サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

真赤な絨毯 ~彼岸花~

粟野川の川岸を真赤に染めるヒガンバナに感動!!

この時期、粟野町から「前日光つつじの湯」に至る道路沿いの田園地帯一体には。あちこちに真赤に色づいたヒガンバナがたくさん見られます。

かかし祭のかかしを見た後は、約800mほど離れた彼岸花の群生地へ移動、数年前に訪れた時は時期を外したのか、数本程度しか見られずがっかりして帰ったのですが、今年は粟野川の川岸一帯を絨毯のように真赤に染める彼岸花に感動させられました。

私が訪れた10時過ぎには、カメラマンなど数人の観光客が、写真を撮ったり、真赤な絨毯の中を顔をほころばせ、笑顔で話をしながら散策していました。

彼岸花に限らず花は私たちの心を癒してくれますよね。

“アッ~“ 心地よい!!

本当に心安らぎます。 

真赤な絨毯のなかには”ポツン・ポツン”と真白な花が数本ほど浮かび上がていました。

家に帰り調べたところ「シロバナマンジュシャカ(白花曼珠沙華)」というヒガンバナの1種だそうです。

私はヒガンバナといえば「赤」というイメージしかなかったので、この白い彼岸花は染色体異常による突然変異種と思っていましたが、そうではなかったです。

赤い彼岸花曼珠沙華」のほかにも、白い彼岸花白花ヒガンバナ(アルビフロラ)」、黄色い彼岸花ショウキラン」、橙色の彼岸花キツネノカミソリ」や「オオキツネノカミソリ」などがあることを知りました。

真赤なヒガンバナは皆様もよく見かけると思いますが、白や黄色のヒガンバナはめったに見ることはないと思います。

少なくとも私の住む地域では。

今回の撮影行でも思ったのですが、何処に行っても必ずルールを守らない・無視する人がいることです。

群落地入口には、地域資源 野の花を大切に」という、地域住民からのお願いの看板が立てられ、ロープが張り巡らされて彼岸花が保護されているのですが、知ってか知らずか無視しているのか。

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この日もロープの中に入って三脚をたて写真を撮っているカメラマンが見られました。

それも良い、悪いの分別がつく70歳位の大人が。

構図や光りのあたり具合で一番良いアングルから、自分のイメージする写真を撮りたいという気持ちはわからないでもないですが。

また、赤い彼岸花が2,3本折られているのも見られました。

それは白い彼岸花を撮るために邪魔になったのでしょうか。

構図や光りの方向から考え、手前の赤い彼岸花が邪魔になり、折ってしまったものと思われます。

自然が大好きで、花を愛し、カメラを愛し写真を撮っている、同じ写真愛好家として恥ずかし思いです。

それほどまでにして他の人から良い評価を得たいのでしょうか。

コンテストで素晴らしい評価(入賞)を受けたいのでしょうか。

スポーツなどでもルールを無視して勝っても何も楽しくないし、観客からはブーイングを受け罵倒されるだけですよね。

でも写真では、それがルールを無視して撮られたかどうかは、見る人や評価する人にはわかりません。

ルールを無視して撮った写真で良い評価を受けても私は嬉しくありません。

こんなに偉そうなことを言っている自分ですが、時として立ち入り禁止区域に入ってしまうことがあります。

「人のふり見て、我がふり直せ」を念頭に、私自身これからも注意していきたいと思います。

 <粟野川沿いの群落地>

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真赤な絨毯の中に白い彼岸花がポツン・ポツンと数本咲いていました。

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<キアゲハの愛の舞>
2匹のキアゲハが身を寄せ合うようにして真赤な絨毯の上を舞っていました。
しばらくの間このエリアで愛の舞を繰り広げたキアゲハは、1匹は飛び去り、もう一匹はこの場所のヒガンバナに舞い降り吸蜜をしていました。

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クロアゲハ!? 
花にとまることなく、真赤な絨毯の上を“あっちら・こっちらへ“と忙しく舞い、どこかへと飛び去ってしまった。
カメラで追いかけまわすも追いつかずやっととれた1枚です。

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この群落への入口は道路も狭く、数件ある民家の脇に「彼岸花の群落地」の小さな看板があるだけで、大変にわかりにくいです。

私はこの地に移り済むようになってから何度も見落としていました。

駐車場も民家周辺の空き地を、周辺住民が好意で提供してくれているようで、10台程度でしょうか。

この日も多くの観光客が訪れ、次から次へと入れ替わり駐車していました。

周辺住民の方に迷惑をかけないよう、駐車にあたっては充分に注意したいものです。

 

福岡県築上町伝法寺の正光寺周辺には白い彼岸花が群生しているそうです。

こちらでは逆に赤い彼岸花は一部だけのようです。

見ごろ(9月19日現在)との情報が毎日新聞のニュースで報じられていました。

https://mainichi.jp/articles/20180923/k00/00m/040/054000c

 

彼岸花は、草姿がノビルやアサツキに似ているため、誤って食べてしまうことがよくあるそうです。

毒は特に球根に多く含まれ、毒抜きせずに食べると30分以内に下痢や嘔吐などの体調不良に見舞われるそうです。

詳しことは、「HORTI」さんのブログにかかれています。

https://horti.jp/3233