サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

台風19号が奥日光小田代原に遺したもの ~幻の湖~

2019年10月12日、伊豆半島に上陸した台風19号は東日本各地に甚大な被害をもたらし去っていきましたが、ここ奥日光小田代原には珍しい土産を置いていってくれました。

それは2年ぶりに出現した「幻の湖」です。

「幻の湖」は、2018年10月にも台風24号が小田代原にもたらしました。

2年ぶりですね。

 

 

sabuphoto.hatenablog.jp

 

11日から14日までは、御殿場の長女の家に家族旅行で行っていたため、このことは全く頭にありませんでした。

前回も台風の後の大雨で期待していったのですが期待外れに終わったこともあり。

「幻の湖」が出現していることを知ったのは24日でした。

前日の23日は、すぐそばの「龍頭ノ滝」まで紅葉の写真を撮りに行っていたのに。
さらに「戦場ヶ原・小田代原」まで足を延ばす気持ちはあったのですが、紅葉も終わっているだろうと思い帰宅してしまいました。

そして家に帰りフェースブックを見ていると、私がフォロー応援しコメントなどで交流している、日光在住で世界のトップランナーと肩を並べ世界で活躍している、女性トレイルランナーの星野由香里さんが、この日小田代原を訪れ「幻の湖」に出会いフェースブックで紹介していました。

それで台風19号が小田代原に「幻の湖」を遺しっていったことを知りました。

この日小田代原に行っていれば由香里さんに会えたかもしれないのに😢

 

もう日にちも2週間近くたっていること、写真を見ても水の量はそれほど多くなく小規模なのはわかっていたのですが、翌日25日には秋雨前線と台風21号が雨をもたらすことはわかっていたので、期待して休みとなった26日に写真を撮りに訪れました。

まずは、大きな被害をもたらした台風の後なので、情報収集のため赤沼の「情報センター」へ。

まだオープン前なので係の人は不在でしたが、案内所の掲示板でハイキングコースなどの状況を収集し、小田代原へは問題なく行けることを確認できたので向かいました。

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規模は2年前とほぼ同じくらいでしたが、草紅葉やカラマツなどの黄葉とのコラボレーションで素敵な光景を見せてくれました。

この日もたくさんの観光客が訪れ、めったに出会うことがない「幻の湖」をバッグに記念写真を撮っていました。 

 

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普段は草だらけの湿原を1羽のカモが悠々と泳いでいました。

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 前回が7年ぶりということですが、今回は2年ぶりと出現期間が短くなっている。
毎年のように異常気象が発生し、台風も巨大化し甚大な被害を各地にもたらすようになり、命を落とす人もたくさん出ている。

このことを考えると自然災害とはいえこのまま放っておいてよいのだろうか。

地球温暖化という言葉が叫ばれていますがこのままでよいのでしょうか。自国の利益ばっかりを考えずに、世界中の人が協力し地球温暖化対策を講じ、早急に温暖化をストップさせなければならないと思わずにはいられません。

この日、「幻の湖」は私に人との出会いの素敵な思い出をたくさん与えてくれました。

埼玉から来られたという私より9歳年上という超高齢者の男性との出会い。

この方は小田代原で写真撮り戻ってこられた方で、幻の湖のお話、お互いに持っているカメラの話、写真の話、これまでに行ったところの話、また青木湖に行きたいなどの話を10数分してお互いの無事を告げ分かれました。

そのあとには50代位の女性との出会い。

この方は群馬県富岡市の方で、朝起きたら晴れていたので、6時40分に自宅を出て約2時間かけてきたそうです。

1人であちこちの登山をしていて北アルプスにも登て来たそうで、「1人で恐くないですか」と問いかけると、「怖くないですよ、ほかにも1人で登山している女性も男性もたくさんいますよ。ほかの人たちと話をするのが楽しいです」と話していました。

この女性とは「湯川赤沼橋」から「小田代原」まで色々な話をしながら、ズーと一緒に歩きました。

そして小田代原で幻の湖の写真を撮り、さらに先の戦場ヶ原へと行くといって、お互いの無事を祈り分かれました。

本当に楽しいひと時でした。

私に素敵な思い出を与えてくれとありがとう!!

小田代原では一見中国人(東南アジア系かな⁉)かなと思った、ご夫婦らしき(恋人、友達⁉)カップルとの出会い。2人とも身長が180㎝位あるかなという大柄ながっしりした体格のカップルです。

女性が私を呼び止め、スマホを見せながらわからない言葉で話しかけてきましたが、身振り手振りから写真を撮って欲しいということがわかりました。

お互いに言葉は通じなくても心が通い合えば何をしてほしいのかわかることを実感したひと時でした。

そして途中で出会う人との挨拶による交流。

見知らぬ人でも「こんにちは」と挨拶すれば、「こんにちは」と笑顔が返ってくる。

多くの外国の人とも出会いましたが、言葉は通じなくても(こんにちはくらいはわかるか)挨拶に笑顔が返ってくる。

街中でこんなことをしていたら変人、不審者に思われてしまう。

雄大な自然は森は、人々の心を解きほぐし、開放し、癒し和やかにしてくれる、そんな思いをさせられた1日でした。

最後に台風19号で被害にあわれた方、なくられた方、さらに25日の災害級の大雨でさらに被害が拡大した方、命を落とされた方などのご冥福を祈るとともに、1日でも早く被害が復旧されることを願っています。