10月2日快晴の好天気となり、草紅葉の小田代原へとハイキングを兼ね写真を撮りに行ってきました。
今回は往路は低公害バス(ハイブリト車)を利用し小田代原へと足を進めました。
帰路は小田代原を時計回りに「石楠花橋(しゃくなげばし)」へと歩を進め、そこから湯川沿いにさかのぼり「湯川赤沼橋」へと向かい、赤沼駐車場に戻るコースをたどりました(下記MAPの黒く塗りつぶしたコース)。
赤沼駐車場の低公害バスの発着場
10時5分発の千手が浜行きの「のあざみ号」に乗車し小田代原へ向かいます。
運賃は均一料金制で、何処で乗り降りしようが1回につき大人300円、子供150円で降車時に支払います。
乗り降りは運行経路上(国道を除く)の何処でも自由にできますが、運賃はその都度支払うことになります。
また、乗車前に必ず小銭を用意しておくことをお勧めします。
運転手の横に両替機はありますが、皆さんが気持ちよくスムーズに乗り降りするためにも、釣銭のいらないように小銭を用意しておいてください。
赤沼を出発すると国道120号線を「龍頭ノ滝」方向へと進みます。
国道120号線沿いの低公害バスの運行道路の入口です。
ここから先へは小田代原、西ノ湖、千手ヶ浜周辺の環境を保全するため、一般車両は進入することはできません。
小田代原へのゲート、バスが接近すると自動的に開きました。
バスが通らないときは閉鎖されています。
草紅葉に染まる小田代ヶ原に到着
小田代原のバス停では、千手が浜を出発し赤沼へ向かう低公害バス「わたすげ号」が待機していました。
ここで千手が浜へ向かう「のあざみ号」と交差します。
道路は狭い(バスの幅)ので途中で交差することはできません。
この「わたすげ号」には私を含め10数名が乗車していましたが、全員が降車し小田代原へと入っていきました。
小田代原のバス停の建物はトイレです。
小田代原・戦場ヶ原ではここにしかトイレはありません、あとは千手ケ浜までいかないとありませんので、赤沼で出発前に必ず用足しを済ませてください。
鹿の進入防止柵のゲートをくぐって小田代原に入ります。
いまきた赤沼方面
千手ケ浜方面です。
前回(29日)よりさらに赤みを増し色鮮やかになりました。
「草紅葉(くさもみじ)」は、草原や湿原に見られる草木や背たけの低い木植物などの群落が色づいて草原を深紅、黄、ピンク、白などの鮮やかな色に染め上げるものです。
小田代原では地表面のわずかな高低差、土質、水分などの違いによって植物群が、帯状、線状、モザイク状など多様に入り混じって広がり見事な景観を作っています。
小田代原の草紅葉は、9月中旬~下旬にはじまり、秋の深まりとともに変わり10月下旬~11月上旬まで見られるます。(日光自然博物館 日光の花325より)
カメラマンに人気の小田代原の「貴婦人」です。
小田代原展望台の正面には「貴婦人」が見えます。
北側から見た「貴婦人」
深紅色に染まった「ホザキシモツケ」の群生
花期を終わってしまった「ノアザミ」で「モンシロチョウ」が吸蜜をしています。
「モンキチョウ」がわずかに残っている花で吸蜜をしています。
右のしゃくなげ橋方面へ行きます。
こちらは「湯滝」方面への道です。
鹿進入を防止するための柵が張られています。
小田代原遊歩道に出ました。ここを左に「しゃくなげ橋」・「赤沼」方面へ、右に行くと小田代原の展望台です。
鹿進入防止柵のゲートをくぐり小田代原を後にします。
前回来た時には、この倒木にたくさんのキノコが生えていたのですが、きれいさっぱりとなくなっていました。
ハイカーなどに採られたのでしょうか!?
自然公園内での植物などの採取は禁止されているはずですが。
小田代原遊歩道脇のシダが赤く染まっています。
猿の腰掛ですか。
赤沼としゃくなげ橋への分岐点に到着、しゃくなげ橋まであと800mです。
街中ではこの800mはすぐですが、山の中(森)での800mは長く感じますね。
大自然に抱かれていると心が穏やかになり癒され時を忘れさせてくれます。
左は赤沼方面なので、今回はここを右のしゃくなげ橋へと向かいます。
鹿の食害防止ネット
湯川に出ました、すぐそこはしゃくなげ橋です。
しゃくなげ橋に到着
小田代原展望台をスタートし、写真を撮りながら時計回りに小田代原をグルと周り、小田代歩道を歩きしゃくなげ橋まで来ました。
しゃくなげ橋の車道。駐車場もありますが、この車道(日光市道1002号)は一般車両は通行禁止です。
湯の湖を流れ出た清流は、湯川となり「戦場ヶ原」を流れ下り、しゃくなげ橋をくぐり龍頭ノ滝となり中禅寺湖と流れ込み、周辺の草木を潤し動植物などを育んでいます。
石楠花橋(しゃくなげばし)の下の岩場には、たくさんの「ダイモンジソウ(大文字草)」がありましたが、ほとんどが終わりを迎え、花を咲かせているのは一部だけでした。
しゃくなげ橋脇の龍頭ノ滝への入口
下流から見たしゃくなげ橋
ここからは、しゃくなげ橋脇の「日光てくてく歩道」を湯川沿いに、戦場ヶ原に向けて上っていきます。
湯川にかかる「湯川赤沼橋」です。
小田代原へ行くにはこの橋を渡ります。
湯川赤沼橋のたもとで2匹のカモがのんびりと過ごしていました。
静寂な森の中に響く機械音に周囲を見渡すと、湯滝・戦場ヶ原方面への木道を修理している人がいました。
私たちのためにこのように日々保守・点検を行っているのですね。
ご苦労様です。
赤沼に戻ってきました。
私がここに戻ってきたとき、駐車場の方向から大勢の修学旅行の小学生が歩いてきて、戦場ヶ原へと入っていきました。
たくさんの大型観光バスが停まっています。
先ほどの修学旅行の小学生たちを乗せてきたのかな。
<日光自然博物館のホームぺージより>
低公害バスは、「わたすげ号・のあざみ号・しらかば号」の3台で運用されています。
運行時刻は、日光自然博物館のホームページをご覧ください。
中禅寺湖ではたくさんの釣り人が船から釣り糸を垂れています。
前回の小田代原のハイキングで壊れてしまったトレッキングシューズを買い換えました。防水対策もされたゴアテックスのシューズです。
その履きならしも兼ねた今回のハイキングでした。
消費税10%増税の前日に、長袖シャツやアンダーウエア、防寒上着などの冬用登山装備とともに駆け込みで購入しました。合計で5万円の支出(分割10回払い)でした。
この日の奥日光(赤沼)の気温は18℃と過ごしやすい天候でしたが、戻ってきたころには背中にジワーと汗が滲み出ていました。
この日の歩行距離は約5.8㎞、時間は約3時間55分でした。
新しく購入したトレッキングシューズも軽くて大変に歩きやすくストレスなく歩きとおすことができ足慣らしをすることができました。
大自然の森の中をのんびり・ゆっくりと、森の動植物の息吹を感じながら俗世間のことを忘れ歩くと、本当に心が落ち着き和み、癒され心身ともにリフレッシュできます。
もう少しするとカエデなどの広葉樹や針葉樹などが色づきだしますので、休みの日などにチョコ・チョコ訪れたいと思います。
奥日光の秋をその都度できるだけアップしていきたいと思います。