先月中旬、日光国立公園の戦場ヶ原へホザキシモツケの写真を撮りに行ってきました。
ホザキシモツケの写真を撮りながら木道を歩いていると、ノアザミの中を飛びまわる、翅の模様が美しい1匹のチョウがいました。
アゲハチョウです。
翅を‶パタパタ‶と動かすものの、なかなか翅を広げた状態で静止してくれませんでしたが、翅を閉じた姿も素晴らしく美しいです。
ひときわ美しく鮮やかな色彩で、花々の中にいてもすぐに目につきます。
アゲハの中でも一番色彩が豊ではないでしょうか。
私は、色が黄色いから「キアゲハ」と思っていましたが、そうではないそうです。
これとそっくりな蝶「アゲハ(ナミアゲハ)」がいます。
キアゲハは名前のとおり黄色みが強い模様をしていますが、個体差があり色で判別するのは難しいようです。
【アゲハ(ナミアゲハ)の写真】
<ずかんづくりさんの「【心の図鑑】 アゲハチョウの仲間13種類」から引用>
判別の方法は翅の付け根にある模様(下の写真の赤丸部分)で判別するそうです。
「アゲハ(ナミアゲハ)」は、上の写真でもわかるように、この部分が縞模様になっています。
一方「キアゲハ」は、この部分が下の写真のように塗りつぶされてハッキリしていません。
ナミアゲハ(Papilio xuthus)は日本における代表種で、人家の周辺でもよく見られ、私の家の花壇にも時々訪れますが、写真を撮ろうとカメラを準備している間に立ち去ってしまい撮れないですね。