前回投稿した、「筑波山梅まつり特別御朱印をゲットした」の記事の中で、紹介できなかったある素敵な出来事を、今回は紹介したいと思います。
私は、筑波山の御朱印を頂くために、神社本殿の受付に並びました。
そして御朱印を受け取り、バッグにしまうため、この受付の左横にある小さなテーブルにバッグやカメラを置き、「筑波山梅まつり特別御朱印」をバッグにしまい、受付を後にし帰りはじめました。
この時、後ろから女性の声で「落としましたよ」と声がかかりました。
振り返ると、女性がテーブルの脇に落ちているティッシュか何かのビニール袋を指さしていました。
それに対して私は、「いえ、私のじゃないですよ」と返答すると、その女性は「そうですか、ゴミですね」といって、何の躊躇もなくサッとそのビニール袋を拾い上げ、自分が携行していた袋の中に入れました。
その女性(登山の格好をした赤いウェアーの方)は、私がテーブルでバッグに御朱印をしまっているときに、その横で同じようにバッグを開け物をしまっていました。
私はそこにビニール袋が落ちているのを知っていました。
だけども、前に並んでいたどなたかが落としていったものだろうと、ただのゴミという認識しかなく、他人が落としていったゴミを拾い上げて、自分が持って帰るなどとは思いも及びません。
というか他人が落としたゴミを、なんで自分が拾い上げなければいけないの。
という気持ちのほうが強いです。
ところがこの女性は、何の迷いもなくそのゴミを“サッ“と拾い上げ持ち帰った。
自分が出したゴミでもないのに。
この女性の行動に感動させられました。
というよりも、ゴミが落ちているのを知りながら、それを拾い上げようとしなかった自分が、メチャクチャ恥ずかし~!!
このような厳正で厳かな神様の領域を、ゴミで汚(けが)してはいけないですよね。
たとえそれが自分でなくても、気がついたら綺麗にするべきだと気がつかされました。
帰る途中の境内に、「ゴミを捨てないようにしましょう」の案内看板がありました。
それを見てさらに恥ずかしさが込み上げてくるのを覚えました。
これから先、この女性のように何気なくこのような素晴らしい行動ができる、自分になりたい、見習いたいものです。
できるかな!?
この場を借りてこの女性に謝ります。
この時指摘されて、おそらく私は不機嫌で不愛想な顔をしていたと思います。
ごめんなさい!!