まだ5月中旬だというのに夏の暑さが続く日々、暑いと思ったら急激に寒くなり冬に逆戻り、また急激に暑くなりと冬と夏の繰り返し、春を飛び越し夏となってしまい日本から四季がなくなってしまった。
そんななかでも、奥日光ではまだ春の芽吹きを感じられるのではないかと、カメラを準備し、雪も消え低公害車バスが運行を開始した、奥日光の千手ヶ浜に向けて出発しました。
低公害車バスが運行する赤沼駐車場に着いたのは9時半ころ、バスの運航時刻を確認しないで家を出てきたので、到着し赤沼自然情報センター前のバス亭で時間を確認したところ、9時25分発のバスがすでに千手ヶ浜に向けて出発した後でした。
大失敗です!!
千手ヶ浜への一般車両の乗り入れは、自然保護のため禁止されています。
なので、低公害車バスを利用します。


膝が故障する前であれば、迷わずハイキングコースを千手ヶ浜まで(写真を撮りながら約3時間)歩いて向かったものですが、膝の手術をしてから約10カ月余り、まだ骨も完全につながっておらず、やっと普通に歩ける状態になったところで、山道のハイキングコースを千手ヶ浜まで歩くのは厳しい状況で、低公害車バスを利用して行くことを考えていました。
が、わずかな時間で低公害車バス(千手ヶ浜まで30分)に乗り遅れてしまいました。
次の発車時刻は10:45
まだ1時間超ある。

次の発車時刻まで待つか考えましたが、時間がもったいないと思いハイキングコース(約3㎞)を小田代ヶ原のバス停まで歩き(春の芽吹き確認)、小田代ヶ原から低公害車バスに乗り千手ヶ浜へ向かうことにしました。
小田代ヶ原のバス停が10:57になるので、小田代ヶ原まで歩いても約50分、バスの時間までに着けると考え。
しかし、いつものように写真を撮て歩いていると、間に合わなくなる恐れがあるので、できる限り写真を撮らずに向かうことに。






低公害車バスの路線(日光市道1002号)に出てきました。
柵は、小田代ヶ原の入口です。
シカの食害防止のため小田代ヶ原一帯はこのように柵で保護されています。
左側柵の中が小田代ヶ原になります。
入口の柵を抜けてハイキングコースを真っすぐ行くと、戦場ヶ原、赤沼駐車場へと繋がります。
低公害車バスで行き来するのもいいですが、これからの季節は新緑や様々な草花が咲き誇り、森林浴を楽しみながら歩いてくると、本当に心身ともにリフレッシュされます。
小田代ヶ原バス停(手前)までは、あと200~300m程度でしょうかね。

ここが、小田代ヶ原です。
人気スポットで、観光シーズンにはハイカーだけでなく、たくさんの観光客が訪れます。また、写真家に人気の「貴婦人(1本のシラカバの木)」があり、カメラマンもたくさん訪れます。
奥の山(日光白根山)はまだ冠雪しています。

写真を撮るほどの春の芽吹きはなく戦場ヶ原、小田代ヶ原一帯は草木も冬枯れの状態で、まだ春は訪れていない。
約50分ほどで小田代ヶ原のバス停に到着、バスが来るまでトイレに入ろうと思ったのですが、その間もなくすぐにバスが到着し乗り込み千手ヶ浜へと向かいました。
バスの料金は1回500円(中学生以上)、小学生は250円です。
乗り降りはどこでも自由です。
このバス停の前に小田代ヶ原の展望台があり、ハイカーがよく休憩や食事をしています。
貴婦人は、この展望台の正面にあり、早朝にはカメラマンがカメラを設置して「貴婦人」の撮影をしています。
早朝の朝霧が出ているときや朝日を受けるときが人気のようです。
本当に美しいです。
私も写真を趣味とする一人として、朝霧に包まれた「貴婦人」を撮ってみたいのですが、朝早く起きるのが苦手でダメですね。

バスで千手ヶ浜へ向かう途中、弓張峠を過ぎると下(千手ヶ浜)から自転車に乗った人たちが十数名ほど上がってきました。
見るとほとんどの人が外国人でした。
どこかで、レンタサイクルを借りてきたのでしょうか(自転車は通行可)。
千手ヶ浜のバス停に着くとすぐにトイレに入り用をたしました。
ここから先はトイレがないので、ほとんどの人はトイレに入ってから千手ヶ浜へと向かいます。
バス停の近くではヤマツツジが赤い花を咲かせていました。

千手ヶ原を中禅寺湖(千手ヶ浜)へと流れ込む「外山沢川」の水流が静かにゆったりと流れ、心が洗われ癒され、心落ち着きます。

バス停から歩くこと5分程度で千手ヶ浜に出てきました。
正面には「男体山」が見えます。
千手ヶ浜は、中禅寺湖の西の端に位置する約2㎞にわたる浜です。
日光開山の祖である勝道上人が、かつてそこで千手観音を見て建てたと言われる千手観音堂があった場所です。
クリンソウの群生地でもあり、6月には開花し見ごろを迎えるとたくさんの人が観賞や写真撮影に訪れます。
6月になったら、久しぶりにクリンソウの観賞と撮影に訪れようと思います。



ハイカーの姿は多く見られますが、一般の観光客の姿はほとんど見られませんでした。
まだ、観光シーズンには早いですからね。







春の芽吹きを感じることができました。











クリンソウの群生地につきましたが、これといって観るものがないので、ここをスルーして千手堂に向かいます。
遠方の山日光白根山は、まだ雪化粧をしています。
千手ヶ浜には、クリンソウなどの撮影に何度か訪れていますが、この先の千手堂にはいったことがないので行ってみようと思います。




これは千手堂ではないです。
不動堂と書いてありました。


千手堂につきました。
この、こんもりとした中にありました。


千手堂は、勝道上人が湖上に千手観音が現れたの見て784年(延歴3年)に創建されたと言われています。のちに弘法大師の書による額がかけられたそうですが、やがて建物は失われ、昭和40年代に礎石だけが残されていました。この御堂は平成28年11月に日光開山1250年と勝道上人1200年忌を記念して再建されたものです。


千手堂から見る男体山
勝道上人は、ここで千手観音を見たのでしょうかね。
千手ヶ浜は、どこからでも男体山を望むことができます。



フデリンドウが咲いていました。


千手堂を見ることができたので、千手ヶ浜のバス停に戻ります。
シカの食害防止のためのネットがかけられています。
今年は特に食害がひどいようです。
この冬は雪が多く、シカが餌にありつけなかったことが原因のようです。




千手ヶ浜のバス停に戻ってきました。
バスの時刻を確認すると、次のバスは14時30分、まだ1時間以上あります。
ここに戻る途中に、こちらから歩いてくる人とすれ違ったので、「あっバスは行ってしまったか」と思っていたのですが、その通りでした。
私の前を歩いていた女性2人組もバスの時間を確認して千手ヶ浜へ戻っていきました。
私は、ここで水分補給と休憩をしたのち、この前にある川で木や草花などを撮って時間を過ごしました。













下の写真は、記事の中で紹介した「貴婦人」の姿です。
草紅葉のなか凛として立つ姿に魅了されます。
早朝の朝霧に包まれた「貴婦人」、山の間から上がる朝日を受けた「貴婦人」の姿をイメージすると、私も撮影に行きたい気持ちに駆り立てられます。
プロの写真家が撮った幻想的な「貴婦人」の姿を何度も見てきました。
