サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

日光戦場ヶ原へ「ズミ」を撮りに行く

真赤なズミの蕾が綺麗でした。

6月3日スカッと晴れ渡った青空のなか、カメラ一式を携行し奥日光は戦場ヶ原へと行ってきました。

情報によると戦場ヶ原の湯川沿いの「ズミ」が見ごろということで、仕事が休みとなったこの日、戦場ヶ原へと車を進めました。

日曜日ということで大変混雑が予想され、朝早く出かけようと思っていたのですが、朝が苦手な私は起きられず、結局起きたのはいつもと同じ6時過ぎ。

朝食をとり家を出たのは8時過ぎ、いろは坂の渋滞を予想し覚悟を決めて車を走らせました。

意外や日光市内もいろは坂も渋滞どころか、ガラ空きで順調に進む。

拍子抜け!!

これが紅葉の時期なら大渋滞するのだが。

10時前、戦場ヶ原の赤沼駐車場」に着くが、駐車場入口に係員が立っていてストップをかけられ先に進むよう指示される。

すでに赤沼駐車場は満杯状態。

赤沼駐車場入口の赤沼茶屋>

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係員の指示に従いこの先の「三本松茶屋」へと向かいました。

こちらもすでに満杯状態で正規の駐車スペースに空きはなく、多くの車が道路わきなどの空きスペースに停めていました。

私も駐車枠外の空きスペースに車を停めました。

<三本松駐車場のズミ>

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カメラを準備しトイレにより用を足す。
ここを出発すると戻ってくるまでトイレはなし。
そうなんですここは国立自然公園なんです。

家を出る前からお腹の調子はあまりよくなく、案の定撮影をしている最中にもよおしてくるがひたすら我慢。

いつもなら赤沼駐車場に車を停め、赤沼茶屋前の入口から戦場ヶ原、小田代ヶ原方面へと向かうのだが、今回は三本松(下の案内標識の現在地)から左周りに戦場ヶ原を巡ることにする。

観光客やハイカーのほとんどが、赤沼駐車場に車を停め徒歩や低公害車バス(自然保護のため私有車は入ることができない)を利用して小田代ヶ原、千手ヶ浜へと向かい、奥日光の自然を楽しんでいます。

<2017年6月28日撮影>

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<戦場ヶ原と小田代ケ原のハイキングコースのMAP>

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三本松茶屋前から国道を渡り向かいの戦場ヶ原展望台へと向かう。

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展望台を後に、左回りで国道120号線(日本ロマンティック街道)を湯ノ湖方面へと向かう。多くの人たちはここから赤沼茶屋方面へと向かっていました。
目の前を若いカップルが仲良く手をつなぎ駐車場へと戻って行きました。

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国道を約30分ほど歩いて(景色を眺めながらノンビリと)くると、「光徳牧場入口」バス停の脇に戦場ヶ原ハイキングコースの入口があります。

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真赤な蕾と開花したズミの花のコントラストがとてもきれいでした。 

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ズミのトンネルを歩くハイカーや観光客

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この木には、まだ赤い蕾がたくさんついていました。

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男体山をバックに。

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湯川の川岸に立つズミと、倒れて朽ち果てた老木とのコラボレーションが素敵で、シャッターを切りました。

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「赤い川」の川面に散りばめられたズミの花びら。
赤い川は、湿原に含まれる鉄分が自然に吹き出てきたものです。

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湯川の真ん中で朽ち果てた木の根元から芽生えた新緑の新たな命の幼木、「生と死」の命を感じられる素敵な光景です。
私の好きな光景の一つですね。

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記念写真撮影のスポット。遠足の小学生たちが記念写真を撮っていました。

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赤沼駐車場、小田代ヶ原、竜頭の滝方面への分岐を赤沼方面へ向かう。

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小田代ヶ原、千手ヶ浜方面にかかる赤沼

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湯川の穏やかな流れ。
この先に「竜頭の滝」があります。

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やっと赤沼茶屋前にある戦場ヶ原への入口に到着、というか出口ですか。
ここまでの所要時間約4時間45分でした。

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湿原内の遊歩道から国道に出てきました。
国道を三本松に戻りながらズミを撮影

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国道沿いのズミの蕾

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15時38分、戦場ヶ原を1周しようやく三本松に戻ってきました。
10時に三本松を出発し戻ってくるまでの所要時間は約5時間40分でした。

写真撮りながらなので一般のハイカーに比べたら2倍以上の時間がかかているでしょうか。しかし疲れはほとんどありません。

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泉門池でお弁当などを広げ談笑し大自然を満喫する家族連れなどのハイカー。

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湯川に釣り糸を垂れる釣り人。その頭上にはズミの花も。

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木と一体化しほとんど見分けがつかないセミ。

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木道の脇の高さ約1m60㎝ほどのところにいましたが、普通に歩いていたらほとんど気がつかずに通り過ぎていたでしょう。
実際にほとんどの人が素通りしていました。
私も前を歩いていた若い男の子がいなければ素通りしていたでしょう。
私と前後しながらカメラを携えて写真を撮っていた10代くらいの男の子が、この木の前で一生懸命に写真を撮っているのを見て、「何を撮っているの」と尋ねると、セミがいると教えてくれました。
木と一体化し、その存在をなかなか確認できない私に、男の子が指をさして教えてくれました。

真正面から撮ると木に溶け込んでわかりにくい。
横に回り込んで、マクロモードにして数センチの距離で撮りました。

まだ羽化間もないようで、超接近してもほとんど動かず、飛び立とうともせずジッとしていました。

男の子も存在に気付かず、「おじいちゃんが教えてくれた」と言ってました。
お爺ちゃん、お婆ちゃんと一緒にきていたようです。

私が立ち去った後も男の子は一生懸命にセミを撮っていました。

この先の休憩場所で休んでいると、その子も追いつき、先にきて休んでいたお爺ちゃん、お婆ちゃんらしき人と嬉しそうに話をしていました。

その指先には先ほどのセミがとまっていました。
私が「捕まえてきたの」と話しかけると、嬉しそうに「指を出したら乗ってきた」と話してくれました。

その後セミをどうしたかはわかりませんが、優しそうな男の子だったのできっと放したものと思います。

泉門池にいた野鳥
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好天気に恵まれた奥日光には大勢の観光客やハイカー、釣り人、登山者などが訪れて奥日光の大自然に触れ、楽しみ、心を癒し心身ともにリフレッシュして帰途についていました。

そしてここは奥日光の山のなか、たくさんの野生動物の生息域でもあります。

クマも当然生息していて、小田代ヶ原、西の湖、千手ヶ浜方面方面でたくさん目撃されているようで、赤沼の情報センターの地図にその目撃位置が記入されていました。

登山やハイクなどで奥地に入る方は、ここで情報収集してから入ったほうがよいかと思います。

今回の撮影行は1日がかりでしたが、その疲れはほとんど感じませんでした。

<GPSウォッチのデータから>

歩いた距離 7.097km

歩いた時間 5時間55分17秒

歩いた速度 50分05秒/km(平均)

消費カロリー 920kcal

ワタスゲもすでに開花しており、湿原を白い綿のような花で染めていました。

他にも沢山の高山植物が咲いていました。

できる限りアップしていきたいと思います。

 

ー追記ー

日光ビジターセンタの情報によると、セミは「エゾハルゼミという種類のようです。