サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

Velbonの三脚「VS-543AS」の取り扱い要領を練習しました。

先日、新しく購入したカメラ用の三脚「VelbonVS-543AS」の取り扱い要領を練習しました。

 

sabuphoto.hatenablog.jp

 

三脚なんて練習しなくても簡単に取り扱えるよと皆さん思うかもしれません。

私もそうです。

こんなの練習しなくても簡単だよ、ぶっつけ本番で大丈夫だよと。

そんな甘い考えでいました。

ところがいざ使ってみると、私の甘い考えは打ち砕かれました。

現場で三脚をセッティング(立てる)するまでは、誰でも簡単にできますが、そこから先のカメラを三脚にセットし構図を決め撮るまでの段階が上手くいきません。

このことに今までも何度か泣かされていました。

このことが今まで私が三脚を使わなかった一つの理由かもしれません。

この三脚を購入してからも、近くの公園にアジサイを撮りに行ってきましたが、案の定三脚のセットが上手くいかず、あきらめて家に帰りました。

 

sabuphoto.hatenablog.jp

 

この日は、梅雨の雨が一休みした合間を縫って、喜び勇んで「VS-543AS」を持って、雨に濡れ輝いているアジサイを撮りに行きました。

ところが現地で三脚をセット、カメラを三脚に装着し、構図を決めようとしましたが上手くいきません。

カメラをセットしている自由雲台がガチッと固定できないではないですか。

自由雲台とスライドポールの間につけた「アングルアダプタ」がしっかり固定できず、カメラから手を離した瞬間、、カメラの重さにバランスを崩した「アングルアダプタ」が、クルッと180度回転し真下を向いてしまいました。

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“アッ“と😲仰天!!

顔は一瞬真っ青に。

買ったばかりのニコンD-780」がお釈迦に😢

大丈夫出した(´▽`) ホッ

カメラはしっかりと雲台に固定されていました。

九死に一生を得るとはこのことか。

大袈裟ですが、私にとってはそれほど重大事です。

それから、あっちをいじりこっちをいじりとするが固定できません。
仕方なく三脚の使用は諦め撤収です。

大事な愛機を壊してからでは遅いですから。

家に帰ってから取り扱い説明書と睨めっこです。

今回が初めてではありません。
今までもこのようなことが何度かありました。

そして、現場でこのようなことが起こらないよう、しっかりと三脚の取り扱いになれるように、雨が止んだこの時間に自宅の庭で取り扱い要領の練習をしました。

 

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三脚を被写体のアジサイに向けて4段になっている脚をすべて出しセッティング。

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4段全部伸ばした三脚の高さは、雲台の取り付け位置まで約121㎝です。
VS-543ASの三脚は、センターポールの先には「バーサタイル・スイング・センターコラム」機構の「V4ユニットⅡ(エレベーター)」が装着されていて高さは約128㎝です。

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センターポール(エレベーター)を目一杯伸ばした状態です。

f:id:sabuyan1953:20200625214343j:plain「アングルアダプター」を装着しカメラをセットした状態です。

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スライドポールを下に向けた状態です。このようにスライドポールを操作することにより、三脚の高さ調整や移動することなく容易に構図を変更できます。

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このように真上に向けることもできるので、星空撮影にはいいのでは。

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目一杯前方にスライドさせた状態です。この場合カメラやレンズの重量によっては三脚が転倒する恐れがあるので注意が必要です。

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センターポールを外せばここまで低位置(最低高254㎜)撮影が可能です。スライドポールを利用すればさらに低い位置で撮影できます。

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目一杯前方にスライド(約21㎝)させた写真です。
カメラを前方にスライドさせることにより、カメラとレンズの重量によっては、三脚が前方に倒れてしまう恐れがあります。そのような場合にはスライドポールのお尻にバッグなどの重量物を下げ、三脚の転倒を防ぐことができます。
このカメラ(ニコンD780 約840g)とレンズ(タムロン24-70㎜ 約900g)では転倒はしませんが、試しに水を入れたペットボトル2本をバッグに入れ吊り下げてみました。
このバッグは付属していませんよ。
以前使用していた三脚の付属品を使っています。

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ここがバッグなどの重量物をを吊り下げる部分です。この部分はねじ式になっていて取り外すことができます。

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上の2枚の写真は、近くの公園にアジサイを撮りに行った時のものです。
この写真の場合、これ以上前にスライドさせることはできませんでした。
これ以上前にスライドさせると三脚が前に倒れてしまいました。
三脚の脚は1段をわずかに伸ばしただけです。
脚を全部(4段)延ばせば安定するのですが。

重量は、カメラ本体とレンズ合わせて約1740gです。

 

<VelbonVS-543ASの諸元>

発売日:2020年5月

全高(EV含む):1870㎜ 全高(EVなし):1590㎜ EVスライド量:205㎜

最低高:254㎜ 縮長:586㎜ 脚径・段数:26㎜4段 質量:2360g

推奨積載重量:2.5㎏(脚最大荷重6㎏)

 

今回この三脚を操作してみて思ったことは、①「バーサタイル・スイング・センターコラム」機構によりエレベーターの角度が自由に様々な構図で撮影できること②正直なところ「めんどくさいな」、「やはり三脚は使わないかな」、「持ち歩かないかな」といった2点です。

多くの人に観ていただける感動的な写真を撮るためには三脚は欠かせないですよね。

魅力的で素敵な素晴らしい写真を撮っている方は、皆さん必ず三脚を使用して、構図がバッチリと決まりブレのない写真を撮っていますからね。

めんどくさがらず、私の撮影スタイルである機動性を重視した手持ち撮影と、撮影テーマや撮影場所、撮影シーンなどの状況を考慮し、その都度どの撮影スタイルでいくかを考えて、三脚もどんどん使っていこうと思います。

やはり何事も慣れが必要ですから。

ガンガン使って使い慣れて習熟すれば、「めんどくせ~」なんて気持ちも起こらないと思うので。

せっかくこんな良い三脚を持っていても使わなければ宝の持ち腐れですから。

なけなしの金をはたいて購入した三脚、使いこなして元を取らねば!!