サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

日光霧降高原で出会った薄紫色の可憐な花マツムシソウ

日光の霧降高原(キスゲ平園地)で薄紫色の「マツムシソウ松虫草」が可憐な花を咲かせています。

仕事が休みとなった8月23日、日光の霧降高原(キスゲ平園地)に花の写真とチョウを撮りに出かけました。

主な目的は、渡りをするチョウ「アサギマダラ」を撮ること。

しかしもう8月下旬、「アサギマダラ」はすでに南下してしまったものと思いつつも、一縷の望みを抱いて訪れました。

思ったとおり、アサギマダラがよく集まっていた「ヨツバヒヨドリ」などの食草はすでに枯れてしまい、アサギマダラの姿は全く見ることができませんでした。

そんな中、花の写真を撮りながら歩いていると、登山の帰りなのか下ってきた私と同年代くらいの高齢者ご夫婦が、「イタドリ」の花を撮っていた私に話しかけ、マツムシソウが咲いているすごく綺麗だから行ってみたら」と、一生懸命に咲いてる場所を具体的に教えてくれ、「この場所にしか咲いていないから」と、ご婦人も「すごく綺麗だから」と、熱心に撮りに行くことをご夫婦で勧めてくれました。

何度も訪れている霧降高原なので、ご夫婦の説明で大体の場所はわかるので、その場所に向かいました。

ありました。

薄い紫色の可憐な花が。

名前を聞くのも花の姿を見るのも私は初めて。
その美しさに即魅了されてしまいました。

そこに咲いていたのは、10株ほどのグループと、少し離れたところに1株と少ないですが、その美しさに魅了されカメラを向けていました。

この時私がカメラに装着していたのは、24ー70㎜の標準レンズ、咲いている場所が柵から2mほどの場所、花も小さく標準レンズではとても物足りない、最大70㎜にズームしても花は小さくしか写っていない。

焦点距離最大70㎜で撮った写真

もっと近いづいて撮りたいがここは国立自然公園、植物の保護の観点から柵の中に入ることはご法度なのですが、美しさに魅了され花から数十センチのところまではいってしまいました。

できるだけ植物を傷めないようにしたものの「ごめんなさい」です。

 

翌々日の25日、今度は90㎜のマクロレンズと100‐400㎜の望遠レンズを持って再び訪れました。

今度は柵の外から、「マツムシソウ」の美しさを撮りなおしたいと思ったから。
それが下の写真です。

ちょっと可愛らしさを強調したハイキー調とアンダーキー調で撮ってみました。

三脚なしの手持ちで撮ったので、レンズの重さ(重量:1,115g 長さ:196.5㎜)に左腕が支えきれず身体も前後、左右に微妙に揺れてしまうありさま。

できる限り身体が揺れないように努力をしてみたけれど、結果手ブレがひどくピントも甘い、拡大すると耐えきれない写真になってしまいました。

行く前までは三脚を持っていこうと思っていたのですが、私は手持ち撮影で自由に動きまわって撮りたいというのが撮影スタイルなので、普段は全く持ち歩かない。

重いし、いちいち三脚をセットしなおすのもめんどくさい、そんな思いでこの日も結局三脚は持っていきませんでした。

しかしここで、「あ~、やはり三脚を持ってくればよかった」と思い知らされました。

やはり素敵ないい写真を撮るには、めんどくさくても三脚は必需品ですね。

この日はマツムシソウの数もさらに増え、20数株が鮮やかな薄紫色の花を咲かせていました。

TAMRON100-400㎜ F/4.5-6.3 DI VC USD 焦点距離400㎜で撮影

下の写真は、8月15日に開花した「マツムシソウ」です。
薄紫色の綺麗な花です。

マツムシソウキスゲ平園地ホームページより)

マツムシソウ松虫草)>

  草丈:およそ60-90㎝

  花の大きさ:4 cm程度

  開花時期:8~10月

名前の由来は、秋を告げるマツムシ(スズムシ)が鳴く頃に咲くことが和名の由来とされている説と、花が散ったあとの果実の形が僧侶の持つ松虫鉦(マツムシがね)に似ているからという説もあるようです。

北海道、本州、四国、九州に分布する日本固有種は高原でしか見られず、絶滅の恐れがあるレッドリストに指定されている。