クルマバナで盛んに翅を小刻みに震わせるヒメキマダラセセリ
戦場ヶ原のハイキングコースを歩いていると、深緑色の野草の中に隠れるようにとまっている、ヒメキマダラセセリを見つけました。
その中のクルマバナには3匹のセセリがとまっていました。
ただの吸蜜と思っていたのですが、その3匹は不思議な行動を始めました。
私は初めてみる不思議な行動。
その3匹はつながるようにしてクルマバナの周りを動き、先頭の1匹は小刻みに翅を頻繁に震わせています。
”アッ” これは求愛をしているのだなと思いましたが、なぜ翅を小刻みに動かしているのかはわかりませんでした。
私には雄、雌の区別はつかないですが、3匹の様子から、翅を小刻みに震わせているのが雌だろうと想像がつきました。
後ろの2匹は尻に顔をつけるようにして追廻し、時には飛び離れまたくっついたりを繰り返していました。
最後まで見届けることはできませんでしたが、交尾はしなかったようです。
調べてみたところ、この翅を震わせる行動は交尾を拒否しているそうで、受け入れる時は翅を広げるそうです。