UFOではありませんレンズ雲でした!!
2016年10月29日 午前6時40分頃撮影 天候:晴れ
スマートフォン SONY XPERIAZ5 SOV32
今朝は、6時前に目が覚め外を見ると、昨日の雨が上がり晴れている。
昨日から天気が良ければ、日光いろは坂(明智平)の紅葉の撮影に行くつもりでいたので(そのつもりなのに事前準備をしないアホ)、急いで撮影に必要な用具を揃え、寒さ対策の服装に着替えて、朝食も食べずに家族に「日光に行ってくる。」といって飛び出しました。
それというのもすでに出遅れたから。
今日は土曜日でしかも天気も良く、多くの観光客が押し寄せ、いろは坂の渋滞と目的地の明智平の混雑が予想されたため。
車の中から男体山方面を眺めると、そこには巨大なUFOが?
いいえこれは特殊雲でレンズ雲といいます。
めったに見られない雲なので、視界が開ける橋に車を停めて(歩道もある広い橋なので他の車の通行を妨げない)スマホを取り出し撮影しました。
一眼レフカメラはバッグの中、取り出してセッティングしている暇はない。
その間に状況は”ドンドン”変わってしまう。
昨日は雨が降り寒い一日だったためか、地上からは放射冷却による放射霧が”モクモク”と立ち上がり、わずか3分ほどの撮影の間にレンズ雲を隠してしまいました。
この後、日光いろは坂へと向かう。
《レンズ雲とは》
レンズ雲 (レンズうん、レンズぐも、Lenticularis)は、巻積雲、高積雲、層積雲に見られる雲種の1つ。凸レンズの様な形をした特徴的な雲。巻積雲の場合はレンズ状巻積雲、高積雲の場合はレンズ状高積雲、層積雲の場合はレンズ状層積雲とも呼ばれる。
学術名"Lenticularis"は、ラテン語で「小さなヒラマメ」を意味する。"lentil"(ヒラマメ)は"lens"(レンズ)の語源となった言葉であり、"lenticular"は英語で「レンズ状の」を意味する。
山や山脈において、風と地形の影響によって、山頂付近を湿った空気が昇る際に断熱冷却されてできる。傘雲、笠雲などは、この山のてっぺんにできるレンズ雲を指す呼び名である。
また、山から離れた場所でも発生する。これは山岳波が原因である。風が山を越えた際に、その上下運動が波となって、減衰しながらも形を保ったまま風下側に流れ、定在波となって山と同じ作用を及ぼす。吊し雲(つるし雲)と呼ばれることが多いほか、ロール雲、ローター雲、巻き雲などとも呼ばれる。山岳波は上空に向かって上昇することも多く、山の高さよりも高い所にできることがある。また、山の高さ付近を伝わる山岳波の振動が上空の気流にも影響して、上空に別のレンズ雲が現れ、時に二重のレンズ雲になることもある。この上空の雲だけを指す呼称として「レンズ雲」を用いる場合もある。
上空の風が強いときに発生することが多い。多くの場合、風が強く吹く前兆、あるいは天候が悪化する前兆だとされるが、これは強風がやってくるときは上空から現れやすいことや、低気圧や前線といった悪天候の要因に伴って強風が吹くことが多いことからも理屈が通る。世界各地でも悪天候を知らせる観天望気の1つとして知られている。ただ、同一地点のレンズ雲でもさまざまな形があり、中には好天の前兆とされているものもある。また、数十分~数時間持続することが多い。
ウィキペディアより抜粋しました。