超珍しい白いカタクリに、すべてを忘れ、夢中でカメラのシャッターを切っていた。
今日の昼休み時間に、カメラを持って病院の敷地内を歩いていると、白い色をしたカタクリが目に飛び込んできました。
カメラを持って歩いていたのは、イチリンソウが咲いているのを見つけたことと、ウメの花が真白な花を咲かせ見ごろだったのでそれを撮るためです。
そして、まだ蕾の状態のサクラを撮りに向かっていたら、紫色の花を咲かせているカタクリの中に、この白いカタクリを発見しました。
この日は出勤し、仕事をしながら同僚の女性とカタクリの話をしている中で、その方が白いカタクリがあるみたいだよと、話をしたばかりでした。
私もその方も白いカタクリは見たことがありません。
カタクリといえば紫色と思っていたので。
それがなんと、話をしてすぐにその花に出合えるとは思ってもいませんでした。
偶然とは思えない、運命的なものを感じます。
出会うべくして出会った。
もうその瞬間から、他のことは一切忘れ、この白いカタクリの魅力に引き寄せられ、夢中でカメラのシャッターを切っていました。
完全な真白ではないですが、明らかに周囲のカタクリとは違っています。
自生するカタクリで白色は何万分の一の確率だそうです。
ここには現在100数十株のカタクリが自生していますが、そのうち2株が白い花を咲かせていました。
これは突然変異ではなく、花びらに色素が形成されない(あるいは極めて少ない)ために白い花を咲かせる白花変種(はくかへんしゅ)だそうです。