暖かな快晴の日となった3月23日、桜の写真撮りを兼ねって、今年初めての御朱印をいただきに、栃木市の太平山神社へ行ってきました。
そろそろ桜が見ごろとなると思いカメラと御朱印帳をバッグに詰め込み向かいました。
太平山神社は、栃木市平井町の大平山県立自然公園の中心部をなす太平山(343m)にあります。
主祭神は瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)をはじめ、多くの神様をお祀りしています。
謙信平からは関東平野を一望でき、その先には東京都心の摩天楼がそびえ立ち、神社正面には筑波山を望むことができます。
新型コロナウイルス禍で不要不急の外出の自粛が叫ばれているさなか、訪れている観光客の姿も少なく、ほとんどが県内や近隣の在住者のようで、シ~ンと静まりかえっていました。
神社の桜も満開に近い状態でした。
太平山県立自然公園六角堂前から随神門に至る太平山神社の表参道
約1,000段の石段両側には、西洋あじさい、額あじさい、山あじさいなど約2,500株が植栽されていて、6月下旬から7月上旬(あじさい祭り)にかけて咲き、訪れる人を魅了させています。
こちらの右側(写真の外)の方には富士山を見ることもできます。
つつじが咲いていました。
謙信平の茶店の脇にある神社への参道
こちらは、階段と緩やかな登坂、距離も短い(約300m程度)ので、約1,000段のあじさい坂を上るより楽です。
太平山神社本殿と御神石の「撫で石」
「撫で石」を撫でて参拝すると霊験を授かると言われています。
神社正面には筑波山を眺望できます。
謙信平の茶店の前にある休憩処
この日は、暖かな陽射しが射していましたが、緊急事態宣言が発令されているコロナ禍のなか人の姿もまばらで、県内在住者と近隣の人たちでしょうか。
通常であれば、食事をしながら関東平野を眺め、のんびりと談笑する人たちで満席になるのですが。
左奥には展望台もあります。
「謙信平」の由来は、戦国時代に関東平定を競い対立した越後の上杉謙信と、小田原の北条氏康が、当時の大中寺住職虎溪和尚(こけいおしょう)の斡旋により、永祿11年(1568)9月、大中寺において和議を結んだ。
そのあと、上杉謙信は太平山に登り、兵馬の訓練を行い太平山上から南の関東平野を見渡し、あまりの広さに目を見張ったという故事から謙信平の地名が生まれたいわれる。
謙信平からは、関東平野と東京都心の摩天楼を眺望することもできます。
ショカツサイもあちこちで咲いていました。
太平山神社には、交通安全神社や子授け安産神社、商売繫盛など多くの神社が祀られています。
また、近傍には大中寺や清水寺などのお寺、ブドウ団地がありブドウ狩りなどを楽しむこともでき、太平山(おおひらさん 標高:341m)、輝石山(てるいしさん 標高419.1m)、馬不入山(うまいらずさん 標高:345.2m)を縦走するハイキングコースも整備され、これらの名称・史跡をハイキングで巡る多くのハイカー達の姿も見られます(標高は国土地理院の地形図より)。