことがないので記憶にもなく、まったく思い出しませんでした。

こんなにずぶ濡れになることもなかったのに(泣)

以上で今回の霧降高原キスゲ平での撮影行の報告を終わります。

最後に記録的大雨により西日本では多くの方がなくなられました。

亡くなられた皆様のご冥福をお祈りします。