紅葉が見ごろを迎えた日光はどこも大渋滞 、だからこそできた第2いろは坂の紅葉の撮影
今回は日光の渋滞と紅葉について記事を書いていきます。
いろは坂が紅葉の見ごろを迎えた10月28日(日曜日)、友人が写真展を開催している奥日光湯元ビジターセンターへ、写真展(本日が最終日)の撤収作業を手伝いに向かいました。
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紅葉の時期の日曜日ということで、日光市内の渋滞が予想され朝早くに出発し、奥日光や第2いろは坂の写真でも撮って時間まで過ごそうと思いましたが、朝の苦手な私は結局8時になって自宅を出発しました。
日光市内の渋滞を避け、土沢I/Cから日光宇都宮道路にのり奥日光湯元を目ざしました。いつもより交通量は多いものの渋滞もなく順調に日光の料金所に到着、すると料金所の掲示板に「渋滞6㎞の表示」があり、料金所の先は車が詰まっていて、ETCレーンも通過できず車列ができていました。
私はここで行き先の変更を考え、料金所の手前から側道を日光市内へおり、日光霧降高原「霧降ノ滝」へと向かいました。
霧降ノ滝へと目的地を変更したのは、一つはほとんどの観光客は第2いろは坂「明智平ロープウェイ」からの紅葉見物が目的で霧降の滝は穴場、2つ目は午後になればいろは坂の渋滞のピークは過ぎるだろうと思ったからです。
この判断が大きな間違いであったことを後から思い知らされました。
霧降高原「霧降ノ滝」への道路は、思惑どおりに渋滞もなく順調に進み、9時前に到着しカメラを準備し写真撮影を開始しました。
こちらの紅葉はどうかなと思ったのですが、見事に紅葉のピークを迎えていて、鮮やかなに彩られた滝の写真(上の写真)を撮ることができました。
霧降高原霧降ノ滝の写真は後日アップしたいと思います。
霧降の滝での写真撮影は、午前11時半頃に終わり昼食をとり、友人との約束の撤収作業に湯元ビジターセンターへ向かいました。
撤収作業をはじめる15時には、まだ2時間以上あるので余裕と構えていたのですが、日光市内へと下りてきた瞬間、その余裕はもろくも崩れ去りました。
湯元へ行くのには、世界遺産「日光山内(二社一寺)」の「神橋(しんきょう)」を通過しなければなりません。
「神橋」の交差点を中心に日光山内へ向かう道路は、どこも渋滞している状況でした。
この先に世界遺産の「日光東照宮」、「二荒山神社」、「輪王寺」があり、そこの駐車場に入る空き待ちの車で、長い車列ができていました。
私はここの分岐でUターンをし別の道へと回りましたが、こちらも渋滞している状況。
さらにUターンし日光市内の国道と平行に走っている裏道へと回りましたが、こちらも渋滞していて、もう他に選択する道はなし諦めて後ろに並びました。
日光市内の国道の渋滞状況。
右側の車線に並んでいる車は、ほとんどが日光東照宮の駐車場に入る右折待ちの車で、信号の先も駐車待ちの車でビッシリと詰まっています。
世界遺産「神橋」の交差点手前の信号。
「神橋」の周囲はこのように世界中からの観光客で混雑しています。
私はここの交差点を左折し中禅寺湖へと向かいかました。
ここからは渋滞もなく順調に車を走らせることができました。
第2いろは坂までは。
代わりに反対車線が清滝I/Cの先まで大渋滞していました。
神橋の紅葉。
中禅寺湖へ向かう道路は渋滞が解消されましたが、反対車線は渋滞しています。
清滝I/C付近の紅葉
清滝I/Cを過ぎても反対車線は渋滞(約5㎞)が続いていました。
いろは坂手前の道路はガラガです。
13時ころに第2いろは坂の入口に到着、渋滞がはじまり車はストップしました。
下の地図は当日の第2いろは坂の渋滞状況です。
第2いろは坂の入口「馬返し」から、明智平ロープウェイまでビッシリと渋滞し、車は止まって動かず、動いてもまたすぐに止まってしまう″ノロノロ運転″で、歩いたほうが早い状態です。実際に車から降りて歩いている人の姿も見られました。
馬返しから明智平までは距離約7㎞、普段であれば約10分から20分で明智平に到着するのですが、この日は約2時間かかりました。
華厳の滝から流れ出た大谷川の紅葉(馬返し)
前の方を外国人の男性が3人、前の車から降りて楽しそうに歩いています。
女性が犬を連れて歩いています。
ようやくほぼ半分のところまできました。
紅葉のトンネル綺麗ですね。渋滞していたからこそ撮れたショットです。
14時47分「黒髯平展望台」を通過。
社会実験実施中の看板が数か所に掲示されていました。
ここも女性が歩いています。明智平ロープウェイまでいま少しです。
15時20分過ぎようやく明智平ロープウェイに到着です。
前の男性は歩いてここまで来ました(どこから歩きはじめたのか?)。
明智平ロープウェイでやっと渋滞が解消され、車は順調に走り出しました。
普段は対面通行になっていますが、紅葉の期間中は「第2いろは坂の社会実験」が行われていて、一方通行の交通規制が行われています。
昨年から、紅葉の時期は、第2いろは坂の全線一方通行の社会実験が行われています。
この期間中は、中宮祠(警備員が立っている場所)から明智平ロープウェイへは行くことができません。
中宮祠の二荒橋前交差点に到着。
正面は男体山です。雲がかかっていなければ、男体山の美しい姿を見ることができるのですが。
右が華厳の滝で行楽シーズンなどは、右折で駐車場に入る車で大変に混雑する場所です。
左側が中禅寺湖で竜頭の滝、戦場ヶ原方面はここを左折します。
ここまでの平均時速は何と8㎞でした。
平均燃費も普段通勤時の半分以下です。
中禅寺湖畔の紅葉
15時50分ころ、ようやく日光湯元温泉の「日光湯元ビジターセンタ」につきました。
約束の時間に約1時間遅れでした。
日光中宮祠の国道120号線は、帰路につく観光客の車で大渋滞、二荒山神社中宮祠前から日光中宮祠地区唯一のGS、第1いろは坂の手前にある「若松石油奥日光SS」まで、長い車列ができ車は停車したまま数分間ほとんど動かず、私の感覚では5分から10分くらいに感じられた。
動き出したと思ったら車1,2台分程度でまたストップし長い停車時間、交差点の信号が青になっても前が詰まり、交差点の中まで車がとまり前に進むことができず、信号が4,5回変わってようやく前に進めるというような状況でした。
二荒山神社中宮祠前の交差点はこのように大渋滞し交差点の中まで車がとまっています。信号が変わっても前が詰まっているので前に進めず、信号が4,5回変わってようやく前に進める状況でした。
実はこの写真はUターンして二荒山神社前の交差点に戻り、左折し国道120号に戻ろうとしている時の写真です。
湯元温泉を出発し国道120号線を下ってくると、ここ二荒山神社前まで渋滞しているの見て、迷わず左折し裏道にまわったのですが、カーブを曲がるとこちらも渋滞していて動かず、事故でもあったのかなとしばらく待ったが動く気配なし、私の前の方にとまっていた車が何台か列を抜け戻ってきたので、私も国道に戻って真直ぐ進んだ方が早いかなと判断しここに戻ってきたしだいです。
この判断が間違いでした。
私がここで待っている間に裏道(対向)の車は次々と流れ出しいなくなりました。途中国道から裏道の方を見ると車列はなくなっていました。
ようやく立の木観音入口前の交差点に。ここまでの所要時間約1時間、距離は数百メートルです。
国道120号線には、華厳の滝駐車場や周辺の駐車場から流れ込んでくるので、国道の流れがせき止められてしまうのでしょうね。
周辺駐車場のMAP
車の燃料メーターはどんどん下がり底をついてくる、小便はしたくなるとイライラがつのり、奥日光でただ1件のGSに着いたのは19時前、湯元温泉を出発してから実に約2時間を費やしてしまった。
普段なら20分程度の距離なのだが。
このGSにもガス欠を心配し給油し、トイレに駆け込む車が並び5人ほどの従業員が忙しく動き回っていました。
トイレで所要を達した後、従業員と話をすると「紅葉の時期はいつもこんなもんです」と。
でも、私は第2いろは坂、中宮祠でのこんな大渋滞は初めてだ~!!
つい数日前にも訪れた時も渋滞はしていたけどもこれほどひどくはなかった。
第2いろは坂の社会実験とは。
日光中宮祠地区は、紅葉の時期になると華厳の滝を先頭に第2いろは坂で著し交通渋滞が発生しています。この渋滞を緩和するために行われているのが「第2いろは坂の社会実験」です。
この社会実験は昨年から行われています。
今年は、10月27日(土曜日)から11月4日(日曜日)までの9日間昼夜をとおして行われます。
実験の内容は明智平ロープウェイ駐車場から二荒橋交差点手前の市道交差部までの間を、現在の対面通行から上り方向2車線の一方通行化する社会実験です。
社会実験期間中は、二荒橋交差点から明智平ロープウェイ駐車場への通行はできなくなります。
この実験は来年も行われると思います。
社会実験によって効果があれば通年実施されようです。
私個人的には、この社会実験によってかえって第2いろは坂の渋滞が酷くなったように、感じられるのですが。