快晴の暑い日となった5月24日(金)、″まぼろしの滝″で有名な「おしらじの滝」に写真を撮りに行きました。
この日もたくさんの観光客が訪れ、狭い駐車場は満杯状態で、駐車区画外の邪魔にならない空きスペースにも車を停めていました。
おしらじの滝は、栃木県の高原山(八方ヶ原)にあります。
山の駅「たかはら」から、地方道の56号線を那須塩原方面へ向かっていくと、約2㎞ほど下った左カーブの右側に駐車場があります。
そこの駐車場に「おしらじの滝」への入口(写真の一番奥の駐車場所)があります。
おしらじの滝がなぜ「幻の滝」といわれるのか、それは普段は水が流れていないから。大雨の後などに水が流れ滝が現れるからです。
この日私が行ったのは前日(23日)の地元の新聞に、22日に水が流れ「幻の滝」が出現したとの情報が掲載されていたからです。
先日の大雨(栃木県にも警報・注意報が)がもたらしてくれたのですね。
そして仕事が休みとなったこの日に初めて訪れました。
おしらじの滝の場所は下記の周辺MAPを参考にしてください。
那須塩原方面からと矢板方面からくることができます。
駐車場の奥に「おしらじの滝」への入口があります。
一番左側の駐車場(那須塩原側)、普通車4台分の駐車スペースが確保されています。この区画は大型観光バス(2台)も駐車できるよう区画整理されています。
おしらじの滝入口から見た駐車場(滝入口に一番近い)です。
この左側にも駐車スペースがあります。
駐車場全体で普通車10台程度が駐車可能でしょうか。
おしらじの滝入口です。
入口の脇にはこのような注意書きの標識が立っていました。
本当に歩道は整備されていませんので、立ち入る方はそれなりの服装(靴)で入ってください。
携帯も通じません(アンテナが立たない)。
熊も出ます。
入るにはそれなりの準備と覚悟を。
ヤマツツジが咲いていました。
水こそ流れていませんがこれは沢です。
こんなところを下っていきます。
水が流れていれば渡って行かなければなりません。
下から2人の女性グループが上がってきました。
写真を撮っている私を追い抜き2人の男性が下りていきました。
この2人は写真撮影が目的のようです。
下る人、登ってくる人と多くの人とすれ違います。
おしらじの滝のすぐ手前まで下りてきました。
おしらじの滝に到着しました。
ご覧のように滝に水は流れていません。
「まぼろしの滝」を見ることはできませんでした。
大雨となった翌日(22日)にきていれば、2019年度初の「まぼろしの滝」を見ることができたのですが。
一足遅かった残念!!
仕事している人間にとっては仕方ないですね。
いつ出現するからわからないからこそ「まぼろしの滝」といわれる所以でしょう。
いつ出現すると分かっていたら幻じゃないですからね。
下の写真の女性が立っている場所は、「まぼろしの滝」が出現していれば水が流れ川底となります。
滝正面の高い岩盤の上から撮っています。
滝の上部、ご覧のように水が流れていません。
女性グループが立っている岩盤の上が滝の見学場所です。
狭く一度に立てるのは5人程度、とても三脚を広げる余地などありません。
三脚を持ってきましたが、女性の後ろの一段高いところに放り投げてあります。
この時、この岩盤の一番高い狭い場所(木の陰)に1人のカメラマンが三脚を広げて撮っていました。
私がいま立っている場所は、滝が出現していれば川の中になります。
ご覧のように滝が消えてしまい″カラカラ″になっています。
川底に入り、滝壺の縁から撮っています。
現在時刻はほぼ正午で、真上から太陽が照らしています。
滝壺に溜まった水は太陽の光を浴びエメラルド色に輝いています。
このエメラルド色に輝く滝壺が神秘的なので人気の一つになっているようです。
滝に水が流れていないため、滝壺の水は対流がなく淀み、水面に落ちた花や葉などは一点にとどまり動きがありません。
おしらじの滝壺は、駐車場から未整地の山の斜面をおおよそ10分ほど下ったところにあります。
他の観光地のように道が歩きやすくきれいに整備されているわけではなく、山の中の沢を歩いていくと思ってください。転びやすく怪我のリスクが高いですので、安易に考えず山歩きの服装で、特に靴は登山靴がベターでしょう。
今回はまぼろしの滝が消えてしまい大変に残念でした。
滝が流れていればもっと神秘的な光景に出会えたのでしょが。
次に現れるのはいつでしょうか。
滝壺が青く神秘的なエメラルド色に輝くのは、条件がそろわないと見れないということなので、滝が現れたら必ずしも見れるというものではないようです。
私が思うに、この日のように晴れて青空がのぞき太陽光が射し込むときのような気がします。