ライトアップの最終日となった3月31日、日光山内の輪王寺大猷院に御朱印をいただきに行ってきました。
日光山輪王寺大猷院のライトアップが、3月に2度に分け開催されました(昨年の秋にも開催)。
第1回目は、3月22日から3月24日まで、第2回目は3月29日から3月31日までと2回に分け開催されました。
ライトアップは、世界遺産二社一寺で最大の楼門である日光山輪王寺大猷院「二天門」が56年ぶりの大修理を終え、その修理完成を祝い開催されました。
二天門には、守護像である「風神」・「雷神」の複製像も安置されました。
この「風神」・「雷神」の制作にあたったのは、鹿沼市内で仏像修理工房「三乗堂」を運営する20代の女性技術者 ・・・神奈川県出身の中愛(なかあい)さん(28)=埼玉県在住=と、長野県出身の井村香澄(いむらかすみ)さん(28)、奈良県出身の森崎礼子(もりさきれいこ)さん(29)=共に鹿沼市在住の3人です。
3人は輪王寺本堂の本尊修理を手掛けその経験や実績が認められ複製像の制作にあたりました。
輪王寺で複製像がつくられるのは初めてだそうです。
実物は修理を契機に宝物殿内で管理・運営しているとのことです。
このライトアップを記念して、期間中のみ限定の御朱印がいただけるとの情報を目にして、ギリギリの最終日に拝観してきました。
拝観料 大人 550円 小人(小中学生) 250円
*昼間とは別の券が必要
*常行堂は無料
<広目天のライトアップ限定御朱印>
右下隅には雷神のスタンプが押されています。
<持国天のライトアップ限定御朱印>
左上の隅には風神のスタンプが押されています。
<二天門>
石段上にある「二天門」がライトアップに幻想的な光を放っています。
八脚楼門入母屋造の門で日光山内では最も大きな門です。
左には東を守る「持国天」、右に西を守る「広目天」が立ち、 裏門には「風神」と「雷神」の像が立っています。
門の上部にある「大猷院」の額は後水尾天皇の筆によるものだそうです。
<持国天>
仏教における天部の仏神、四天王(増長天、広目天、多聞天)の一体で東方を守る守護神として造像される場合が多い。
<広目天>
仏教における天部の仏神、四天王(増長天、広目天、多聞天)の一体で西方を守る守護神として造像される場合が多い。
<雷神像>
雷神(らいじん、いかづちのかみ)は、日本の民間信仰や神道における雷の神である。二天門を入った裏側に安置されている。
<風神像>
風をつかさどる風の神。ふつう、裸形で風袋をかついで空を駆ける姿に描かれる。
二天門を入るとその裏側に安置されている。
二天門が暗闇の中に浮かびあがり幻想的な光を放っています。
二天門の階段下には、日光温泉旅館協同組合女将(おかみ)の会が手作りした和風ランプシェード幻想的な光を放っていました。
常行堂のライトアップ
こちらの拝観は無料です。
ライトアップ拝観者のみに無料で配布された観光手形とライトアップのみの拝観券