奥日光中宮祠の県営駐車場11ヶ所が令和6年4月1日から有料になります。
栃木県は、駐車場の適正利用や利用者負担による施設管理(トイレ清掃、修繕等)を行うため、奥日光中宮祠の中禅寺湖周辺の無料県営駐車場を有料にすることを決定しました。
県が県営駐車場の有料化に踏み切った理由は。
①行楽期に釣りや登山客が早朝から長時間駐車するため、日中の観光客が利用しづらいことが課題となっていたこと。
②駐車場内でのキャンプ行為や枠外駐車など不適切な利用も見られ、地元住民から有料化を求める声が上がっていたこと。
などがあります。
有料化の対象駐車場は、以下の11ヶ所です。
①湖畔第1駐車場
②湖畔第2駐車場
③華厳の滝第1駐車場
④華厳の滝第2駐車場
⑤二荒山神社南駐車場
⑥赤沼園地駐車場
⑦立木第1駐車場
⑧立木第2駐車場
⑨歌ヶ浜第1駐車場
⑩歌ヶ浜第2駐車場
⑪歌ヶ浜思いやり駐車場
駐車料金は、以下のとおりです。
【普通車】
①~⑥ 500円/1回・日 共通1日券1,000円
⑦~⑪ 6時間以内 500円/1回
6時間超 1,000円/1回
共通1日券 1,000円/1回
【二輪車】
① ③ ④ ⑥ ⑧ ⑨ 200円/1回・日 共通1日券400円
共通1日券は、1日の間に複数の駐車場を利用することができます。
駐車料金の日付切替時刻は午前4時で、午前4時から翌日の午前4時前までを1日として計算します。
湖畔第1駐車場、湖畔第2駐車場、華厳の滝第1駐車場、華厳の滝第2駐車場は、現行でも有料(普通車1回320円)ですが、国立公園内の多くの有料駐車場が500円であることから料金を統一するそうです。
駐車券の販売方法についての詳細は不明で1月下旬に知らせるようです。
観光シーズンには朝の早い時間から満車となり、日曜や休日・祭日(平日でも)には駐車スペースの空き待ちの車列ができます。
この駐車場は、戦場ヶ原、小田代ヶ原、千手ヶ浜など訪れる観光客やハイカーがよく利用する駐車場で、戻ってくるまで長い時間要するのでなかなか空きません。
釣が解禁されると釣りをする人が多く訪れ駐車するのでさらに混雑します。
混雑が予想されるときは、入口に警備員が配置され駐車統制をするのですが、いないときには枠外駐車や観光バス専用の駐車場にも駐車されているときがあります。
よく平日にも、県内外から遠足の小学生を乗せたバス(東京ナンバーをよく見かけます)が数台連ねて訪れるので、バスの駐車場に入りきれないときもあります。
下の写真は、昨年の6月に撮影した写真です。
観光バス専用駐車場(奥)に入りきらず、一般車の駐車場の通路で数台のバスが空くのを待っています。
国道に面した二荒山神社前の駐車場です。
ここは、20台程度駐車できるのですが、すぐ満車になり鳥居脇の芝生の空きスペースに数台駐車されていることがよくあります。
立木観音前にある歌ヶ浜第一駐車場と第二駐車場です。
ここは広い駐車場ですが、観光シーズンには朝の早い時間から満車になてしまい、出遅れていくと駐車できないことがあります。
ここも登山やハイキング、遊覧船に乗る人が駐車するので長い時間空かないことも。
歌ヶ浜の駐車場には、このような貼り紙がたくさん貼られています。
私もキャンピングカーが駐車されているのを見たことがあります。
キャンピングカーは大きいので1台で数台分の駐車スペースを占有してしまうので大変に迷惑します。
このような迷惑行為に地元の人も黙っていられなくなったのでしょうね。
私はよく奥日光を訪れるのですが、そのたびに駐車場以外の国道沿い脇の空きスペースにたくさんの車が駐車されているのをよくみます。
釣が解禁になると県内外から釣りをする人が朝早くから訪れ、中禅寺湖や湯ノ湖の周囲の国道沿いに車を停めて釣りをしています。
さらに湯ノ湖(湯滝の上流部)には観光客が道路の端に車を停めて、片側車線を塞いでいる状態も見られます。
奥日光交番のパトカーも通るのですが、見て見ぬふりでしょうか!?
私にはそう見えてしまいます。
特に取り締まる姿は見られません。
駐車禁止の標識もないですしね。
有料化によってどれほど変わるのでしょうか。
私は、変わらないような気がします。
2024.1.26 23:00 追記編集
有料化になる一部の駐車場の写真を追加・編集しました。