サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

好天気に恵まれ天空回廊経由で日光連山の一角丸山山頂へ

2022年5月28日(土曜)、日光連山に雲がかかることもなく好天気となり、カメラを持って「日光キスゲ平園地」へと向かいました。

目的の一つは、キスゲ平園地の花の開花状況とシロヤシオアカヤシオが開花しているとの情報にそれを撮るため。

孫たちの面倒もあるため、家内に了解を求めて出発したため、キスゲ平園地に着いたのはもう11時前になってしまいました。

この日は好天気の土曜日とあって、第1、2駐車場は満杯と思い、真っすぐ第3駐車場へと向かいます。

こちらも登山者や観光客で8割程度が埋まっていました。

カメラと支度を整えレストハウスへと向かいます。

レストハウス前にある自動販売機で飲み物を買い、いよいよ天空回廊を登り始めます。カタクリやリンドウの花は終わってしまい、天空回廊沿いには「キジムシロ」の花は多く見られますが、ほかにこれといった花は見当たりません。

シロヤシオアカヤシオはピークを過ぎた感じで、ほとんどがしぼんだり色褪せし葉の状態になっていて、期待していた写真は撮れないので予定を変更、丸山山頂を目指すことにしました。

日光連山

日光市内のだいやがわ公園からの日光連山の眺望です。
左から男体山(2,488m)、大真名子山(2,375m)、小真名子山(2,323m)、女峰山(2,438m)、赤薙山(2,010m)と一番右端に小さく見える山が丸山(1,689m)です。
今回はこの山に登りました。

日光霧降高原キスゲ平園地全景と丸山
これから、キスゲ平園地「天空回廊」を経由して丸山山頂をめざします。

トレッキング・登山コース案内標示板

天空回廊登り口

天空回廊のスタート地点です。
遠方の頂にごみ粒のように見えるのが、天空回廊のゴール地点、この階段をひたすら登っていきます。
往復約90分(キスゲ平園地ホームページより)

ちなみに、私が2018年11月に調査に協力し踏破した時間は30分でした。

sabuphoto.hatenablog.jp

 

バス停

天空回廊の登り口の脇には東武バスのバス停があります。
日光駅から大笹牧場行きと霧降高原行きのバスが出ています。

東武バス時刻表

霧降高原行き4月1日から11月30日までの運行
バス利用料金:JR日光駅~霧降高原 730円

霧降高原レストハウスと駐車場(手前から第1、2、3)

1階には案内所があり自然情報の案内、花や野鳥などの自然情報の展示、休憩所、トイレなどの設備が、2回には無料休憩所、レストラン「日光霧降珈琲」があり軽食をとることができます。
コインロッカーも設置されているので、荷物を預けて身軽に散策することもできます。

レストハウス前の第1駐車場は、普通車十数台しか止められないので、特にニッコウキスゲなどの花の開花時期には常に満車状態となってなかなか止めることができません。出る車両とタイミングが合えばいいのですが。
多くの人が長時間の滞在(見学)になるので。

トレッキングや登山をする人たちは朝早くから半日や夕方まで長い時間駐車します(基本的には第3駐車場に止める)。

第2駐車場も同様でなかなか空きスペースができません。
道路を隔てた第3駐車場が広いので、こちらのほうが比較的スムーズに駐車できます。

駐車台数:普通車164台、大型バス8台、障害者用5台

<霧降高原レストハウス
 定休日:なし、年末年始1月1日臨時開館
 開館時間:4月~11月 9時~17時 12月~3月 9時~16時
 入館料:無料

ニッコウキスゲ捕植地

ニッコウキスゲはまだまだで、見ごろは6月下旬から7月上旬にかけて花を咲かせ、園地全体を黄色に彩ります。

帰宅のため「天空回廊」を下りている最中に、ご婦人から「キスゲは咲いていますか」と声を掛けられ、「まだですよ、7月頃ですよ」と教えてあげました。

ニッコウキスゲを目当てに来られたのかな?

天空回廊Gポイント

ここは、まだまだ緩やかで多くの人が話を楽しみ、開花している花を観察し、景色を眺めのんびりと登っています。
足腰が弱く階段がきつい方は緩やかで歩きやすいう回路もあるのでそちらを利用するといいでしょう。
むしろ花やチョウなどの自然観察をするのには、う回路を利用したほうがより楽しめると思います。

園内マップ

天空回廊避難小屋

700段目の手前にある避難小屋
ここから階段は一気に急な階段となります。

空に向かって一直線にのびる階段は、まさに「天空回廊」という名のとおり天に登っていく感じです。
多くの人が途中途中で休憩をしながら登っています。

やっと1000段、ここまで何度足を止めたことか。

振り返るとこんな感じ。
避難小屋が豆粒のよう。

やっとゴールが見えてきました。

ようやく天に到着しました。
約1時間を要しました(写真を撮りながら、休憩をしながら)。


天から地上の眺め。

関東平野筑波山

関東平野筑波山(写真のほぼ中央)を眺望できます。
好天気でしたが、もう昼近くということで霞がかかりぼんやりとしか見えません。
天気の良い朝早くに来るといいそうです。
この写真は、オリンパスの写真編集ソフト「Workspace」を使用し霞を除去しました。

天空回廊のスタート地点、その先には大山牧場を展望できます。

KIRIFURI EARTH

空気が乾燥し澄んだ時期(冬)や早朝には、遠く太平洋、東京スカイツリー、富士山などが見渡せるそうです。


鹿の侵入を防ぐための柵です。
この回転扉を抜けて小丸山山頂(1,601m)に出ます。


小丸山の山頂に到着しました。
ここの稜線を真っすぐに行くと赤薙山(2,010m)へのトレッキングコースになります。
私の目的は丸山なので、この分岐を右へと進みます。


途中のピークから登ってきた経路を振り返ります。
急な稜線は、赤薙山へのトレッキングコースです。


山頂に向けて急な登りになってきました。
雪解けや雨によってトレッキングコースは流され、ぬかるみ荒れ、岩もゴロゴロして注意が必要で、ゆっくりと慎重に登ります。
実際に浮石(岩)に足をかけ危うく転倒するとこでした。

ようやく丸山山頂が見えてきました。

11時に天空回廊を登り始めて約1時間半、12時半に丸山山頂に到着しました。

山頂には、大小さまざま岩がゴロゴロしています。

好天気に、赤薙山(標高2,010m)とそこへ至る稜線(トレッキングコース)もはっきりと見え、気分も上々です。この裏に女峰山、男体山などの日光連山が聳えています。

丸山は、日光連山の一番東側になります。


こちらは日光市内です。

丸山山頂には高い木はなく360度の眺望が開けていて、多くのハイカーや登山者がベンチや岩に腰をおろし、休憩やお弁当をひろげて絶景を楽しんでいます。

小さな子供ずれの家族なども、結構気軽に登ってきて楽しんでいます。

この日も、私(数え年70才)よりも高齢と思われるお爺ちゃんとお婆ちゃんが、孫2人(男の子、女の子)を連れて登ってきました。その背中には女の子(5,6歳?)がリュックサックを活用しておんぶされていました。

そして、このご夫婦と単独で登ってきていたご婦人と、休憩をしながら山の話などをして十数分程度を過ごしました。

ご婦人は近くに住まいがあり、よく登ってくるそうで、日光連山赤薙山、女峰山、丸山への登山コースの状況、天候状況などの情報をを教えてくれました。

小丸山山頂(右)と展望台(左)をはっきりと見ることができました(ガスがかかって見えないことが多い)。


出会った人との会話を楽しみ、絶景を堪能し、疲れもとれリフレッシュできたのでレストハウスへ戻ります。
ここで、まだ一度も歩いたことのない「八平ヶ原」を経由してレストハウスに戻ろうかと思いましたが(孫を連れたご夫婦もこちらから下りてみようと言っていた)、ご婦人が荒れていると言っていたので、今回は来たコースを戻ることにします。
次くるときにはこちらのコースから登ってみようと思う。
また、赤薙山、女峰山へも登ってみたいと思う。
が、女峰山へは往復8時間ほどかかるとご婦人が話していた。
早起きが苦ってな私にはちょっと無理かな。


景色を堪能しながら「天空回廊」をのんびりと下っていきます。

 

ここからは、キスゲ平園地で咲いていた花の写真を掲載していきます。
シロヤシオアカヤシオはほぼ終わっていましたが、ヤマツツジが真っ赤な花を咲かせ、まだ蕾も見られました。
トレッキングコースにはスミレの花も咲いていました。

キジムシロ

シロヤシオ

ヤマツツジ

アカヤシオ

スミレ

山頂でフッと足元に目をやるとこんな昆虫が動き回っていました。

 

今月下旬ころには「ニッコウキスゲ」が咲き始めるのでその頃にまた訪れ、ニッコウキスゲの開花状況をお伝えしたいと思います。

【今回の登山データ】

 歩いた距離:3.63㎞
 時間:3時間16分
 平均ペース:54分3秒/㎞
 累積上昇高度:464m
 累積下降高度:442m
 歩数:8,094歩
 消費カロリー:475kcal