皆さんキマワリをご存知ですか。
今月の22日、職場にある栗の木を見ていたら、高さ1m70㎝くらいのところに1匹のカブトムシがいました。
これは皆さんよくご存じのカブトムシですよね。
そして、その下1m50㎝くらいのところを見ると、そこには別の甲虫がいました。最初は一見カブトムシの雌と思っていたのですが、よく見ると全然違います。
大きさはカブトムシよりも小さく、青紫色に輝く綺麗な身体をしています。
家に帰り調べてみました。
甲虫目ゴミムシダマシ科の一種で、「キマワリ(木廻)」というカブトムシ亜目に属する昆虫です。
幼虫、成虫ともに朽ち木を食べることで、管理の行き届いていない広葉樹林やその近くにごく普通にいるもので、樹木や枯れ木にとまっているそうですが、人間にとって直接の利害関係がなく、その知名度は低いようです。
キマワリ(木廻)という名前は、その長い前脚から、木をグルグル回ることが連想されることに由来するようです。
カブトムシの雄。子供のころは実家(田舎の山)の周りの木にたくさんとまっていて、よく捕まえて遊んだものです。
樹皮の剥がれた栗の木にとまっているキマワリ。