令和2年2月29日、栃木県佐野市にある「賀茂分雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」を訪れました。
賀茂分雷神社は、毎年群馬の実家に帰るたびにこの前を通っていたので、ここにあることは知っていたのですが、参拝に訪れたことはありませんでした。
なぜこの日に賀茂分雷神社を訪れたかというと、大切な友人がLINEで送ってきた1枚の御朱印の写真です。
そこには鳳凰と虹の描かれた素敵なカラー御朱印が写っていました。
その素晴らしい御朱印にすっかり魅了されてしまい、いてもたってもいられず、この御朱印を頂ける最後の日(2月限定)、仕事も休みとなったこの日に参拝に訪れました。
この御朱印を見ていると、明るい未来が開け運気も上昇してくるような気がします。
実をいうと、この日は痛めて1年以上治療を続けている右膝の状態が数日前に悪化、歩くのも痛い、仕事中もズキズキと痛み、ジッとしても寝ていても痛いと最悪の状態でした。
なので休みとなったこの日は、家で安静にしていようと思ったのですが、賀茂分雷神社の神様がしきりに呼んでいるような気がして、腰を上げずにはいられませんでした。
そして晴れ上がり暖かくなってきた昼近くになり御朱印帳を持って車で向かいました。
<賀茂分雷神社の御朱印>
右が、私を呼び寄せた2月限定の特別御朱印(書置き)です。
神社の上空にかかる虹と天高く飛翔する鳳凰が描かれた見開きの御朱印、この御朱印に魅せられました。
スカッと晴れ渡った空に虹の橋が架かり、その中を鳳凰が天に向け勢いよく舞い上がっていく、明るい未来が開け、運気が上昇していくそんな気にさせてくれます。
さらに、御朱印には今年の歌会始めの儀に於いて、天皇陛下がお詠みになられた歌が添えられています。
今年のお題は「望」です。
『天皇陛下の御歌』
「学び舎にひびかう子らの弾む声さやけくあれとひたすら望む」
真ん中は、通常の御朱印です。
左端は、墨移りを防ぐために間に挟んでおく和紙で、このようなイラストが描かれていました。
このほかにも、数種類の御朱印が用意されています。
2月末現在、このような御朱印が用意されていました。
2段目の2枚は、3月末までの「天皇陛下御即位」の限定御朱印(左)と、雨の日限定の「恵みの雨」の御朱印(右)です。
一番下の御朱印は、土日・祝日限定(右)と戌の日限定の赤ちゃんの御朱印です。
そのほかにも通年をとおして「雷くん」、「雅楽」、「玉依姫(たまよりひめ)」、「やた烏」、「やぎ」の御朱印が用意されていました。
これらはすべて書置きのみです。
直書きの御朱印は「賀茂分雷神社」、「産泰(さんたい)神社」、「奥宮」の3種類が用意されていました。
<初穂料>
直書き500円
書置き限定御朱印1000円
御朱印の授かりは、先にお参りしてから授与所で申し込み、その場所を離れないで待ちます。
この日は、参拝者もまばらで列に並ぶこともなく、直書きの御朱印と限定御朱印の2種類を授かりましたが、待ち時間は数分5分程度だったでしょうか。
先に申し込んでも受付札は配布されないようです(⁉)
これが本来のあたりまえの拝礼の順番ですよね。
しかし参拝者の多い有名な神社やお寺は先に御朱印帳を預け、受付札を受けてから参拝するようになっていますけどね。
神社やお寺を訪れたら最初に神様・仏様に拝礼する。
それが神社やお寺を参詣する際の本当の姿ですよね。
最近の御朱印ブームで、令和元年の御朱印の大騒動がありましたが、ただの記念スタンプ、スタンプラリーのように勘違いしている方、自分たちはお客様だととんでもない勘違いをしている方、記念御朱印をネットで転売し小遣い稼ぎをしている罰当たりな人がいることに驚きました。
御朱印とは何なのかその意味をよく理解し、神様に生かされていることを感謝し参拝していただきたいと思います。
多くの方は神様に感謝し参拝していると思います。
賀茂分雷神社の本殿です。
本殿の左側に御朱印の授与所があります。その前にはお授けいただける御朱印の掲示板があり、御朱印を吟味している男性、並ぶ場所にはご夫婦らしき方が待っていました。
国道293号善沿いにある「賀茂分雷神社」の参道への入口です。
参道の階段左側に一般参拝者用の臨時駐車場があります。
参道入口(国道脇)にある社務所
ここに空きスペースはありますが、一般参拝者用の駐車場として整備されているのかどうかはわかりません。
社務所に用事のある方が一時的に使うのには良いかもしれません。
いずれにしても、神社を参拝するためにはかなり急な階段を上っていかなくてはなりませんので、本殿にある駐車場を利用した方が良いと思います。
参道の階段です。
この上にさらに階段があります。
結構急な階段で、ここを上っていくと本殿前に出ます。
階段を上りきりました。
階段を上りきった右側には手水舎があり、ここで身体のお清めをして参拝します。
本殿の右わきにある「猿田彦神社」
本殿の左側には「産泰(さんたい)神社」と「織姫神社」があります。
産泰(さんたい)神社は、字のごとく安産祈願の神社で、たくさんの安産を願う女性やご夫婦の御札がかけられていました。
孫のいる高齢者男性の私にはあまりご縁のない神社かな。
本殿の右側にある集合殿です。
この碑には、「田沼町誇れるもの百選に認定します」と刻まれていました。
本殿脇の駐車場にある「大宮神社」ですが、あまり立ち寄る人はいないのか、だいぶ寂れた感が私にはありました。
そこに張られていた奥宮建立の御奉賛金のお願いのポスター
国道293号線沿いにある「賀茂分雷神社」への入口
ここを入っていくと駐車場があります。
この山の中腹に本殿があり、山頂に奥宮があります。
国道293号線と平行に走る東武鉄道「佐野線」
奥に見える連絡橋が「多田駅(無人)」です。
出入口は東側にあり、国道側に直接出ることはできませんが、駅の東出口を出て前の道路を北(左)に進むと歩行者用の踏切があります。その踏切を渡るとこの写真の場所(駐車場入口)に出ます。
さらに北に50mほど進むと社務所のある参道入口に着きます。
電車利用で参拝される方は、この多田駅を利用した方が近くて(約300m)良いかと思います。
入口を入って約50mほど進むと、右手に砂利敷の臨時駐車場(神社会館)がみえてきます。ここに車を停めて参道を上がっていくのもかまわないですが、ここはスルーしてさらに先の本殿駐車場へ車を進めます。
駐車場の右手には、本殿への参道(階段)があります。
臨時駐車場の左側にある車も上がれる道ですが、ここは「車両進入禁止」の標識が立って一般車両は入れません。
この道を歩いて上がっていくと参道の中間あたりに出ます。
急な階段を上がっていくよりは、こちらから上がった方が楽でしょう。
正面にあるのは、毛利家(神主)の先祖代々のお墓です。
本殿駐車場はここを右に上っていきます。
ここを右に行くと本殿駐車場です。
左に行くと本殿裏の上にある駐車場に行きます。
本殿駐車場です。
約15台程度駐車可能でしょうか。
ここを入っていくと本殿です。
山頂にある「奥宮」
この周囲はまだ整備途中なのでしょうか、建設機械で山肌が削られ、赤土がむき出しのままになっています。
大宮神社に張られていたポスターに書かれていましたように、現在は奥宮建立の資金集めをやっているようです。
奥宮へ行くのには、本殿駐車場にあるこの階段を上がっていくと、本殿裏の駐車場に出ます。本殿の右側にある階段からも行けます。
本殿脇の階段を上がってくるとこの駐車場に出ます。
「奥宮」はこの山頂にあるので、タンク左の階段を上がっていくと、赤い看板のところが「奥宮」への入口になります。
ここにも「奥宮」への入口がありました。
この場所は、本殿駐車場への分かれ道のところです。
赤土がむき出しのままで、水が流れた後もあり、雨が降ったらぐしゃぐしゃになると思います。入口を少し入ってみたのですが、鼻の悪い私にもわかるほど臭いにおいがしてすぐに引き返しました。
奥宮建立の資金が集まったらきれいに整備されるのでしょうね。
タンク脇にある奥宮への入口。
徒歩約10分と書かれています。
割と急な上り坂です。
同年代くらいのご夫婦とすれ違いました。
あと数日で67歳を迎える、右膝をけがしている高齢者の私には、結構きつい坂です。
ここが帰りに地獄坂になるとは、この時点で思いもよりませんでした。
急な坂を上りきると正面に祠がありました。
ここまで約5分、ここからはほぼ平坦に近い緩やかな上り坂になります。
木漏れ日の森の中をのんびりと歩くのは、大変にリラックスし、心和み、癒されます。
奥宮に到着です。
ここまで約8分でした。
御覧のようにまだきれいに整備されていません。
この場所からは、遠方に関東平野と佐野の市街地を眺望することができます。
本殿裏の駐車場からは、唐沢山城を望むことができます。
神社の黒やぎくん。
御朱印の図柄にもなっています。
私のボンミスでピントがあっていません。
神社境内には 、赤や白の梅が花を開かせていました。
その枝にはおみくじでしょうか、札がたくさん巻き付けられています。
この日は、若い方や年配のご夫婦など数組の方が参拝に音連れていました。この梅の写真を撮っている間も本殿では、結婚式(!?)・・・写真に夢中でよく覚えていない・・・神主さんを中心に何らかの祈願が行われていました。
奥宮からの帰り道に「地獄坂」になったと書きましたが、痛めて1年以上リハビリ治療を続けている右膝が、数日前の仕事中突に突然ズキズキと痛みだし悪化、その状態で行ったものだから、奥宮から本殿に戻る途中の下り坂で、1歩踏み出すたびにズッキンと激し痛みに襲われ、その痛みに堪えながらやっとの思いで本殿まで下りました。
上りにかかった倍くらいの時間を要したでしょうか。
本殿に下ってからも膝の痛みは強くなり、平らなところを歩いていても痛くて仕方なかったですが、神様がまだいなさいと返してくれず、境内をあちこち写真を撮りながら歩いていました。
足の状態が最悪のなかで参拝に訪れましたが、まったく後悔はありません、むしろ参拝にきて良かったと思わせてくれました。
こんな最悪の中で参拝に訪れた一つの理由は、御殿場に住む長女家族の家庭内に問題が発生していて、その問題が解決し良い方向に向かうようお願いするためです。
長女を含めた子供たち家族の家庭が安泰するよう祈願してきました。
足の状態が良くなったらまた行きたいと思います。
ここだけでなく他にも参拝したい神社やお寺があるので、早く膝の状態が良くなるのを願っています。