サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

17年の時を経て国道119号の「上戸祭立体」が、2022年7月16日にようやく開通

 

栃木県は2022年5月24日、国道119号「上戸祭立体」が2022年7月16日15時に開通すると発表しました。

国道119号上戸祭立体(北道路入口交差点)

上戸祭立体は、宇都宮環状線(通称:宮環)から北へ延びる国道119号のバイパス(通称:宇都宮北道路)の北道路入口交差点を立体化する事業で、立体部の長さは1.2㎞にもおよび、北道路入口の東側にある長岡町交差点もオーバーパスして宮環の右側車線に取りつきます。

国道119号上戸祭立体(長岡町交差点)

宇都宮北道路は、東北自動車と日光宇都宮道路の宇都宮ICと宇都宮市街を結ぶアクセス道路で、この起点部交差点で慢性的な渋滞が発生しています。

この慢性的な渋滞解消と、宇都宮市街地から宇都宮IC間のアクセスを強化する目的で整備されてきました。

朝出勤時の北道路入口交差点(東行き)

朝の6時40分頃の写真です。
この左側からは、周辺道路からの車両が合流流れ込み混雑、北道路入口で日光方面へと流れ出る車、真っすぐ国道4号線方面と向かう車に分かれ、真っすぐ国道4号線方面へ向かう車は、北道路(日光)から流れ込んだ車が、この先の長岡町交差点の信号で滞留(ネック)し、北道路入口交差点の信号が青になっても前に進めないことが頻繁に発生します。
ひどいときはこの後方200m~300mの細谷小学校の近くまでつながります。

夕方帰宅時の北道路入口交差点(西行

仕事を終わり帰宅する、夕方16時20分頃の写真です。
北道路(日光方面)への右折車線は2車線でしたが、現在は工事で1車線になっています。立体工事が完成したことにより、日光方面への車はこの手前で北道路に乗換えてしまうので、ここで右折する車はかなり減少すると思われます。

長岡町の「百穴」付近の北道路と宇都宮環状線の結節地点
交通標識も整備され7月16日(土曜)15時の開通を待つのみ。
日光方面および東北自動車・宇都宮日光道路ICへ向かう車は、ここで北道路に乗換えてしまうので、かなり宮環の流れが改善されると思います。

 

上戸祭立体の工事に伴い、北道路入口交差点の改良工事も行われています。

この場所は、日光方面から来た車が宇都宮市街地への抜け道と利用しています。
普通車がやっと離合できる狭い通路で、近くには小学校があり児童の登下校の時間帯は進入禁止の規制交通標識がありますが、多くの車が抜け道として利用しています。私もこの場所を利用していたのですが、ミラーを軽く擦る接触事故を起こし、それ以降は利用していません。

そして、上戸祭立体工事に合わせ、この通路も拡張工事が行われています。

 

前方標識のあるところが長岡町交差点で、ここが渋滞のネックになっていて、ここを通りすぎると流れがよくなります。

長岡町交差点です。
私は職場へ向かうためここを右折します。
朝6時半でも交通量が多く、なかなか右折することができず、右折可の信号が点灯するのを待ってからの右折です。おまけに目の前の高架の柱で対向車が直前まで見えませんので、流れが止まったのを見て、かなり前に出て対向車がきていないのを確認してからの右折になります。

 

上戸祭立体工事は完了したのですが、まだ高架下・周囲の宮環の整備工事が終わていませんので、今後はそちらの工事がメインとなっていきます。

 

この開通により、交通形態が大きく変化するため、走行車線や運転時の留意事項を事前に周知する目的で、栃木県は3次元VR映像による走行イメージ動画を作成しYouTubuで公開しています。

宇都宮北道路は、一般道で法律上の自動車専用道路ではありませんが、ほぼ全線が高架で自動車専用道路と同等の交通規制が敷かれ、一般道で最高速度80㎞/hまで引き上げられた全国発の事例とされています。

立体部は、2005年度事業化されていて、実に17年を経ての開通となるそうです。