奥日光への道、国道120号線の第2いろは坂(上り)が、令和元年10月1日午前10時白バイ、パトカーを先導に走り初めが行われ、通年一方通行がスタートしました。
第2いろは坂は、今までは明智平~中宮祠(中禅寺湖)の間が対面通行となっていましたが、この区間は行楽時季には「華厳の滝」駐車場に右折進入する車で、激しい渋滞の原因になっていました。
地元日光(中宮祠)や日光周辺の住民にとっては生活道路であり、日常の生活に大変支障をきたしていたわけです。
この渋滞緩和対策として、道路管理者の県が昨年秋の紅葉シーズンに、明智平~中宮祠(二荒橋前交差点手前)間の約2㎞を一方通行にする社会実験を行い、同区間の通過時間の短縮効果を確認しました。
その結果を踏まえ、同区間の対面通行を通年一方通行にすることが決定され、この日を迎えました。
私は仕事が休みとなった2日に、小田代原の草紅葉を撮りに行くのを兼ねて、通年一方通行となった道路の状況を確認してきました。
<通年一方通行を知らせるポスター>
ここまでが一方通行でしたが、10月1日からここ明智平ロープウェイから二荒橋前交差点まで一方通行となります。
道路沿いには一方通行を知らせる案内標識が設置され、対面通行だった路面には最高速度をあらわす標示が書き換えられ、一方通行を知らせています。
一方通行の道路標識も設置されました。
車線の通行区分の標識。
渋滞の原因となっていた「華厳の滝」方面への車両は右側車線を、「中禅寺湖・戦場ヶ原」方面への車両は左側を走るように、車線の通行区分がなされています。
これで華厳の滝へ向かう車両に進路をふさがれることなくスムーズに「中禅寺湖・戦場ヶ原」方面へ進むことができます。
と、思うのですが!?
なぜなら私は昨年の社会実験期間中にひどい大渋滞にあってしまったので。
確かに明智平から中宮祠間の渋滞は緩和されるかもしれない、でも馬返しから明智平までの間は変わらないような気がする。
紅葉の見ごろの時期は、例年のごとく狭い明智平の駐車場の空き待ちの長い車列が、「第2いろは坂」にできるのは変わらないと思いますが。
いずれにしても蓋を開けてみないことにはわからない。
私は、明智平ロープウェイが動き出す早朝に移動してしまおうと思います(でも早起きが苦手な私は!?)。
立木観音方面(近道)への交差部までが、対面通行から一方通行になりました。対面通行終了部分には、車と障害物が置かれ誤って進入しないよう逆流防止対策がされていました。
明智平ロープウェイの駐車場を出るとすぐに、「中禅寺湖・戦場ヶ原」方面へ行く車両は左側車線を、「華厳の滝」へ行く車両は右側車線を走行するように通行区分がされています。
定期路線バスの乗降場所は、ロープウェイ乗り場から道路を挟んで反対側の駐車場わきに移されました。駐車場の一部をつぶしそこにバス停が設置されました。
駐車場の出入口にはこのような注意を促す看板が立てらています。
今まで対面通行だった中宮祠(中禅寺湖)からの路面には、交通安全を祈願する文字が標記されていました。
明智平の全景
道路を挟んで手前の駐車場にはバス停が設置され、その分狭くなり駐車できる車両の台数が少なくなりました。
明智平ロープウェイの乗り場
トイレはロープウェイ乗り場の方にもあります。
明智平ロープウェイを利用するには、第2いろは坂を上がってくるとここを入ります。道路を挟んで左手にも駐車場がありますが、狭く停められるのは20数台(身体障害者用を含め)程度でしょうか。正確に数えてきてはいないので悪しからず。
明智平の1キロほど手前から右側車線に移動するよう道路案内(標識)がされているので、その指示に従ったほうがスムーズに駐車場に入ることができると思います。
ただし、紅葉の時期には駐車場が狭いので、駐車スペース空きまちの長~い車列ができますのでご覚悟のほどを。
ロープウェイの乗降場と切符売り場(右側の建物)
右側の建物が以前の建物(ケーブルカーの乗降場)を撤去し新築された建物です。
この建物に地元産の軽食フードなどの売り場があり、中に明智平からの日光の景色をのんびりと食べながら眺められる休憩処もあります。
その隣にトイレがありますよ。
中央の山は「日光白根山」だと思いますが。
「男体山」を背景に記念写真を撮っているグループの姿もありました。
女峰山方向の景色です。秋が徐々に忍び寄ってきています。
「第1いろは坂」の景色
ロープウェイの切符売り場の裏
ケーブルカー跡地に立つお地蔵さん
1970年にいろは坂の全面開通により廃止となったケーブルカーの軌道跡(新築された建物の裏にある)
それまでは「馬返し」から「明智平」までの移動手段として利用されていました。
第2いろは坂方面
もうすぐ紅葉の時期を迎えます。
今月下旬ころには奥日光の紅葉が始まります。
引き続き渋滞の緩和を図るための工事が行われていますので、紅葉を見に日光を訪れる予定のある方は十分にご注意し事故にあわないようにしてください。
遅くなりましたが、皆様に奥日光「第2いろは坂」が10月1日に全面通年一方通行になったことをお知らせいたします。