梅雨が明けた7月30日、日光の霧降高原キスゲ平へ花やチョウなどの昆虫を撮りに行ってきました。
梅雨が明け青空とまではいかないもの、雲が多い晴れ間がのぞく夏空の天気となり、撮影の準備をして日光霧降高原へと車を走らせました。
日光連山(男体山、女峰山)には夏雲がかかり山頂は見えませんでしたが、霧降高原キスゲ平がある丸山には雲がかからず山頂も見えていたので、雨に降られる心配もなく写真が撮れると判断し「キスゲ平」へと向かいまいした。
実は前日にも行ったのですが、レストハウス内の案内カウンターで花の開花状況の情報を収集し外に出ると、雨がポツリ・ポツリと落ちてきました。
しばらく様子を見て撮影を決行、天空回路の階段を鹿進入防止柵の入口まで上がっていくと雨足が強くなり撮影を中止、駐車場の車まで戻るとバケツをひっくり返したような土砂降りとなりました。
間一髪のところで全身びしょ濡れになるのを防ぐことができました。
そして大事な愛機を雨から守ることができました。
この数日前にも訪れたのですが、やはり天候不良で帰宅し消化不良気味でした。
私がキスゲ平を訪れるのは「ニッコウキスゲ」が主な目的ですが、梅雨空が続きなかなか来れず、すでに「ニッコウキスゲ」は時期を失していましたが、この場所はニッコウキスゲだけでなく、これから夏の花が次々と開花してくるので、それらを撮りたいと思い訪れました。
またチョウなどの昆虫と花のコラボレーションも素敵です。
この日は)、前日の情報収取で得た「ヒメシャジン」を撮るため、真っすぐ天空回路の頂上1,445段目(この場所にしか咲いていない)を目指しました。
そしてそこから下りながら、「シモツケ」、「シモツケソウ」、「ヨツバヒヨドリ」、「ウツギ」、「イタドリ」などの花や「アサギマダラ」、「ヒョウモンチョウ」などの蝶、「アキアカネ」、「ゾウムシ」などの昆虫を撮って歩きました。
このような自分の好きなことをやっているときの時間のたつのは早いもので、「高原レストハウス」まで下りてきたときには、すでに午後4時近くになっていました。
この時には上空の雲もレストハウス付近まで垂れ下がり天空回路は見えなくなってきていました。
俗世間の煩わしさから解放され、心も癒され充実した1日でした。
花たちよ、昆虫たちよ、そして大自然よ私の心を癒し、和ませてくれてありがとう。
<シモツケ>
<ヨツバヒヨドリで吸蜜するセセリ>
<ヨツバヒヨドリで吸蜜するアサギマダラ>
<ヒメウツギに群がるジャノメ>
<ニッコウキスゲ>
見ごろの時期を過ぎ残っていたのは数株でした。
<クガイソウとタデハorヒョウモン?>
<シモツケソウ>
<クガイソウ>
<ホタルブクロ>
<シモツケ>
<ヨツバヒヨドリ>
< コバギボウシ>
<シュロソウ>
<イタドリ>
<アオヤギソウ>
<ノハナショウブ>
<オオバギボウシ>
奇妙なものを見つけました。なんだこれ???
私は花にはあまり詳しくないので、花図鑑などの資料を参考にしました。もし、間違っていたらご容赦を。
ここからは、キスゲ平園地の施設などについて簡単に紹介していきます。
キスゲ平園地の山頂(小丸山)にある展望台からの眺望マップです。
天気が良ければ、関東平野や東京スカイツリー、太平洋、富士山を眺望することができます。
ここにある「合言葉」を高原レストハウス内にある案内カウンターで告げると「登頂記念証」が頂けるようです。
1445段の天空回路の階段を上りきる自信のある方は是非挑戦してみてください。
老若男女問わず、時間がかかっても休憩をとりながら皆さん挑戦されていますね。
ここ展望台からの眺望は絶景ですから上りがいがあるというものです。
今回、私(66歳の高齢者)は約35分で上りきりました。
昨年11月に年齢別の所要時間の調査をやっていたので協力をして時間を計ったのですが、その時は写真を撮りながら約30分で上り切りました。
60代の平均値よりも速かったですね。
私の趣味は、マラソンやトレイルラン、ウォーキングをやること、そして写真で野山を歩きまわっているので、脚力にはある程度の自信がありますので(ごめんなさい私の自慢をしてます)。
でも今は、足の故障で写真以外の運動ができなくなっているので、脚力が落ちてしまい35分もかかってしまいました。
キスゲ平園地の全景です。
以前はスキー場だったようで、このような急斜面の自然公園になっています。
冬場は、子供の雪遊びやスノーシューなどに活用されています。
山の天気は変わりやすく、標高約1,400mの高地にあるキスゲ平は、今にも雨を降らしそうな怪しげな雲が垂れ込めてきています。
やっと天空回路の1,445段の階段を上り切りました。
小丸山山頂(標高1,601m)にある展望台に到着しました。
1,445段目から振り返ると、こんな絶景が広がっています。
まさに天から地を見下ろしているような感覚にとらわれます。
この東屋(休憩所)、700段目から急な階段が始まります。
ここまでは緩やかな階段とう回路になっています。
体力に自信のない方は、草花や昆虫などを見ながらう回路を利用すると楽ですよ。
トレイルランニングのトレーニングをしている40,50代位の男女が私の横を通り階段を下っていきました。
余談ですがこの場所は、毎年開催されるトレイルランニング大会「日光国立公園マウンテンランニング大会」のコースになっています。
実際の大会ではこの1,445段の階段を駆け上っていきます。
今年は第4回目の開催で、11月10日(日)に開催されます。
私も第1回、2回とエントリーしていたのですが故障で棄権(DNS)しました。
今年も無理な足の状態ですが、早く故障を直して走りたいコースです。
800段目から見上げた天空回路。まさに天に昇っていく感覚におちいります。
キスゲ平園地の「霧降高原レストハウス」です。
1階は、休憩・展示コーナーで案内カウンターがあり、ここで霧降高原の自然情報を入手できます。
休憩スペースと多目的トイレもあります。
2階はレストラン「日光霧降珈琲」があり、ここで軽食やお茶などをとることができ、無料休憩所、コインロッカーも整備されています。
「霧降高原レストハウス」前の東武バスのバス停です。
JR日光駅または東部日光駅からバスが出ています。
「霧降高原」行きか「大笹牧場」行きに乗り、約25分で「霧高原」につきます。
運行期間は4月1日から11月30日までです。
バス利用料金は720円です。
バスの運行時間については下記を参照してください。
アクセス / 駐車場|日光市霧降高原キスゲ平園地ホームページ
キスゲ平園地の「高原レストハウス」と第1、第2駐車場です。
この場所に駐車できるのは20数台程度でしょうか。
広い第3駐車場です。
駐車場は第1、第2、第3があり、全部で普通乗用車164台、大型バス8台、障害者用5台が止められます。
第1と第2駐車場は狭く、普段でも観光客やハイカーなどの登山者で、すぐに満車になってしまいます。
第3駐車場も、行楽シーズンやニッコウキスゲの見ごろの時期などは、満車状態となり空きまちの車列ができます。
24時間トイレも整備されています。
第3駐車場からキスゲ平園地へ移動するための道路下のアンダー入口です。
上から降りて車の見通しが悪く危険ですので道路を渡らないほうがいいでしょう。
この道路下のアンダーをくぐり抜けていくと第2駐車場に出ます。
ちなみにキスゲ平園地は、ドローンの飛行は禁止されていますので。
【追記】 8月17日
ヒメシャジンの花を入れ忘れました。