2021年9月20日敬老の日、昨日に続き今日も快晴の好天気となりました。
そろそろ紅葉の時期、那須岳に行くか奥日光に行くか迷いましたが、草紅葉が始まっている頃と思い、奥日光は小田代原に行くことに。
那須岳に行くにはもう時間が遅すぎたことも。
約3時間の道のり昼になってしまう。
好天に恵まれた祭日、かなりの混雑が予想される。
この日の朝、新聞を読んでいてこんな記事が目に入ってきた。
『「連休中日、観光地で渋滞」「緊急事態下、地元は複雑」日光・那須』
世界遺産「日光の二社一寺」周辺は午前中から社寺門前町など社寺方面に向かう車で渋滞。午前中から二社一寺門前町の国道119号などで渋滞が発生。社寺方面から日光宇都宮道路の日光インターチェンジまで車列が続いた。那須町の那須街道は、東北自動車道那須ICから同町湯本周辺まで混雑した。那須ロープウェイ山麓駅の約160台入る駐車場は午前中で満車になり、空きを待つ車も見られた。(下野新聞)
この日19日私は勤務で仕事中、緊急事態宣言が発令されているなかで、このような状況は予想もしていなかった。
この情報がなければ私は渋滞に巻き込まれイライラしていたことだろう。
ということで、この日私は日光宇都宮道路を経由し、奥日光小田代原を目指すことに。
日光市内を避けることで渋滞に巻き込まれることはなかったが、奥日光に至る経路の道路は観光目的の車、ツーリングをするバイク、サイクリストなどで、普段よりも大変に交通量が多く、目的地の駐車場「赤沼駐車場」は午前10時前すでに満車状態、空きスペースを探す、空くタイミングを狙っているのか、何台かの車が駐車場内を周回していました。
私は迷わず赤沼駐車場はあきらめ約1㎞程先にある三本松の駐車場へ。
思った通りにこちらは、まだまだ余裕で空いていました。
トイレで用をすまし、服装や食料・飲み物、撮影のためのカメラを準備し目的地の小田代原に向けて出発しました。
約2時間かけて小田代原に着くと、予想通りに草紅葉がはじまっていって、湿原を赤く染めていました。
ピークはまだですが、来週あたりには見ごろを迎えそうです。
三本松の駐車場をスタートします。
大型観光バスの駐車場には、観光バスの姿は1台もありません。
代わりに一般車両やバイクが停められています。
一般車両の駐車場所もまだかなり空きがあります。
こちらは、赤沼(ハイカーなど長時間駐車)と違って、食事やお土産、トイレ休憩など、またすぐそばの展望台で戦場ヶ原の眺望を楽しみ、数分から十数分で戻ってきて、次に移動する人が多いので、駐車場の回転率はいいです。
しかし、紅葉がピークを迎えるころは状況が一変、ここも満車状態となり、道路わきなど空きスペースに停める車が多数見られます。
三本松駐車場をスタートし、国道120号線を湯元温泉に向けて10分ほど歩いてくると、光徳入口のバス停があります。この先にあるハイキングコースを入っていきます。
ここが、戦場ヶ原へのハイキングコースの入口です。
ここから小田代原までは約1時間半の道のりです。
今回の予定は、ここから小田代原に目指し、草紅葉の写真を撮り、左回りで赤沼を経由、小田代原・戦場ヶ原をグルーと1周し三本松に戻る計画です。
これ、何ていうキノコ!?
食べられそう。
苔むした枯れ木に生えていました。
ここから先は木道が整備されていて、老若男女、小さな子供連れにも大変に歩きやすく、ハイカーだけでなく一般の観光客なども、普段着のままで気軽に入っていきます。
この日も数グループと出会いました。
この場所には、熊に人間の存在を知らせるための鐘が設置されていたのですが、久しぶり(2年ぶりくらいかな)に来たらありませんでした。
この先にも数か所ありましたがなくなっていました。
私が見落としていた??
森を抜け、戦場ヶ原を一望できる場所に出ました。
湿原の先には、男体山、太郎岳、山王帽子山、帝釈山、三岳などを見渡すことができ、秋色に染まり始めた湿原の草花など絶景ポイントです。
日光のネイチャーガイドさんを中心に、10人ほどの自然観察グループが、ところどころでガイドさんに戦場ヶ原の自然の説明を受けながら歩いていました。
写真を撮りながら歩く私は、このグループと何度も抜きつ抜かれつで、そのたびに気持ちよく挨拶をしてくれました。
バズーカ砲(超望遠レンズ)を持って野鳥撮影をしている同年代くらいの男性とも出会い、話をさせていただきました。
これは赤川です。
穏やかな湯川の流れ。
いたるところで釣り人が糸を垂れています。
湯滝方面への分かれ道。
真っすぐ行くと湯滝・湯ノ湖ですが、台風19号で被害を受け、いまだに通行止めになっています。
小田代原は、ここを左へと行きます。
来た方向へ折り返すようにこの階段を下りていきます。
階段を降りるとそこは湯川にかかる小田代橋、カワマスの産卵場所になっています。
ここも釣り人が入っていますが、この日は見られませんでした。
引き続き小田代原に向けて歩いていきます。
泉門池に到着しました。
鴨がのんびりと泳いでいます。
たくさんのハイカーや観光客がベンチで休憩し食事をとっていました。
自然観察のグループも来ました。
私のこの足下から水が湧き出ています。
泉門池にある台風19号で通行不能となった湯滝方面へのう回路です。
赤沼・竜頭の滝と小田代原への分岐
小田代原が目的地なので右側へ行きます。
小田代原方面に向かう人はめっきりと減り、ハイカーくらいで、一般の観光客はほとんどいません。
小田代原までのこの道を歩いていたのはこの日は私一人。
家族連れらしい普段着姿の家族とすれ違っただけです。
小田代原の入口に到着しました。
小田代原はこのように湿原全体が柵で囲まれています。
これは、鹿の食害から湿原を守るための防護柵です。
一見すると、鹿が簡単に押し開けられそうですが、鹿が侵入できないよう、そこはちゃんと工夫されています。
ウスヒラタケというキノコのようです。
広葉樹の倒木や切り株に多く発生、汁物、煮物、揚げ物にして食べられるそうです。が、毒キノコのスギヒラタケに似ているので食べるときは注意が必要ということです。
わたしには美味しそうには見えません。
食べようとは思いませんね。
忙しく飛びまわり、なかなか花などにとまってくれないので、カメラで追っかけまわしながら、ようやく撮れました。
ヒョウモンチョウは、忙しく飛びまわることなく、かれたアザミの花にとまってくれていたので、じっくりと写真を撮ることができました。
小田代原の展望台に到着です。
見ごろはまだですが、ホザキシモツケなどが秋色に染まり始めていました。
正面には「貴婦人」も望むことができ、草紅葉とのコラボレーションが素敵です。
展望台のベンチでは、ハイカー達が雄大な大自然の眺望、秋を知らせる草紅葉を楽しみながらゆっくりと食事・休憩をしていました。
私も我慢をしていた用足しをして、ここで食事・休憩をします。
戦場ヶ原・小田代原には、自然保護の観点からトイレはこの場所にしかありません。
低公害バスが緊急事態下の運行休止になっていたので、一般の観光客の姿はほとんどありませんでした。
赤沼に向けて出発します。
ここから先は、これといって撮るものがなく足早に歩いていきます。
赤沼駐車場まであと少しの湯川赤沼橋に到着です。
ここまでくると一般の観光客の姿も多くなります。
赤沼駐車場まであと数百メートル、ホットします。
赤沼駐車場に到着しました。
赤沼の駐車場はこのように満車状態で、止めるところがなくなった人たちは、情報センター前の大型観光バスの専用駐車場に車を止めています。
緊急事態宣言が出されているなかで、大型観光バスの姿は1台もありません。
緊急事態宣言が出されているため、情報センターはクローズされ、低公害バスも運行を停止しています。
当初は、ここに車を止める予定でしたが、満車で止められなかったので、さらに1㎞程先の三本松駐車場に向かいます。
国道120号線から見る戦場ヶ原の草紅葉です。
戦場ヶ原を貫く国道120号線は、観光を目的とした車やツーリングをするバイク、サイクリストなどがひっきりなしに行き交っていました。
つい数日前、湯元温泉に秋を撮りに来たときはガラガラでしたが。
三本松に向かって歩いていると、歩道に一匹のチョウが地面におりていました。そばに行っても飛び去らずジッとしています。
「死んでる」と思い翅をつかむと生きていました。
踏まれないように草むらの方によけると、翅をパタパタとさせそのまま地面に落ちってしまいました。
もう、飛ぶ力もなく命が終わる寸前のようです。
さらに2mほど先にもう1匹横たわっていました。
こちらは完全に息絶えていました。
私自身も急に疲れが出てきました。
車が停めてある三本松まであと200~300mほどです。
やっと三本松の駐車場に着きました。が、疲れているけどもこの左にある戦場ヶ原の展望台に寄ることに。
ここの展望台からは周りの木々に遮られ、この程度しか見ることができません。
戦場ヶ原の雄大な景色を見ようと思ったら、この向こう側にあるハイキングコースの展望台に行くしかないです。
ほかの観光客の人たちも足早に立ち去っていきます。
このお店のテラスでは、若いカップルなどがアイスなどを食べて寛いでいました。
この日は、標高1300mの高原も暑かったです。
三本松駐車場の食事処の脇でコスモスが鮮やかな色彩を放っていました。そばに行くとミドリヒョウモンと蜂が花から花へと舞いながら蜜を吸っていました。
三本松園地の駐車場
左側は、大型観光バスの駐車場になっていますが、緊急事態が発令されていることで、大型観光バスの姿は1台も見られません。
戦場ヶ原・小田代原を1周してここに戻ってくるまで、約9.4km、4時間15分の写真撮影行でした。
好天に恵まれ、風もなく穏やかな大自然を十分に楽しみ満喫することができ、心癒され心身共にリフレッシュした一日でした。
家に帰ると疲れて居間のソファーで横になりしばらく眠てしまいました。
ここからは、小田代原に来るまでのできごとのおまけ記事です。
よかったら見てください。
龍頭の滝入口の信号では渋滞しています。
普段はこんなことはないのですが、大げさに言うと、滝が紅葉を迎えたころのような混雑です。
赤沼駐車場への入口は、対向車でなかなか右折できません。
緊急事態宣言が発令されているとは思えないような交通量です。
駐車場は満車状態で停めるところがなく、この先の三本松に向かいます。
午前、小田代原に向かっているときはたくさんの釣りボートが浮かんでいたので、何があるのだろうと思っていましたが、帰宅するこの時は、たくさんのスワンボートが浮かんでいました(ちょっとわかりにくい)。
この日の午前8時、中禅寺湖のワカサギ釣りが解禁になり、大勢の釣り人がボートで湖面に繰り出したそうです。
ここ日光の料金所でハプニングが起きてしまいました。
写真で見てお分かりのとおり、私は一般車両(ETC車以外)のレーンに進入しよとしています。私の車両はETC搭載車両です。
何にも考えず前の車の後ろにつけてしまいました。
「何やってんだ」「なんで前に進まないんだ」と、そしてフッと気づきました、ゲートが開いていません。前の車は精算機で料金を払っています。
アッ~しまった!!
一般車両のレーンに入ってしまった。すぐバックすればETCのレーンに入れたのですが、後方からETCレーンに入る車を見て躊躇し、前の車が進行したの見て前に車を進め精算機の前でストップ、この前でどうしていいかわからず焦りパニック状態に陥てしまいました。
私の車はETC搭載車、ETCカードもすでにセットしてある。
このカードをどうしたらいいんだ???
精算機からは「料金を入れてください」と何度もせかされる。
パニック状態に陥ている私は、焦って小銭入れから料金150円を取り出そうとするが、車内に金をばらまいてしまう。
やっとの思いで料金を投入しゲートを通過しました。
料金を収集する人がいればこんなパニック状態にならなかったと思う。
ゲートを通過してフッと思った。
これって二重払いになるの。
ETCカードからも料金がひかれるの?
ETCゲートを通過していないのだからひかれないよね!?
どうなるんだろう!?
ここは何度も利用しているのになぜこんな間違いを起こしたのだろう。
路面やゲートに標示されているETCレーンの案内や前の車が止まっているのを見ればわかるのに。
その答えは簡単です。
運転しながらこんな写真を撮るのに集中していたから。
あほんだら・・・(泣)
日光連山がこんなにはっきりと姿を見せるのは何日ぶり、いや~何か月ぶりかな!?
いや~。それにしても緊急事態宣言がほんとに出されているのだろうか。
そんなに思てしまう、県内外からのたくさんの車と観光客の姿でした。
私もそうですが、多くの人たちがコロナ慣れしてしまったようです。
16日には、湯元温泉に秋を撮りに行ってきました、前後してしまいますが後日アップしたいと思います。