忍者のように木の模様に同化した「コノハチョウ(?)」に出会う。
昼食を撮った後の休憩時間、スマホを片手に職場の前の森の中に入りました。
私の職場は、市街地の中の丘陵地帯の森の中にあります。自然環境に恵まれ心癒される場所です。
そして今日もこの森の中に自然の息吹を探しに入りました。
マイナスイオンをたっぷりと浴び、柿の実や花、トンボなどを撮りながら森の中を散策、鳴き声はすれど姿が見えぬセミの姿を求めこの木の前にくると、高さ約2m50㎝くらいのところにニイニイゼミを発見。
仰ぎ見るようにしてスマホで拡大して撮影。
フッと下の方をみると、なにか怪し影が。
うん~・・・・なにか生きものみたいだ!!
目を凝らしてよく見ると、それは忍者のように木の模様に同化した、珍しい・怪しい生きものが。
ここで撮り逃がしたら、次はいつ撮れるかわからない。
シャターチャンス!!
すぐさまスマホを向ける。
その距離30㎝~40㎝程度、こんなに接近した距離なのに気がつかなかった。
撮影のため、さらにスマホを接近させると、この木の根元の草むらに逃げて身を隠す。
よかった遠くに逃げなくて。
上から覗き込むように撮影。
この珍しい生きものがいた場所を記録するため、木の撮影をしていると、ス~ともといた場所に戻りました。
この時、このすぐそばにニイニイゼミがとまっていましたが、こちらも木の模様に同化していてわかりませんでした。
さらにその上では(ニイニイゼミの写真の場所)スズメバチが1匹飛び回っていました。
私がスマホを向けると、この草むらに隠れました。
この木に忍者のように同化していました。私がスマホを向けると、この木の根元の草むらの中に逃げました。
上の写真を撮っていると、この場所に戻ってきました。木の模様とそっくりで遠目にわかりません。
同じ木にいたニイニイゼミ。
この木の廻を飛び回っていたスズメバチです。高さ約2m50㎝くらいのところにとまっています。この木の模様を見ればわかると思いますが、ニイニイゼミがとまっていた場所です。スズメバチの出現にセミが逃げたのか⁉・・・そのあとの場所に居座っています。
NATIONAL GEOGRAHIC日本版ニュース(2014.12.12)より。
コノハチョウの1種「インディアン・リーフ・バタフライ(Indian leaf butterfly、学名:Kallima paralekta)」。(Photograph by Stephen Dalton, Minden Pictures/Corbis)
「コノハチョウ」は数年前にもこの職場で見ました。
この時は、上の写真のように木の葉のかたちをして、建物にとまっていたのですぐにわかりましたが。
これもコノハチョウの1種なのでしょうか。
コノハチョウ(木の葉蝶・Kallima inachus)とは、チョウ目(鱗翅目)・タテハチョウ科に分類されるチョウの一種。翅の裏面が枯葉のように見えることからこの名があり、隠蔽擬態をする代表的な昆虫の一つに挙げられる。沖縄県指定天然記念物(1969年)、準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)。
ウィキペディアより
コノハチョウはなぜこのように擬態をするようになったのか。
身を守るため徐々に変化したのか。
突然変異なのか。
そのことに関しては専門家の間でも議論になっているようなので、詳しく知りたい方は下記URL「NATIONAL GEOGRAPHIC日本版」を参考にしてください。