サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

日光大杉神社の枝垂れ桜を撮る

各地で次々と桜が終息を迎えるなか、日光市大杉神社の枝垂れ桜はまだ見ごろでした。

2018年4月10日、今日も青空が覗く暖かな心地よい天気なりました。

この陽気に誘われ、数日前に新聞(下野新聞)に掲載された、日光市の巨木枝垂れ桜を撮りに行くことにしました。

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この場所までは車で約1時間程度、食事を済ませあとかたずけ、居間にザッと掃除機をかける、その後30~40分程度資格取得を目指している「認知症介助士」の勉強(も半月ほどさぼっていた)をして、10時ころに家を出発しました。

現地は住宅地のなか、道路は狭く普通自動車がやっとすれ違える路地、車を停める場所や近くに駐車場もないので、そのまま進み約400、500mほど離れた、無料の市営駐車場に車を停めて、歩いて戻り撮影を始めました。

実はこの時私は全く気がついていませんでした。

このブログを読んでいただいている皆様をお気づきになりましたでしょうか。

これは、「大杉神社虚空蔵尊(おおすぎじんじゃこくぞうそん)」の全景写真です。

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そんなんです。

私は違う場所で、違う枝垂れ桜を撮っていたのです。

新聞には、日光 高田さん方の枝垂れ桜と書いてあります。

新聞に掲載されている枝垂れ桜の写真も全く違います。

そのことに全く気がつかず、これが目的の枝垂れ桜と思い込んでいたのです。

Google Mapで場所を調べると、たびたび訪れている日光なのですぐに場所はわかりました。

そしてこの狭い路地に入ったときに、真っ先に目に入ってきたのがこの枝垂れ桜です。これが目的の枝垂れ桜と思い込んでしまい、新聞に掲載されている場所と枝垂れ桜の違いに全く気がつかなかったのですね。

目的の枝垂れ桜はどこにあるかというと。

場所は間違いといえば間違い、間違いでないと言えば間違いでない。

そう、ちょっとずれていただけなんです。

この写真(大杉神社)の右裏になるのですね。

この道路を道なりに右に曲がり、突き当りを右に曲がったところが、高田さん方の枝垂れ桜でした。

通りが一つずれていた。

この突き当りで、右に曲がれば気がついたかもしれないのですが、この先の駐車場に向かうため左折してしまったので、大杉神社の裏にあった枝垂れ桜に気づくことがなかった。

帰り道に大杉神社の方へは曲がらず、ここを直進したので、「アッ、ここにも枝垂れ桜がある」と思いながら通り過ぎました。

この時はまだ、これが目的の枝垂れ桜とは気がつきませんでした。

家に帰り、ブログを書くためにもう一度地図を確認、そこで初めて違うことに気がつきました。

間違いではありましたが、この枝垂れ桜、横への広がりはあまりないが、高さがあり、私としては大変に綺麗な枝垂れ桜と思いました。

ちなみに、高田家の枝垂れ桜は、樹齢約360年、高さ13m、幅30m~40mに渡って枝が張り出す巨木です。

花見の名所でもあり、例年では弥生祭りがある、4月中旬ころが見ごろですが、今年は4月2日から一気に開花したそうです。

今日は、ガイドマップを手にした観光客も数組が訪れ写真を撮っていました。

この近くには、日光東照宮、神橋や輪王寺があるので、メイン通りは外国人などの観光客で平日でも混雑しているのですが、メイン通りから外れたこの裏通りは、たまに車が通り過ぎる程度で、ほとんど観光客は入ってこない静かで長閑な住宅地なので、のんびりと写真を撮ることができました。

外国人も数人入ってきた程度で、ほとんどの観光客は、日光駅からメイン通りを真直ぐ日光東照宮の方へと行ってしまいます。

メイン通り(国道)にお土産屋さんなどのお店が集中しているからでしょうね。

実際に今日も、日光山内の神橋、東照宮輪王寺には、外国人などの大勢の観光客がいました。

<大杉神社の枝垂れ桜>
ここから見た枝垂れ桜は、横幅よりも高さがあり、スラーとした背の高い細身の、八頭身の美しい女性のようです。

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聖徳太子堂と枝垂れ桜

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ヒヨドリ数羽が、囀りながら花から花へ、木から木へと頻繁に飛びまわり、花の蜜を吸っていました。

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観音寺虚空蔵堂(大杉神社)概要
観音寺虚空蔵堂の創建は寛永17年(1640)神橋右岸にある星の宮(磐裂神社)の分霊を勧請し東町六ヶ町の鎮守としたのが始まりと伝えられています。祭神が虚空蔵尊と仏式の神を祀り境内には鳥居や狛犬が安置されているなど神仏混合の色彩が濃い境内です。社殿は貞享元年(1684)の火災で焼失した後、元禄5年(1692)に再建されたもので、一間社、入母屋、銅瓦葺、正面に唐破風の向拝が付いています。小規模ながら、彫刻や建物全体に彩られる極彩色、金物など日光東照宮と類似点も多く見ごたえのある建物です。向拝欄間の龍や木鼻の獅子、扉両脇の登り下り龍、唐破風部の鳳凰など精緻な彫刻が施され、内部の天井は格天井、内陣には宮殿が設けられ虚空蔵菩薩像が安置されています。観音寺虚空蔵堂は江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重なことから昭和58年(1983)に栃木県指定重要文化財に指定されています。

今回間違ってこの大杉神社へ行ったことで、新たに写真撮影スポットができたことと、間違わなければ一生知ることがなかったであろう神社の歴史を知ることができた、意義ある写真撮影行でした。

社殿は現在修理中なのか、工事用膜で覆われていました。

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神社参道入口の脇にはムスカリなど、このような綺麗な花が植えられていました。

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ツツジが花を開いていました。

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 日本各地(南の方)で桜が見ごろを過ぎ、散り、葉桜になってしまいましたが、ここ日光はまだ気温が低く(今日の日中14℃)、枝垂れ桜はまだ見ごろで綺麗な花を咲かせていました。

 

<日光大杉神社のマップ>

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地図上のプラスマーク(稲荷町1)の場所

東武日光駅から直線距離で約750m

東武日光駅からこの場所への経路は、東武日光駅正面玄関を出た右手の狭い道を、「日光東照宮」方向へ真直ぐ進んで行ったところにあります。

この後、日光山内の「日光東照宮」、「輪王寺」や「日光だいや川公園」でも桜の写真を撮ってきましたので、順次投稿していきたいと思います。