湖畔に映える ~ハイキングコース~
前回の続きVer.2、湯ノ湖を1周するハイキングコースの紅葉です。
今年は例年に比べやはり見劣りがします。
レストハウスから左回りに白根橋を渡り、バリアフリー遊歩道をとおり、湯滝までを散策しながら撮影した写真です。
「休暇村日光湯元」の裏(バリアフリー遊歩道脇)の紅葉
湖面ぎりぎりに倒れてもなお見事に黄葉
この場所ではカルガモがのんびりと泳いだり、休憩したりとしていました。
この黄葉の向こう側では3羽のカルガモが、湖面に突き出た小さな島(?)に上がり休んでいました。
カルガモの写真は後日投稿します。
上の写真と同じ場所の黄葉
対岸のレストハウス
散歩道脇の紅葉
対岸の紅葉 イマイチ物足りない。
レストハウス横の紅葉
奥に見える建物は「おおるり山荘」です。おおるり山荘前の紅葉が大変に綺麗です。
おおるり山荘前の紅葉の写真は、10月8日の記事「奥日光湯元温泉の紅葉、はじまったばかり」に載せています。
透過光(逆光)で撮ってみました。
といっても、もう正午を過ぎ太陽は天頂近く。
これを順光で撮ると黒くくすんでしまう。
湯滝手前の紅葉
今朝(10月16日)、朝食のあと新聞(下野新聞)を読んでいると「いろんな紅葉楽しんで ー那須連山・奥日光‥‥色づき控えめー」とのタイトルで、こんな記事が掲載されていました。
以下に抜粋した記事の内容を記述します。
この記事によると、「紅葉の色づきがいまひとつ」との声が上がっているそうです。
そう感じているのは私だけではなっかたようだ。(^▽^)/
9月の日照時間が記録的な短さに加え、冷え込みも鈍く、葉の発色が進まなかったそうです。
奥日光の紅葉は例年より1週間遅れで15日ころから見ごろになっている。全体的に赤の色づきが少なく、小田代ヶ原の名物「草紅葉」は赤くならずに時期を終えた。(県日光自然博物館による)
奥日光の9月の日照時間は平年比66%の66.1時間で、1989年の統計開始以降で最短。平均気温は平年比で1.5度高かった。(宇都宮気象台)
9月の日照不足と同月下旬~10月上旬の高温が影響で、早めに紅葉の時期が訪れる栃木、群馬県の標高の高い地域で鮮やかさが控えめになった。(民間気象会社ウェザーニュース(千葉市))
紅葉が」色鮮やかになるには。
適度な①日照②湿度③昼夜の寒暖差が必要
<紅葉のメカニズム>
紅葉には、黄色く色ずく「黄葉」と赤く色ずく「紅葉」がある。
葉が緑なのは光合成に必要なクロロフィルという緑の色素が含まれるから。気温が下がると光合成の効率は悪くなるので、樹木は落葉して栄養分を枝に回収しようとする。それに伴いクロロフィルは分解され、もともと葉にあるカロチノイドという黄色い色素の色が目立つようになる。これは「オートファジー」(自食作用)と関係がある。
一方、葉が赤くなるのは気温が低下し、葉に強い光が当たるとアントシアニンという赤い色素ができるため。その後、緑のクロロフィルが分解される。
アントシアニンを作る理由はまだ明確にはわかっていないが、サングラスのような役割で紫外線から葉緑体を守るため説が有力だ。
東京大学付属日光植物園樹木医 清水淳子博士のインタビューより(下野新聞)
<使用した撮影機材>
使用カメラ : オリンパス OM-D E-M5MarkⅡ
使用レンズ : OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 75‐300 F4.8‐6.7Ⅱ