2020年8月8日(土)、「キツネノカミソリ」が見ごろとの情報に、写真を撮りにみかも(三毳)山公園に行ってきました。
「みかも(三毳)山公園」は、万葉集に詠まれた三毳山(標高229m)を利用した栃木県内最大規模の都市公園で、フクジュソウ、アズマイチゲ、ニリンソウ、カタクリやキツネノカミソリなどの山野草が自生し、花の百名山にも選定されています。
園内はコナラやクヌギといった広葉樹林に囲まれ豊かな自然を有し、秋には鮮やかな紅葉と四季折々に表情を変化させます。
みかも山公園には年に数回、花などの写真を撮りに訪れます。
今年も2月に雪割草を、3月にはカタクリを撮りに。
4月からは、右膝半月板の損傷による手術・リハビリなどで御無沙汰していましたが、この日見ごろとの情報に、この日を逃したら見ごろを過ぎてしまうと、いてもたってもいられず、今年購入したばっかりのカメラとレンズを持ち「みかも山公園」へと向かいました。
例年であれば休日は、ハイキングを楽しむ人、わんぱく広場で子供や孫と遊ぶ人、花などの自然を散策する人などで大変に混雑するのですが、今年はコロナの影響でしょうか、駐車場も空きが目立ち、正午近くに行ったのですがすんなりと止めることができました。
まずは、東駐車場の管理センター(緑の相談所)に行き、キツネノカミソリ群生場所の情報を入手・確認しました。
管理センターの担当者の話によると、ハイキングマップを見せながら3ヵ所(赤い印の№1~3)に群生し、東側斜面にあたる№1と№2の場所は見ごろを過ぎ、今は№3の群生地が見ごろと。
そしてそこに行くのには、フラワートレイン号も走る「桜の路」を行った方が30分ほどかかるけど楽だよと。最短距離を尋ねると「野草の園」→「カタクリの園」→「三毳の関跡」を抜けて行くのが最短距離だけども山の中の急斜面を通るのでキツイよと教えていただきました。
右膝の手術を終えリハビリ中のことを考えどちらの道を選ぶか迷ったが、カタクリなどの撮影でよく通る「カタクリの園」への道を選択し№3の群生地へ向かい、その後に見ごろを過ぎたという№2と№1の群生地を見に行くことに。
管理センター前をスタートし、「野草の園」の 横の舗装された道を上がっていくと、「カタクリの園」への入口があり、この階段を上がっていきます。脇に平坦な道もあるので階段がキツイ方はこちらを行った方が楽です。
ハイキングコースの脇にはキツネノカミソリが数株咲いていました。
「カタクリの園」の東屋に到着です。
この分岐を右に上がっていきます。左に上がっていくと「カタクリの園」で3月にはここにカタクリが群生します。
今の時期は、この場所にキツネノカミソリが群生しています。
「三毳の関跡」方向へと上がってゆきます。
ここから最大斜度45度くらいの山の中の急斜面になります。
一番斜度のキツイ個所です。
前方に「三毳の関跡」が見えてきました。
やや緩やかになってきましたが、それでも斜度30度くらいはあるでしょうか。
もうすでに全身汗で“ビショビショ”、息も絶え絶えで休みながら進みます。
タオルと飲み物を持ってこなかったことを後悔する。
ようやく「三毳の関跡」に到着、もう全身汗でビショビショ状態です。
「三毳の関跡」の尾根道を横切り、この道を下って行きます。
キツネノカミソリの群生地がみえてきました。
前方が真赤に染まっています。
東口の管理センターから約20分弱程度でした。
桜の路を来るとこの場所に出ます。
西口駐車場、ハーブ園、万葉庭園方面への道
ここからしばらくは、№3群生地のキツネノカミソリを楽しみください。
そろそろ№1、2の群生地へ向かうことにします。
前のハイカーに続いてもと来た道を「三毳の関跡」へと戻ります。
三毳の関跡で見つけたセミの抜け殻。
森の中ではセミが”みーんみーん」と鳴き森林浴とともに癒されます。
三毳の関跡のこの道を下って行きます。帰りは楽ですね。
カタクリの園まで戻ってきました。
№2の群生地です。
カタクリの園という名の通り、3月にはこの斜面をカタクリの花が埋め尽くします。
奥の人(白い)がたっている場所がカタクリの展望台になっていて、カタクリの花が見ごろのころになると、連日カメラマンや花を見に来た観光客、ハイカーで埋め尽くされます。
この展望台の上側の斜面がたくさんのカタクリの花で斜面全体を鮮やかなピンク色に染ます。奥の人が上側の斜面を見ていることから、この日も上側の斜面にたくさんのキツネノカミソリが咲いていたと思われますが、全身汗でビショビショと展望台まで上がっていく気力も薄れ、管理センターのスタッフから教えていただいた2番目の場所を勘違い(他の場所と)していて上がっていきませんでした。
カタクリの園入口まで戻ってきました。
この道を№1の群生地「大田和群生地」へと向かいます。
最大規模の群生地です。
南口と東口への分岐点に到着です。
猪出没注意の看板がありました。
ここを南口方面へ20~30mほど進むと、この公園最大規模の「大田和群生地」です。
この案内標識の向かいにあるハイキングコースの木道の階段を上がっていくと「大田和群生地」です。
この階段も結構急できついですが、鮮やかに彩られた斜面を見ると、その足取りも軽くなり一気に上がっていけます。
南口駐車場からフラワートレインが子供向けの音楽を鳴らしながら上がってきました。
斜面全体が真赤に染まっています。
その鮮やかさに感動し、時間を忘れて撮影に集中していました。
最大規模の群生と新聞にも紹介されていることもあり、何組もの人が上がってきてその美しさをカメラにおさめていました。
管理センタのスタッフは見ごろを過ぎたと言ってましたが、その鮮やかさに感動し寄らずに帰らなくって良かったです。
確かに近くで見ると枯れた花も目立ちますが、遠目に見ているとその鮮やかさと絶景に感動させられます。
ここからは撮影テクニックは云々として、見ごたえのあるキツネノカミソリの鮮やかな群生を楽しんでください。
アゲハチョウが花から花へと舞い吸蜜をしていました。
なかなかジッとしてくれずカメラで追い回しながら撮影したのでピントが上手く合いませんでした。
少し遠くなので私の視力では翅の黒いアゲハ(カラスアゲハ!?)としかわかりません。
12時過ぎに到着して14時半頃までの約2時間半の撮影を終わり、約600m先の東口の駐車場へ戻ります。
ヤマユリがまだ咲いていました。
東口の池の近くに咲いているキツネノカミソリ
東口にある池と芝生広場
東口のフラワートレインの乗降場
フラワートレインの「アジサイ号」
みかも山公園にはハンググライダーの離陸場があり、休日となるとたくさん飛行しています。
管理センター前の広場には小さな子供が遊べる遊具が設置されています。
農産物の直売所
今年はキツネノカミソリは終わりですが、来年を楽しみにしています。
この後はヒガンバナが咲き始めます。
みかも山公園へのアクセスは下記地図を参考にしてください。
みかも山公園の詳細は下記URLを参考にしてください。
https://www.park-tochigi.com/mikamo/facility
長い記事になりましたが、最後まで見ていただきありがとうございます。