サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

令和2年(2020年)の鹿沼花火大会は中止に!!

今年も、鹿沼花火大会の日が迫ってきました。

が、しかし花火大会ファンの皆、様残念ながら

令和2年の「鹿沼花火大会」は中止が決定されました。

鹿沼花火大会は、「鹿沼さつきまつり協賛花火大会実行委員会」と「下野新聞」が主催して、毎年「鹿沼さつき祭り」と連動し、祭りの初日(5月最終土曜日)に開催されています。

鹿沼さつき祭り実行委員会」は、昨年12月26日に委員会を開催し、昨年10月の台風19号により会場となる「黒川河川敷公園」が大きな被害を受け復旧の見通しがたたず、令和2年5月30日に予定していた「第47回鹿沼花火大会」の中止を決定しました。

ということで、鹿沼花火大会」を楽しみにしていた皆様、大変に残念に思いますが被害復旧が完了するまでお待ちください。

会場となる「府中橋」から下流の「朝日橋」・「貝島橋」周辺は台風19号により高水護岸、低水護岸とも一部が崩れたほか、緑地公園は芝生が流され大きな石やコンクリート片、流木が散乱し一部応急工事が実施されたものの、現在も復旧工事の見通しがたたずそのまままの状態です。

黒川の復旧は、河川管理者の県が行うことになり、今年1月の災害査定後に設計、工事を発注し、緑地公園化は秋以降になるということです。

令和3年の「鹿沼花火大会」は開催されそうです。

鹿沼花火大会は、県内では最も早い時期の花火大会として、1万発以上が打ち上げられ、毎年市内外から約10万人ほどの見物客が訪れ、会場にはたくさんの屋台が並び、人・人・人の波で前に進むこともままならず大混雑をし、会場に向かう周辺主要道路は大渋滞します。

 

<豪雨被害に遭う前の 黒川河川敷緑地公園>

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11月3日、地元の新聞「下野新聞」にこんな記事が掲載されていました。
河川敷公園大雨のたび被害 「原状復帰」方針を変更

鹿沼市の中心街を流れる黒川の河川敷には、緑地公園が整備されていて、市民が散歩やウォーキング、ジョギングなどを行い、サッカーや野球グランドなどもあり、休日になるとスポーツ少年団などが練習をする、鹿沼市民の憩いの場となっています。
その河川敷公園は台風19号によりめちゃくちゃに破壊され、今日現在も使用不能となっています。 

黒川河川敷の緑地公園は、2011年の東日本大震災2015年の関東東北豪雨でも大きな被害を受け、翌年の花火大会が中止となっています。


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ここが鹿沼花火大会の会場です。
右側には、鹿沼花火大会の大会本部や屋台、左側にもたくさんの屋台が並び、見物客がシートを広げ陣取り、カメラマンも三脚を並べ撮影しています。
この橋(府中橋)の下付近から南(下流)にカメラを向けると、真正面に花火が上がり、他の見物客に邪魔されることもなくいい画が撮れると思います(個人的に)。

この場所は、早い時間からカメラマンが三脚をセットし場所取りをしているので、私はまだ一度もこの場所で撮れたことはありません。仕事から帰った時にはすでに会場周辺はごった返し、会場へ向かう周辺道路は大渋滞、裏道を経由して市内の家に帰ります。

写真に写ている橋(府中橋)は、花火大会の開催中はこの上で立ち止まるのは禁止されています。歩道は広いのですが、車が常に行き交い危険なため。

以前、この橋の左の植栽のところで会場の写真を1,2枚撮ろうと思い立ち止まったら、そこで警備をしていた警備員に「立ち止まらないで」でと、きつくお叱りを受けってしまいました。
「端っこじゃないか、ここもダメなの」と一時ムッカーとしましたが、その方も忠実に役目をはたしているだけなので、怒りをおさめ護岸堤の方へ1,2m移動しました。

絶好の場所に建てられた市内一の高層マンション、家に居ながらにして花火を見られる最高の場所、ここに住んでいる人が羨ましい。

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両岸を結ぶ「ふれあい橋(歩行者、自転車のみ)」がありますが、この橋も濁流に破壊されています。

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普段ここはサッカーや野球ができるグランドになっていますが、鹿沼花火大会の開催時は、花火の打ち上げ場所となります(朝日橋と貝島橋の間)。
しかし、御覧のように石ころがゴロゴロしています。


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府中橋上流(北側)の護岸堤の歩道と車道(一方通行)は、このように民家近くまで破壊され、民家への被害が拡大しないよう応急工事が施され、現在も通行禁止が続いています。

 

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府中橋下流(南側)の花火大会の会場です。
ここにたくさんの屋台が並び、見物客がシートを広げ、階段状になっている土手に腰を下ろして、下流の朝日橋(遠方に見える橋)の上空に勢いよく、華やかに打ちあがり夜空を彩る火の花に、歓声を上げ魅入っています。

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河川敷公園には、鹿沼名産の「さつき」もたくさん植栽されていますが、すべて濁流に押し流されてしまい、無残な姿となっています。


ここからは、被害状況の写真のみで紹介していきます。

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このように鹿沼市民の憩いの場である「黒川の緑地公園」は、昨年の台風19号の豪雨により 破壊しつくされ、現在も工事手つかずのまま立入禁止の状態が続いています。

黒川緑地公園は、市が県から河川敷の占有許可を得て公園としているもので、睦町の市図書館から貝島街の貝島橋下流の両岸で広さは8万2100㎡です。

このうちの約6万8000㎡で被害が出たようです。

5月10日(日曜日)には、ランナーに人気の高く(大会100選)、日本一マナーの良い大会として有名な「鹿沼さつきマラソン大会」も開催されます。

その大会の臨時駐車場としても一部が使用されていますが、今年は安全上の観点から臨時駐車場としての利用は不可能でしょう。

臨時駐車場は、ほかに市内数か所に毎年確保されているので、これでマラソン大会が中止になることはないと思いますが、今年は新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、いまだに終息の気配が見えない。

むしろこれで中止になる可能性の方が高い。

今のところ主催者から「中止」の決断はされていないので。

花火大会も仮に台風19号による被害がなかったとしても、いずれにしろ新型コロナウイルスにより「中止」となっていたかもしれない。

とにかく工事が進み緑地公園がもとに戻り、「立入禁止」が解除され自由にウォーキングやジョギングをし、サッカーやし野球をし、ペットを連れて散歩したり、野鳥の姿を追ったりしながら、すべての市民がのんびりと過ごせる、そんな場所に一日も早く戻ってもらいたいと思います。

憩いの場所を求めている一市民として。