前編では、シャトルバスの停留所から花見山公園前観光案内所までの、ウォーキングトレイル(歩行者通路)沿いの桜の花をメインに撮った写真を紹介してきましたが、後編では本来の目的地「花見山」に入って撮った写真を紹介していきます。
友人に誘われ始めて訪れた一昨年は、綺麗に整備されたウォーキングトレイル沿いの私有地や畑に咲く美しい花々に魅了され、それを撮るのに夢中になっていて花見山に入らずに帰ってきました。
この時はここがすでに花見山と思っていたのですね。
知っている友人とは別々に写真を撮って歩いていたので、まだ花見山に至る経路上でしかなかったことに気がつかなかったのですね。
友人から「花見山の入口にいるんだけど、いま何処にいる?」と、居場所の確認の電話がきて、初めて違うことに気がつきました。
花見山入口の前まで来ていたのですが、大勢の人で友人の姿も見えずその先は行けないと思って、シャトルバス乗り場の方へ道路上を戻りながら写真を撮っていたのですね。
勘違いするほど、花見山だけでなくそこに至る経路・周囲も綺麗に環境保全がなされているのだなと思います。
その後友人と合流し、この後「三春滝桜」のライトアップを見る予定だったので、時間がなく「花見山」には入らずに後にしてきました。
昨年は臨時駐車場の場所に迷い、市内をグルグル走りまわり着いたのが遅くなり、ゆっくりと写真を撮っている時間が無くなり、シャトルバスの最終便に間に合わないと、30分コースを急ぎ足で回って帰ってきました。
今年は、臨時駐車場の場所にも迷うことなく、9時には到着できたので、花見山1周の60分コースをノンビリ、ゆっくりと写真を撮って歩くことができました。
ただ今年は、好天気の日曜日とあって大型観光バスで訪れた団体観光客で、花見山の山頂に至る狭い通路は大勢の人でごった返し、渋滞し思い通りの写真を撮ることができませんでした。
それでも福島の「桃源郷」を十分に楽しむことができました。
今年は友人が一緒に来れなかったのが残念です。
<花見山周辺MAP>
休憩処「花見亭」で櫛団子を食べ小腹を満たした後、花見山入口1番から順に5番の山頂まで登り 、花見山公園を1周する経路で写真を撮って歩きました。
花見亭から見た花見山
休憩処の「花見亭」では、大勢の花見見物の人たちが、食事や給水をとりながら一息入れていました。
私もここで串焼き団子とドリンクを買い花見山の花を見ながら一休みです。
串焼き団子美味しかったです。アユの塩焼きも食べたかったな。でも今回は団子だけで我慢だ。
「花見山公園」入口にある銅像
花見山公園とどのような関係があるのかはわかりません。
いよいよ1番の場所から花見山に登りはじめます。
このように入口から人・人・人で混みあっています。
ここで中国人らしき親子がカメラを構える私の前に立ちはだかり動こうとしません。
お父さんらしき人がカメラを構える私に気づきちらちらと見るのですが、一向にお構いなしで立ちはだかったまま、他の人たちはドンドン上へと流れていくのですが、別にここが絶景ポイントでも撮影スポットでもないのに、ただ立ち話をしてカメラを構えている私に気づきながら動こうとしない。
イライラして「どけ」と怒鳴りたい気持ちを抑え5分ほど”ジー″と我慢です。
なが~い、なが~い時間でした。
これが日本人なら気づいたら″サッ″とよけてくれるのですが。
実際、この日も他の場所ではご夫婦らしき旦那さんが、カメラを構える私に気づかず、前に立ちはだかった奥様らしき女性に注意を促し前を開けてくれました。
ただこの写真を撮りたいがために怒りを抑え″ジッ″と我慢していました。
できるだけ人の姿が入らないように手元まで引っ張てきましたが、この混雑の中、人の姿を完全に消すのは無理でした。
こんな立札が立っていました。地元福島出身の方でしょうか!?
自然や山・花を愛する優しい心を持つ人なんでしょうね。
この言葉に感動しシャッタを切りました。
見学コースはこのような渋滞状況です。
前に詰まっている人たちの頭越しに撮りました。チョッと人の頭が写り込んでしまいましたが自分なりにいいショットがとれました。
ベストポジションなど探している余裕やスペースなどありません。
左カーブになったところで、他の人の邪魔にならない端っこまで下がって撮りました。
MAPの3番のところでしょうか。ここから多くの人達は下って行ってしまうので、ある程度自分なりのベストポジションを探して撮ることができました。
花見山の山頂へと向かいます。
菜の花かな!? 黄色い花でつくられたハートのマーク。
恋人たちにとってはウキウキする感度の場所ですね。
吾妻連峰の吾妻小富士
まるで富士山をここに持ってきたかのよう。
雪に映えて美しい姿でした。
花見山山頂の様子。
好天の日曜日とあってこんなにたくさんの人があがってきています。
黄色いジャンバーを羽織った数人のスタッフの方が花見見物の人たちの対応にあたっていました。
日陰にはまだ雪が残っていました。
花見山入口まで下ってきました。
これから、知り合った女性に「花見山、吾妻連峰、福島市内が一望できるよ」と教えていただいた花見山の向かいにある山に登ります...物産ひろばの向かいにあるこの入口から入っていきます。
この案内標識が目印です。
こちらにいく人はほとんどいません。
頂いたガイドマップにもこの場所は載っていないので、ほとんどの人が知らないのでしょうね。
私も教えていただなければわかりませんでした。
見学の順路には入っていないので、帰りのシャトルバスに乗るためにこの前を″スッー″と通り過ぎてしまい気がつかないですね。
案内標識もほとんど目立ちません。
入ったところすぐにある桜が見事でした。
ここを左に曲がります。真直ぐ行ってみましたがこの先には何もありませんでした。
花見山の谷です。この谷をひたすら写真撮って歩いていたわけです。
谷の右側(花見山隣)の山です。
チュリップが咲いていました。
花見山の全景
吾妻連峰の全景
ここが教えていただいた花見山対面の山頂・・・というよりも展望の開けたピークという感じです。
見た目きつくは感じないですが、これが結構きつい上り坂です。
登る前に物産ひろばの売店の女性に入口を訪ねたところ、「きついですから気おつけて行ってください」と声を掛けられましたが、まさにそのとおりでした。
この日は暑かったこともあり背中にはジワーと汗が流れだしてきました。
私の前に登って行った家族らしい人はどこへ行ったのでしょうか人子一人いません私だけです。
福島市内とシャトルバスの乗降所。大型の観光バスがぎっしりと並んでいます。
シャトルバスの乗り場にはぎっしりと行列ができていました。
行列の最後尾に並びました。
行列は順調に流れイライラすることもなく乗車できました。
阿武隈川河川敷の臨時駐車場に帰ってきました。
帰路につく車両が出口に向かって車列を作っていました。
臨時駐車場の出口
阿武隈川と臨時駐車場の「あぶくま親水公園」
阿武隈川河川敷(あぶくま親水公園)の一般車両の臨時駐車場です。
普通自動車が数百台(!?)は停められる大きな駐車場ですが、この期間中は福島県内・外からの車で満車に近い状態となります(特に土・日・祭日)。
大きな広い臨時駐車場ですが、区画ごとにこのような番号標識が立てられているので、この番号を覚えておけば、帰りに数百台の中から自車を探して歩き迷うことはないと思います。
<花見山公園の環境整備協力金>
花見山公園周辺交通規制実施期間中は、花見山公園に入るには「花見山周辺環境整備協力金」として、シャトルバス乗車時に500円を支払います。
この協力金は、臨時駐車場や仮設トイレの設置、シャトルバスの運行、交通誘導員の配置、周辺の風景保全などの「花見山観光振興協議会」の運営に使われているそうです。
大型バス1台 10,000円
マイクロバス1台 5,000円
マイカー1人(小学生以上) 500円
2019年の交通規制実施期間 3月30日(土)~4月21日(日) 7:00~17:00
以上で花見山公園の桜の撮影行のレポートを終わります。
また来年も気の合う友人たちと一緒に訪れたいと思います。