秋の空が広がった9月29日(日曜日)、「草紅葉」が見ごろを迎えたとの情報に、「小田代原・戦場ヶ原」へと足を向けました。
「草紅葉」が真っ盛りのころに訪れたことがないのと、入院中の友人にいち早く草紅葉に染まり始めた小田代原の情報を届けたく。
先週の日曜日は、たくさんの車、バイク、自転車などが奥日光の地を行きかい、駐車場も満杯という状況でしたが、今日は道路を走る車やバイクの姿も少なく、駐車場にもかなりの空きスペースがありチョッと拍子抜け。
カエデなどの広葉樹の紅葉には、非常にたくさんの人が押し寄せ大混雑するのですが、「草紅葉」にはあまり興味がないのでしょうか!?
道路だけでなく、小田代原・戦場ヶ原のハイキングコースでもあまり人を見かけなかったです。先週ほど。
下野新聞(県日光自然博物館)の情報によれば、今後の冷え込み次第により、10月初旬にピークを迎え下旬ころまで楽しめるということです。
湿原を彩っているのは、赤い「ホザキシモツケ」、黄色い「ヤマアワ」などです。
湿原を赤・黄・緑に染め上げる秋、自然が作り出す見事なキャンパスに魅了され、毎日でも何度でも訪れたいと思うのは私だけでしょうか。
8時40分赤沼の駐車場に到着
日曜日だというのに、駐車場は6割から7割程度が埋まっている状況で、まだたくさんの空きスペースがありました。
情報センターと低公害バスの赤沼車庫
駐車場の出入口には交通統制の警備員が待機しています。
時間は9時ですが大型観光バスはまだ1台も停まっていません。
情報センターの出入口は開いていましたが、奥の案内所はまだシャッターが下ろされていて案内は開始されていませんでした。
駐車場の脇に1本だけ「ツリガネニンジン」咲いていました。
<戦場ヶ原・小田代原MAP>
今回写真撮影で歩いたコース(黒い線)は、赤沼駐車場をスタートし、赤沼茶屋前の入口を入り「湯川赤沼橋」を渡り小田代原歩道を進み小田代原の展望台へ。
シダの葉が真赤に色づいています。
カラ松も色づき始めています。
小田代原展望台へ到着。空は真っ青、小田代原は赤や黄色に染まっている。
ここからは戦場ヶ原の草紅葉
谷地坊主(やじぼうず)の草紅葉
青木橋近くの「戦場ヶ原展望台」と「谷地坊主(やじぼうず)」の周辺には「リンドウ」がたくさん花を開いていました。
青木橋近くの戦場ヶ原の展望台。この場所に「リンドウ」が咲いていました。
「倒木と苔とキノコ」のコラボレーション。私の大好きな光景です。
「青木橋」で発見したキノコ。
湯川にかかる「青木橋」とその流れ。
赤い木の実。ナナカマドとは違うが。
小田代原の木道を歩いていたら、突然足元から「キジバト」が3羽飛びたち、目の前の木の枝にとまりました。そして足元の草むらを見ると、そこには2羽の「キジバト」が逃げる様子もなく、虫でもついばんでいるのでしょうか、草むらの中を歩きまわっていました。その距離2mほどです。
秋の気配、木道には枯れ葉がちりばめられています。
ここの「赤い川」は、小田代橋近くの赤い川と比べると、水の流れもなく淀みあまりきれいではないです。
赤沼駐車場に戻ってきた13時半頃には、大型観光バス専用の駐車場にも、観光バスのほか普通車も停められていました。
でもこの時点で普通車の駐車場所には、まだ10数台停められるスペースがあったので、一時的に混雑したのでしょうね。
私が「赤沼茶屋前」に出てきたときには、観光バスのバスガイドさんや引率の先生たちに先導された修学旅行の小学生が大勢きて、私たちと入れ替わるように戦場ヶ原のハイキングコースに入っていきました。
<日光第2いろは坂に関するお知らせ>
第2いろは坂、明智平~中宮祠(中禅寺湖)間は、今までは対面通行でしたが、10月1日(火)からは通年全面一方通行となります。
全面一方通行化をひかえた2日前の9月29日には、対面通行区(明智平~中宮祠)間には、写真のようにセンターラインに沿って工事用のコーンが設置されていました。
そして道路沿いには、まだカバーがかけられた新しい標識らしいものと、全面一方通行化を知らせる看板が随所に設置され全面一方通行化に向け動き始まっていることを感じさせられました。
2年にわたる紅葉シーズンにおける一方通行の社会実験、その結果から紅葉シーズンにおける渋滞緩和に効果があると判断し、今年から紅葉シーズンをひかえた10月から通年全面一方通行化に踏み切りました。
昨年のこの社会実験期間中に私はひどい目にあったのですが。
いずれにしても、今年の紅葉シーズンは朝早く(6時ころ)出発し、昼頃には第1いろは坂を下り渋滞を避けたいと思う次第です。
紅葉シーズンに限らず、今後日光(明智平)を訪れる方は、全面一方通行化を頭に置き、くれぐれも逆走して事故を起こさないようにご注意ください 。