サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

最初で最後のダブル天体ショー皆既月食&惑星食の撮影に失敗する

2022年11月8日、442年振り世紀のダブル天体ショー「皆既月食」&「惑星食」の天体撮影に初めてチャレンジしました。

大ショック!!!

赤銅色に輝く神秘的なお月様が写っていない。

大失敗だ😞

数日前にネットでこの天体ショーを知りました。

私が見ることができるのはこれが最初で最後と知り、写真で残しておきたいと思い、ほとんど撮影したことがない天体撮影に挑むことにしました。

私が撮ている写真は、自然の風景と花の撮影がメインです。

天体写真も興味がないわけではない(むしろ撮りたい気持ちがいっぱい)のですが、撮影が難しい、暗くならないと撮れない、周囲が明るい街中では撮れない、灯りのない開けた山中や暗い場所に行かなければならない(一人では怖い恐怖心)などで全くチャレンジはしていません。

それに、天体撮影に必要なレンズなどの装備がない。

もちろん今保有しているカメラとレンズで充分に撮ることはできるのですが。

そしてネットで皆既月食の撮り方を調べて臨みました。

撮影場所をどうするか。

我が家の窓やベランダからでも撮影はできるのですが、電線などの余計なものが入ってしまうと思い、家の近くにある山の公園に、ここならまちの夜景とのコラボレーション、周囲の樹木や公園の遊具などの施設を前景に入れた趣のある写真が撮れると考え、前日の仕事が終わった後、月食がはじまる時間帯にロケハンに行きました。

お月様の出る方角、動き、自分のイメージする皆既月食を撮るにはどの場所がいいかを確かめ、実際にネットで調べた設定値で撮影してみました。

実際に調べた設定値で撮ってみると、お月様が明るすぎるのか、真白に白飛びしピントも合わないという状況。

前方に街の夜景が広がり、空には煌々と輝くお月様が浮いているのですが、自分の周囲は暗く、背中に何かゾクゾクするものを感じ、恐怖心でいろいろ設定確認をせず自宅に帰ってしまいました(悲しい臆病者)。

そして当日を迎えました。

この日は休みだったので、日中は市内の古峯神社へ紅葉の写真撮りと御朱印をいただきに行ってきました。

その帰り、疲れからだろうか「別に皆既月食撮らなくってもいいや。また数年後にみれるし。天王星食は肉眼じゃ見れないだろうから」と意欲は落ち込み、前日に調べた場所にはいかず結局家で過ごし、孫と一緒に皆既月食の始まる時間に家の窓からのぞき撮りました。

その結果、写真は自分のイメージしたとおりには撮れず、職場仲間や写真友達に自慢できるような写真を撮ることができず、下のような無残な写真になってしまい、テレビのニュース報道や他の人たちの撮った写真を見ると、自分の情けなさ(恐怖心で撮影ポイントにいけなかった)で悔しさがこみ上げてきました。

 

なぜだ!?

何を間違った?

使用カメラ:OLYMPUS OM-D E-M5MarkⅡ

使用レンズ:OLYMPUS M.75-300mm f4.8-6.7 Ⅱ

カメラの設定は、ネットで調べた撮影モードM(マニュアル)、絞りF値8.0、シャッタースピード400、ピントはマニュアルフォーカス、焦点距離300㎜(35㎜換算600㎜)で撮影しました。


完全に月が地球の影に隠れました。
撮影結果は真黒で何も写っていません。

この時カメラのファインダーには、見事な赤銅色に輝くお月様が見えていました。

撮った後に再生をすると、そこには何も写っておらず、プレビュー画面は真黒。
”あれ?”と思い再度確認するも一緒、真黒なプレビュー画面でした。
撮りなおしするも何度やっても真黒で何も写っていません。

ファインダーを覗けば、そこには見事な赤銅色に輝くお月様が見えています。

なぜ写っていないと思い、ISO感度を最高16000シャッタースピードも最高6400まで変えて撮りましたが全く変わらず。

ん!?
何、シャッタースピード6400!!
いま記事を書いていて気づきました。
これって逆じゃん。
ですよね。

皆既月食を撮るのは諦めて、次に天王星食がはじまるまでの間、パソコンに向かい別の記事の写真を選んだり編集作業をやっていましたが、疲れからでしょうか、いつの間にかパソコンの前で眠っていました。
目が覚めた時には時すでに遅し。
天王星食は終わっていました。

肉眼では見えなくても、カメラのレンズ300㎜をとおせば見えたはずなのに。

悔しい~。
悲しい~。

世紀の天体ショーを見逃してしまった。
次に惑星食見られるのは322年後。

もう私はこの世に存在しない。

今回の失敗の原因と反省を私なりに考えてみた。

● カメラの設定ミス、皆既月食がはじまるにしたがい、ISO感度、シャッタ   ースピード、絞りを変えていかなければならなかった。

● それを行わないで最初の設定値のまま撮影していたこと。

● シャッタースピードを遅いほうに変更しなければならないに、まったく逆の早い方向に変更していたこと。

● 三脚を使わず手持ち撮影したこと。もちろん手ブレを防ぐため身体を壁に押し付け撮りました。

● 撮影場所を間違ったこと。
   暗闇の中に一人で長時間いるのが怖くて、家族もいる明るい自分の部屋から撮った。自分が決めた屋外の撮影場所に行っていれば、眠ることもなく(寒さで)世紀の天体ショーを最後まで見届けることができた。

悔しい~!

そのことしか残らなかった。

全て私のカメラ写真撮影に関する知識不足。
特に星空の撮影、月などの天体写真の撮影に関するカメラの設定の知識不足と技量未熟が招いた結果でした。

時間を戻してくれ~!!

I AM A DOG さんの皆既月食天王星食の記事を読みました。

素晴らしい。

素敵です。

こんな写真を撮りたかった。

moognyk.jp