まんまると太ったジョロウグモと細身のジョロウグモは?
ジョロウグモに興味を抱いてから、注意してよく見るようになり、その時に気がついたのだが、まんまると太ったのと、ほっそりとした細身のジョロウグモがいるのがわかった。その時は雄なのかな!?と、でも雄にしては体が大きいし、種類が違うのかなと迷いました。
そして調べていくうちに太っちょのジョロウグモは妊娠していることがわかりました。
ジョロウグモは、9月から10月にかけて交尾の時期を迎え、交尾を終えた雌はお腹がふくれ2倍の大きさになる。
妊娠をした雌は、10月から11月にかけ木や建物に産卵、卵は卵嚢の状態で冬を越し、春を待ち5月ころに孵化する。
産卵を終えた雌の体長は半分になる。
ということがわかりました。
2016年10月12日撮影
網の中央に置かれている餌のトンボ。アキアカネかな!?。
オニヤンマのようにも見えます。結構大きいです。
近寄りすぎて網に触れてしまった。その瞬間にジョロウグモは危険を察知し、上の方に逃げってしまった。
危険を察知し逃げったジョロウグモ。洗濯物干場のステンレスのパイイプに、影が反射しています。
上と同じジョロウグモ、反対側から撮りました。
網を伝っている細めのジョロウグモ。
ジョロウグモの胸側から撮りました。まさにドクロそのものです。
左側の後ろ脚がなくなっています。
上の写真と同じジョロウグモを、反対側に回り背中から撮りました。
恐~い!!
網がキラキラと輝いています。
銀杏の木と下のツツジの間に網を張っています。1m以上のかなり大きな網で、まるで宙に浮いているようです。網には捕獲した餌が蓄えてあります。
2016年10月16日撮影
上の3枚の写真から網の形状がわかります。ジョロウグモは一番手前の網の中央にいます。その後ろの面の網に餌が蓄えられています。この網は3層構造になり、横糸が渡され振動が伝わるようになっていました。
網の形状は、よく見ると他のクモが1面の小さな巣なのに対し、非常に大きく3層構造になり、ピラミッドのような構造になっています。
ピラミッド構造というのは、これはあくまでも私が感じた感想です。
また、ジョロウグモが獲物を捕獲し食べる貴重な瞬間を目撃することができました。
網を張っている銀杏の木から、種(or実)らしきものが落ちてきて網にかかった瞬間、網の中心にいたジョロウグモが素早く移動、長い脚で獲物を確認し、素早く口に運んでいきました。アッというまでした。
ジョロウグモの貴重な生態の一部を目撃することができて感動した瞬間でした。
ジョロウグモの詳し生態は下記を参考にしてください。
第54回自然科学観察コンクールで入賞に輝いた岐阜県関市立武芸小学校3年生 「山口加康」君の理科自由研究
私のクモ日記ージョロウグモと私の1年間ー(小学校の部 1等賞)
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=290
ちょっと毒あり、ジョロウグモのオモシロ生態。名前などの由来など
http://動物.jp/jorougumo/
女郎蜘蛛or上臈蜘蛛?