サブやんの気ままなPHOTOライフ

山や川などの大自然、野鳥や昆虫などの動物、花などを撮るのが大好き。そんな被写体を気ままに撮っています。

紅葉が見ごろとなった戦場ヶ原・湯滝・湯ノ湖をカメラを片手に紅葉を撮り歩く

2022年10月16日(日曜)、カメラ(OLYMPUS OM-D E-M5MarkⅡ)を片手に、奥日光の戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖を湯元温泉まで歩きました。

前日の15日、友人の「フォト短歌展」の展示作業を手伝いに行き、その時に奥日光の紅葉が見ごろを迎えていて、快晴の好天気に「こんなことをやっている場合じゃないよな」と話していて、2人とも写真を撮りに行きたかった。

私は、ビジターセンターの方が会場を開けてくれるまでの時間、湯ノ湖で数枚撮ったのですが、写真と短歌の展示作業に時間を費やされ、紅葉の写真を撮ることができず2人とも消化不良状態でした。

私は、よく16日も休みをとっていたので紅葉の写真を撮りに行くことに。

紅葉の時期は、平日もいろは坂の渋滞、中禅寺湖周辺や戦場ヶ原、湯元温泉の駐車場はどこも早い時間から満車になり混雑するので、7時までには戦場ヶ原の赤沼駐車場につきたいので、早朝5時半に家を出発しました。

 

sabuphoto.hatenablog.jp

 

途中黒髪、明智平、龍頭の滝で写真を撮り、7時20分頃に赤沼駐車場に到着。

龍頭の滝駐車場は早くも満杯状態でしたが、赤沼駐車場はまだ5、6割程度しか埋まっておらず余裕で駐車をすることができた。

赤沼の駐車場はこの時点で気温4℃と寒く、手袋をしないと手も凍えてしまう。

今日の目的は、昨日撮ることができなかった小田代ヶ原、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖の紅葉を撮ること。

赤沼の駐車場に車を停め湯元温泉の「湯元ビジターセンター」まで歩いていくことに。

赤沼駐車場

紅葉のこの時期、奥日光は大変混雑するので湯元温泉の駐車場は、戦場ヶ原などで写真を撮っている間に満杯となり空きスペースがなくなってしまうので。

以前から一度歩きたかったコースです。

赤沼駐車場に到着後、トイレで用をたした後、情報センターでハイキングコースの状況、紅葉の状態、熊の出没状況などの情報を収集し車に戻り朝食をとる。

朝食と言っても、途中コンビニで買ってきたコッペパンとお茶(HOT)を飲んだだけ。このお茶を摂取したことがいけなかったのか(!?)、あとからとんでもないことに。

戦場ヶ原の最初の展望台で写真を撮っていると、急に下半身がもぞもぞと始まり。
まだ大丈夫と脚を先に進めますが、さらに強くなり限界が近くなり、小田代ヶ原のバス停(まだ2㎞ほど)に向かうか、湯元まで進むか(途中人気の少ないところでやってしまう)か悩み、その間にもどんどん限界が近づき判断を迫間れ、結局赤沼まで戻ることにし、急ぎ足で戻り赤沼茶屋前のトイレに駆け込みました。

用をたしてからまだ30分ほどしかたっていないのにこの状況。

やはり寒さのせいか。

往復約2㎞弱、すっきりしたところで再び目的地へと向かいました。

到着時寒かった気温も太陽が昇るにしたがい徐々に上昇し、動き回っている身体は、気持ち汗ばむ感じになってきました。

正午過ぎ、目的地の日光湯元温泉ビジターセンター「森のギャラリー」に到着、「フォト短歌展」を開催している友人と会い30~40分ほど休憩をとり、13時過ぎ今度は赤沼駐車場に向け国道を写真を撮りながらハイキングで真っすぐ下っていきました。

赤沼駐車場に着いたのは15時、約2時間ほどかかりました。

往路約4時間、復路約2時間のほぼ1日のフォトハイキングでした。

 

湯元ビジターセンター「森のギャラリー」

 

男体山と第1いろは坂の紅葉(明智平から)

 

明智平ロープウェイの紅葉

第2いろは坂ともに色づいてきてますが、ピークはまだ先ですね(10月16日現在)。

現在ロープウエイの駐車場は有料(1台500円 2021年7月1日から)となっていますが、ロープウエイの利用者は乗車券購入時に無料の駐車券がもらえます。

ロープウエイのの運行時間は、9時から15時、運賃は大人1000円(往復)です。
運行前の朝早い時間(6時半)なので駐車場に停めている車はありません。

道路を挟んで反対側にある県営駐車場(無料)に車を停めて、明智平からの眺望を楽しんでいます。

中禅寺湖の朝

朝6時40分頃、中禅寺湖に到着し湖畔を走っていると、奥日光の山々とそこにかかる雲、青く輝く湖面、湖畔の紅葉のコラボレーションに魅了され、車を停め撮りました。桟橋では若いカップルが、散歩をしながら朝の長閑な時間を過ごしていました。

心癒されるひと時です。

竜頭ノ滝橋の下流

竜頭の滝橋の上流側

 

竜頭ノ滝茶屋の駐車場は、朝7時前の時点ですでに満車状態、臨時の駐車場や手前の龍頭の滝下駐車場に車を停めて歩いている人もいます。
私はここをスルーし、竜頭の滝上駐車場へと向かいますが、ここもすでに満車状態、皆さん路肩に車を停めて橋の上から記念写真を撮ったり紅葉を眺めています。
私も同様に路肩の空いているスペースに車を停めて写真を撮りました。

ここは、パパっと数枚撮って本来の目的地「戦場ヶ原」と向かいます。

 

赤沼自然情報センターと低公害バス

赤沼の駐車場に到着。

ここはまだ朝早い時間のためか、駐車場5~6割程度でまだかなり空きがありました。
この時間はほとんどがイカー達で、それぞれに山に入るための服装や装備などの準備を整え、トイレで用をたし(小田代ヶ原バス停と千手ヶ浜にしかない)、自然情報センターでハイキングコースなど自然情報、特に熊の出没情報(目撃情報)を収集し目的地へと足を向けています。

一般の観光客の姿はほとんどありません。

低公害バスが車庫から出されました。
イカーや観光客を乗せるための準備をしています。
第1便の出発(08:10)までは、まだ約30分ほどあります。

第1便のバスが出発するころにぼちぼちと集まってくる。

戦場ヶ原、小田代ヶ原方面へ向かいます。
前を歩いているご夫婦らしき二人、ともにバズーカ砲を携えています。
野鳥撮影に向かうのでしょう。
すでに戻ってこられる方も何組かみられます。

このまま真っすぐ進んで小田代ヶ原に行くか、戦場ヶ原へ向かうか悩みます。

なぜなら、赤沼に車を置いて湯元温泉の湯元ビジターセンターへ、友人のフォット短歌展を見に行くつもりだったので。

出発前までは、小田代ヶ原経由で行くつもりでしたが、遠回りとなって時間もかかるので、戦場ヶ原を抜けて最短経路の湯滝方面へと向かいます。

湯川で鴨がのんびりと寛いでいます。

朝の陽射しを受けキラキラと輝く朝露

戦場ヶ原の最初の展望台に到着。

真赤に紅葉した草木が一面に広がり、その先には男体山大真名子山、小真名子山、三ツ岳などの日光連山が聳え、男体山に昇り始めた太陽が湿原の紅葉した草木を照らし、そこについた朝露がキラキラと輝いていました。

技量未熟でその素敵な光景をうまく表現できなかった(泣)

バズーカ砲を携えた野鳥撮影集団が何かを狙っています。
何を(野鳥)狙ているのか、ゴジュウカラノビタキ・・・!?

後ろから見たのですが、私には見つけられませんでした。

 

快晴の空にお月様がぽっかりと浮いていました。

青木橋

青木橋に到着
奥日光の湯川フィッシング解禁時期(5月1日~9月30日)には、たくさんのフィッシャーマンが湯ノ湖や湯川を訪れ湯滝から竜頭の滝に至る湯川のあちこちでフィッシングを楽しんでいます。
この青木橋周辺でもその姿をよく見かけます。

 

ここを左へ戻る方向に進むと小田代ヶ原ですが、私を真っすぐ湯滝へと進みます。
ここを200mほど進むと、右手に泉門池(いずみかどいけ)があり、その脇のう回路を進むと湯滝に出ます。

湯滝へのう回路

泉門池脇の湯滝へのう回路
2019年の台風19号の被害により、戦場ヶ原から湯滝へのハイキングコースは通行止めとなり、泉門池からのう回路が設けられました。


こちらの木道を行くと光徳牧場入口(国道)に出ます。
台風被害の前は、湯滝へ行く場合もこの木道を進みました。

熊除けの鐘

熊に人間の存在を知らせるための鐘です。
この鐘を鳴らすことにより、熊に「今から行くよ」と自分の存在を知らせ、突然の近接での遭遇を防ぎ(100%ではない)自らを守るものです。

私はこの道を通るのは初めてで知らないため、どれくらいの人が通る(私一人だけ⁉)のか不安だったので鳴らしました。

泉門池から湯滝までのこの道はハイカーが利用する程度で、歩いている人はいないと思っていました(この時点では私の他に女性が一人でした)。

でも、その心配をよそに湯滝方向からは普段着、街着スタイルの多くの観光客の姿があり、この状況に熊も出てこないかなと思いました。

 

湯滝の観漠台(滝壺)に到着しました。

紅葉の見ごろを迎えた勇壮な湯滝の流れ。

高さ:70m

長さ:110m

最大幅:25m

華厳滝、竜頭の滝と並んで奥日光3名瀑の一つです。

滝の斜面の岸壁は、湯川の流れをせき止めて湯ノ湖を形成した三岳の溶岩だそうです。

観漠台にはたくさんの観光客が、勇壮な滝の流れとピークを迎えた紅葉とのコラボレーションに魅入っています。
その中には、コロナの水際対策が緩和され外国人の方も多く見られました。

観漠台の休憩所
お店の前にはたくさんの人が並んでいます。

湯滝の有料駐車場

<駐車料金>
二輪車:1回200円
普通車:1回500円
マイクロバス:1回1000円
大型バス:1回2000円

12月上旬~4月上旬は無料開放(積雪時は駐車不可)

収容台数:普通車58台、大型車15台
営業時間:9時から17時

湯滝の上部に出るには、急傾斜の斜面に設けられているつづら折りこの階段を上っていきます。

湯滝の上へ上がってきました。
湯ノ湖から流れ出た水流が湯滝となって、勢いよく流れ落ちています。

湯ノ湖に架かる橋
ここから湯滝へと流れでています。
多くの観光客が空き地や路肩に車を停めて、湯ノ湖の秋「紅葉」を楽しんでいます。

湯ノ湖畔無料駐車場

湯滝上流部(湯ノ湖)の国道わきにある無料駐車場です。
国道わきの狭い駐車スペースで、駐車可能台数は普通車5,6台程度です。

そこには、県内外からの観光客がお構いなしに両路肩にビッシリと車を停めて、湯ノ湖と湯滝の紅葉見物をしています。
大型の観光バスなどがくると離合ができなくなり、通行の妨げとなっています。

写真を撮っている私の後ろにも駐車しています。
その数20数台でしょうか。

湯滝だけを見るなら、滝つぼに有料の駐車場があるのですが、紅葉の時期はその駐車場も満車となり、ここに車を停めてハイキングコースを下っていく姿も見られます。

フィッシングの解禁時期(5月1日から㋈30日)には、早朝から釣り人がこの空きスペースに車を停めてフィッシングを楽しんでいます。

 

湯ノ湖正面には、男体山(2,486m)が聳えたっています。

湯ノ湖は、三岳噴火で流れ出た溶岩によって湯川がせき止められできた堰止湖です。

この日も、湯元温泉(湯ノ湖)にはたくさんのハイカーや観光客が訪れ、湯ノ湖を巡り秋の奥日光を楽しんでいました。

周囲:2.8㎞

1周:約1時間

標高:1,487m

最大水深:12m

湯元温泉(湯の平湿原)からは湯が流れ込んでいます。

冬季には全面凍結し、毎年2月には海上保安庁の特殊救難隊が海難事故を想定した訓練を行っています。

 

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ハイキングマップ

今回歩いたコースは赤沼駐車場をスタート、自然研究路(ハイキングコース)に入り、最初の分岐を湯滝方向へ、湯川沿いに戦場ヶ原の写真を撮りながら進み、展望台、青木橋、泉門池(いずみかどいけ)を経由、う回路(地図の黒塗りの線)から湯滝へと向かい、湯滝から階段を登り湯ノ湖へ、湯ノ湖の西側を回り湯元温泉へと行きました。

帰りは、湯元温泉から国道を写真を撮りながら、赤沼まで下りてきました。

総歩行距離:約15㎞

総歩行時間:約7時間

左膝の故障で痛みを抱え、ず~とリハビリを続けているのですが、そのことを忘れ長い距離を長時間歩いてしまいました。

歩いている間、痛みは全く出ませんでしたが、あとからその付けがでてきました。
家に帰るとズキズキと痛みがでて次の日も。

やってしまた~!!

そしてその次の日には痛みが治まっていた。

リハビリにいき担当の理学療法士さんにその話をすると、心配しながらも痛みが治まってよかったと。

そして無茶をしないよう促されました。

総撮影枚数912枚でした。


2021.11.3 21:00 追記・訂正

帰路の国道を歩きながら、国道沿いの光景を撮った写真を掲載していなかったので、追記掲載しました。
普段は車で通過してしまい、あまり見ることができない光景を、ゆっくりと堪能することができました。

落ち葉が面白い形で集まり水面に浮いていました。
私は、お魚の形に見えますが、皆さんは何にみWますか?

光徳牧場入口

国道沿いの幸徳牧場への入口です。
この道を行くと、川俣温泉へと抜けられ、川俣温泉の間欠泉のところに出ます。
ただし、この道は道路幅が非常に狭く、普通車でも離合・すれ違いの困難場所が随所にあり、運転には注意が必要です。

 

赤沼駐車場に向け国道沿いを歩いていると、足元のわずかに残った花でチョウが吸蜜している姿が目に留まりました。

今年は、チョウの舞う姿をあまり見られませんでしたが、まさかこの場所でもうすぐ冬を迎える時期に、わずか数メートルの距離でセセリ、シジミチョウなど4種類のチョウに出会えるとは思ってもいませんでした。

これも車で通り過ぎてしまったらわからなかったです。

 

国道沿いからの戦場ヶ原の草紅葉

このころには、戦場ヶ原を雲が覆い始め男体山の山頂も雲に隠れてしまいました。

赤沼駐車場の情報センターを包み込む紅葉が綺麗です。