今年もたくさんのアキアカネが森の中を飛びまわる。
私の職場は、宇都宮市内の北の小高い丘の上にあります。
そこは閑静な森に覆われ、四季折々の変化に富み、春にはサクラや春の花々が、夏になると深緑に覆われ、蝶々やトンボ、セミなどが飛び交い、草むらにはバッタ、イナゴなどの様々な昆虫類が飛び跳ねています。
今年も7月にはいるとアキアカネが飛びはじめ、今では森のあちらこちらでアキアカネを見ることができます。
このほかにも、コシアキトンボやオニヤンマも飛びまわています。
アキアカネ(秋茜 学名:Sympetrum frequens )は、俗称「赤とんぼ」といわれて、私たちに馴染み深いトンボです。
日本では普通に見られ、暑さに弱く、気温が30℃を超える夏には、気温が20℃~25℃の3000m程度の高標高の高原や山岳地へ移動し、盛夏が過ぎて涼しくなった秋に平地に戻ってくる。
このような長距離飛行もすることで知られている。
移動先は、酷暑の年にはより高い標高の地域、冷夏の年にはそれほど高いところまでは移動しないことが知られています。
ところで皆さんは、夏の昼間の日差しが強い時間帯に、アキアカネが逆立してとまっているのを見たことがありますか!?
私は先日見ました(残念ながら写真には撮っていませんが)。
これは、日光が当たる面積を減らし体温の上昇を抑えるためと考えられているようです。
これから秋にかけて、大群で秋の空を飛び交う姿が見られようになるので楽しみです。
撮影日:2017年8月3日
ウドの花にとまるアキアカネ。
撮影日:2017年7月15日
撮影日:2017年7月15日
撮影日:2017年7月15日
トンボフィールド観察記 ↓
http://www.tombozukan.net/tb-akiakane.htm