「鎮将夜叉尊」の御開帳を知ったのは、年も明けた1月3日に放送された「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」です。
子ども博士の寺田心さんが、日光東照宮の最強初詣ルートの解説の中で、秘仏「鎮将夜叉尊(ちんじょうやしゃそん)」が、9年振りに開帳されていることを紹介していました。
その時に初めて秘仏「鎮将夜叉尊」の存在を知りました。
鎮将夜叉は、九星術でいう9年に1度「五黄中宮(ごおうちゅうぐう)」と呼ばれる年に開帳されます。
この年は必ず9年に一度訪れ、世の中に殺気が満ちる年といわれています。そこで、特別行事として秘仏「鎮将夜叉尊」が開帳されます。
江戸時代、日光山中興の祖とされる天海(てんかい)大僧正が天下泰平や国家安穏をひそかに願ったとされる仏像です。
2022年2月4日の立春から1年間は、世相が荒れやすくなる9年に1度の「五黄中宮」にあたることから、秘仏を公開して人々の厄難を払う。
今年(2022年)は特に新型コロナウィルスが最後の年になるよう、鎮将夜叉尊の力に願い、世の中が平和になるようにとの思いで開帳されたそうです。
御開帳は、今年2023年2月3日までです。
鎮将夜叉尊は毘沙門天です。
5人の夜叉の首の上に座し従えています。
大きさは約4.6㎝と小さく、近づいてよく見ないと、その夜叉の首は見えませんでした。
僧侶の袈裟のなかや、信奉者の髪の中に結いこめられ、怨念を持つものや敵から守り、小さいながらも災厄を祓う威力絶大な御尊像です。
特別御朱印は2枚セットで料金は1,000円です。
コロナ対策で御朱印は書置きのみとなっています。