図鑑でしか見たことのない「ホトトギス」を、初めてこの目で見ることができ感動しました。
「ホトトギス」といって思い浮かべるの何ですか?
そう、多くの方が野鳥の「ホトトギス」を思い浮かべると思います。
私もその一人です。
初めて図鑑でその姿見るまでは。
今回投稿する「ホトトギス」は野鳥ではなく、花の「ホトトギス」です。
私は写真が趣味で、主に自然の風景や花の写真を撮り歩いています。
初めて「ホトトギス」という名の花を知ったのは2、3年ほど前です。花の写真は撮るけど、その花の名前がわからない。世間一般によく知られている花はわかるけど、それ以外だと「これなんていう名前の花」とわからず、職場の同僚などに聞いたりするがそれでもわからず。
せっかく綺麗な花を撮って写真を見せても、名前もわからず説明もできない、それでは話にならないと思いはじめ、インターネットや花図鑑で調べ始めました。
その時に目に入ってきた花の一つがこの「ホトトギス」です。
その奇抜な特徴の姿と形、綺麗な斑点模様に驚きを覚え、物覚えが悪く忘れぽい私でもすぐに脳に焼き付きました。
図鑑で見るだけで、なかなかこの花に出会うことはなかったのですが、ついにその時がやってきました。
先月の23日に森の中を散策して歩いているときに、”フッ”と足元を見るとそこには奇抜な形の斑点模様のある綺麗な花がありました。
そうですまさに「ホトトギス」の花です。
一度聞いたり調べた花の名前もすぐに忘れてしまう記憶力の悪い私ですが、この花の名前だけは、「アッ!ホトトギスだ」とすぐに飛びだしてきました。
危うく踏み潰すところでした。
高さが10㎝程度、花の大きさも2~3㎝程度と大変に小さく、花の数もたった1輪と少なく他の野草たちに隠れて見えにくく、その特徴的な形と美しいい斑点模様が私に存在を知らせてくれました。
それでなければ恐らく踏み潰していたかもしれません。
撮影日:2017年8月23日
スマホで撮影。
高さ10㎝m程度、花の大きさは2㎝程度でこの1株のみ。
ピンボケ写真になってしまいました。
撮影日:2017年8月25日
上の写真は、2日後に最初に見つけた「ホトトギス」を一眼レフで撮りなおすため、その場所に向かっている道沿いで見つけた「ホトトギス」です。この日は3~4mほど離れた場所にもう1株を発見し2株が綺麗な花を咲かせていました。この後最初に発見した「ホトトギス」のところに行ったのですが、すでに萎みその美しい姿はありませんでした。
撮影日:2017年8月27日
さらにその2日後に少し離れた場所で新たに見つけた「ホトトギス」を3方向(左右、上)から撮りました。
25日に見つけた「ホトトギス」はすでに萎み姿を見ることはできませんでした。この日はこの1株のみ。
あまり長持ちはしないのか2,3日で萎んでしまう。
それとも天候が暑すぎるのか。
この日見つけた「ホトトギス」は、昨日(8月31日)の仕事帰りの時点ではまだ綺麗な花を咲かせていました。
ホトトギスは8~11月に開花し、あまり日の当たらない少し湿った場所で育つ性質があります。お盆を過ぎた頃に咲き始めることから、秋の到来を感じさせてくれる花です。
私はこの場所で勤務して10年になりますが、咲いている姿を見たのは初めてです。
ただ群生しているわけではなく、小さく、他の野草の中に隠れるように”ポツ・ポツ”と1株ずつ花を開いているので気がつかなかったのだろうか。
でも今年はぜひ実物を見たいと思っていた「ホトトギス」を4株も見ることができ感動しています。
ホトトギス(不如帰)=野鳥
と多くの方がイメージすると思います。
私も、ホトトギスといったら野鳥と。
「ホトトギス(杜鵑草)」という名前の花があるとは知りませんでした。
姿も形も野鳥の「ホトトギス」には似ていません。
そこで名前の由来を調べてみました。
名前の由来は、花の斑点模様が、野鳥のホトトギス(不如帰)の胸の模様に似ていることからきているそうです。
『永遠にあなたのもの』『秘めた意志』『永遠の若さ』
ホトトギスの花の開花期間は長く、夏から晩秋まで咲き続けます。その花が長く咲いている姿にちなんで、「永遠にあなたのもの」「秘めた意思」という花言葉がつけられたとされています。
ホトトギスの種類と品種は、現在までに19種類が確認され、そのうち10種類が日本だけで育っているそうです。
こちらは職場のブログです。よろしかったら訪れてみてください。
https://blogs.yahoo.co.jp/nishigaoka_hosp/