8月下旬、アサギマダラに会いたくて、日光の霧降高原「キスゲ平園地」にカメラを持って撮影に行ってきました。
もっと早く行きたかったのですが、天候不順の大雨・長雨、なんだかんだと忙しく撮影に行くことができず、この日になってしまいました。
まずは、昨年アサギマダラがいた場所、1,300段付近を目指し、天空回廊のスタート地点レストハウス前を出発、アサギマダラの姿を探しつつ、ほかのチョウたちの写真を撮りながら、天空回廊の階段を登っていきます。
アサギマダラの姿を見ることができず天空回廊の頂点の小丸山展望台に到着、ここでしばらくチョウの写真を撮りながら休憩、今度は天空回廊を下りながらアサギマダラの姿を探します。
避難小屋の手前から階段を離れ散策路に入りアサギマダラの姿を探しながら下ってきますが、その姿を見ることはできませんでした。
レストハウス(標高:1345m)から避難小屋(写真中央 標高:1449m)までは比較的なだらかな階段が続き、迂回しながら登ってくる散策路もあるので、余裕で登ってこれるのですが、避難小屋(ここまで690段)からは急な階段が、まるで天に昇っていくように一直線に延びています。
下から上を見上げるとまさに天に昇っていくという感じです。
天にはそう簡単には昇らせてくれません。
この厳しい過酷な道のりを乗り越えた人だけが天にたどり着けます(大げさな)。
でも、本当にきついですよ。
覚悟のうえで挑戦してみてください。
過酷な道のりを乗り越えやっと天に到着しました。
息も絶え絶え、大腿部と尻はパンパン、全身汗でグッショリとなり(この日の気温25℃)、30~40段上るごとにある踊り場で休憩すること数回、レストハウスから約1時間かけて天空回廊の頂点に到着しました。
天空回廊を登りきるとそこには小丸山展望台(標高:1582m)があります。
ここからは関東平野を一望することができ、その先には太平洋、高層ビル群や富士山を望むことができ、絶景が拡がりここまでの疲れを癒してくれます。
レストハウス(標高:1345m)から小丸山展望台までの標高差は約240m
結局、この日会いたかったアサギマダラちゃんに会うことはできませんでした。
途中でお会いしたご夫婦が「アサギマダラが1匹いたよ」と教えてくれたのですが、私は会うことができませんでした。
食草とされる「ヨツバヒヨドリ」の花もほとんどが終わりを告げていて、どこにもアサギマダラの姿を見ることはできませんでした。
昨年も今回と同じ8月下旬に会いに行き、かろうじて1匹だけ会うことができましたが、今年は会うことができませんでした。
例年であれば、7月下旬ころに多くみられるのですが、訪れる時期が遅すぎたようです。さらに北にあがってしまったのか。それとも南に帰り始めたのか。
友人の話だと、まだ日光の栗山周辺にいるようだ。
結局、アサギマダラちゃんに会うことはできませんでしたが、「キアゲハ」、今まで出会ったことがなかった「クジャクチョウ」や「アカタデハ」、「ミドリヒョウモン」などに会うことができ、満足のいく撮影行でした。
最後に「キアゲハ」の求愛行動(!?)を何とか連続写真に収めることができましたので紹介します。
下記は、約3年前に天空回廊の登りタイムを計測していた時に挑戦した時の記事です。
キスゲ平園地の詳しい情報は、下記キスゲ平園地のホームページをご覧ください。
アサギマダラの姿を求めて那須岳方面へ行きたいと思うのですが、このところの猛暑で夏バテ気味、休みの日は気合が入らず眠気と疲れに1日中家でゴロゴロしています。
今年はアサギマダラちゃんに会うのは諦めますか。